室内を背景に緑色の枠に囲まれた「聖籠町幼児教育センター」の看板の写真

聖籠町幼児教育センター設立の目的

  幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う大切な時期であり、その特性に応じた充実した教育が求められています。また、近年の核家族化や情報化の進展など、子どもを取り巻く環境が大きく変化している中で、幼児教育の重要性はますます高まっています。

 こうした背景を踏まえ、聖籠町では「子どもの興味・関心を刺激し、無限の可能性を育む幼児教育の推進」を掲げ、質の高い教育を提供するため、令和2年4月に聖籠町教育委員会内に『聖籠町幼児教育センター』を設立しました。

  本センターは、遊びを通じた学びを充実させることを目的に、保育者への研修機会の提供や助言、必要な情報の提供、さらには園小の接続を意識した教育の推進を行っています。特に、5歳児から小学校1学年の2年間を中心とした架け橋プログラムを通じて、幼児教育と小学校教育の円滑なつながりを築き、子どもたちが小学校へ進学する際の不安を和らげ、スムーズな学びのつながりをサポートします。これにより、地域全体で一貫した教育体制を構築し、子ども一人ひとりの成長を支えていきます。

  また、園小の連携体制の構築を進めることによって、教育機関間での情報共有や協力を深め、幼児教育の質の向上を目指しています。

聖籠町幼児教育センター4つの機能

 1.町立幼稚園・私立認定こども園訪問による指導・助言

   〇保育参観を通して教育・保育内容について指導・助言

   〇園の課題などに対応した相談や支援体制づくり

 2.教職員研修による人材育成

   〇幼児教育の質の向上に向け、園のニーズに応じた各研修の企画・実施

     ・管理職研修会

     ・研究保育協議会

     ・指導力向上研修会

     ・特別支援研修会

     ・オンライン研修会 等

   〇キャリアステージに応じた教員養成指標の作成と研修の推進

 3.幼児教育に関わる調査研究と情報提供

   〇保育者の指導力向上につながる参考資料の作成と提供

   〇聖籠町の幼児教育の推進に向けたリーフレットの作成と園・家庭への配付

   〇先進的な取り組みをしている幼稚園の視察と伝達講習

 4.幼児教育と小学校教育の円滑な接続の推進

   〇円滑な接続について検討する関係者協議会の開催

   〇「聖籠町接続期カリキュラム」の作成
      各園と小学校のアプローチ・スタートカリキュラムの実施状況の確認と改善

   〇「聖籠町架け橋期カリキュラム」の作成と自園・自校化の推進

   〇園・小学校合同「研究保育協議会」「保育・授業参観」「合同情報交換会」等の開催

幼児教育リーフレット

リーフレット

幼児教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、小学校以降の教育の土台となるものです。 幼児教育センターでは、幼児教育から小学校教育への学び育ちのつながりや、育てたい力を掲載したリーフレットを作成いたしました。 このリーフレットでは、幼児期から小学校への接続期に育てたい力を「生活する力」「かかわる力」「学ぶ力」の3つの視点からとらえ、具体的な教育活動として記載してあります。

聖籠町幼児教育センターの取り組み

令和5年度

令和4年度

令和3年度

令和2年度

この記事に関するお問い合わせ先

教育未来課
新潟県北蒲原郡聖籠町大字諏訪山1635番地4
電話番号:0254-27-2111(代表)