町では、平成30年度に厳しい財政状況を踏まえ将来の課題に対して持続可能な対応を図るため、時代に即した行財政の見直しとそれによる行政サービスの効率化による充実に加え、将来の蓄えを確保するため有識者会議を組織し「行財政改革」を断行しました。
この改革の視点のひとつが、「冬季中学校バスの運行方法の見直し」であり、その見直しに際しては「小学校児童の通学のあり方についても検討」することとされております。
 これを踏まえて、令和元年12月に「聖籠町立小学校児童の通学のあり方検討委員会」を設置し、小学校児童の通学のあり方について検討が行われました。

聖籠町立小学校の通学の現状

  1.  登下校ともに、通学班編成での徒歩通学を基本としているが、特別な事情があるなどの理由で一部地域においては小学校の低学年児童(1,2年生)を対象に次のような対応を行っている。
    1.  遠距離通学などの低学年児童は、循環バスを利用して通学をしている。
    2.  個別要望(遠距離且つ少数により班編成が組めないなど)への対応として、循環バス・こども園バスなどを利用して対応している。
  2.  徒歩通学以外の対応状況
    •  蓮野学区
       旧藤寄分校の低学年児童(1・2年生)が町循環バスを利用して通学。
    •  山倉学校
       小規模集落且つ近隣に集落が無く、登校班を組めない四ツ屋・本三賀・蓮潟新田の低学年児童(蓮潟新田については、冬季間のみ6年生まで)が町循環バス・こども園バスを利用して通学。
    •  亀代学区
       特別対応の実施は無し。

聖籠町立小学校の通学をめぐる情勢

  1. 保護者などから、スクールバスの運行を求める要望が上がっている。
  2. 平成31年2月に「聖籠町行財政改革大綱」が取りまとめられ、中学校の冬季バス事業についての検討が求められ、その際は小学生の通学のあり方についても検討することが求められた。
  3. 近年、各地において通学時での事件・事故により、通学時における不安が増大している。
  4. 教材が増えたことにより、重いカバンを担いで徒歩通学をしている。

以上により、通学の現状・通学をめぐる情勢から場あたり的な対応とならないため検討委員会を設置し、通学のあり方について検討することが必要になった。

検討委員会より、報告書が町教育委員会に提出されました

 小学校児童の通学のあり方を検討するにあたり、各小学校長のほか有識者・こども園代表園長・各小学校PTA組織・中学校PTA組織・各小学校学校運営委員会組織・各こども園愛児会組織・町交通安全母の会組織の、学校等に関係する立場の町民の方々から検討委員会の委員として組織していただき、令和元年12月から令和2年3月にかけて6回にわたり協議・検討をした結果として、報告書が提出されました。

検討委員会の経過

第1回

日時 令和元年12月26日(木曜日)午後7時から

会場 聖籠町役場大会議室(役場庁舎3階)

内容

  1. 町立小学校児童の通学のあり方について

会議資料

第2回

日時 令和2年1月6日(木曜日)午後7時から

会場 聖籠町役場大会議室(役場庁舎3階)

内容

  1. 第1回検討委員会のまとめ
  2. 通学のあり方についての検討

会議資料

第3回

日時 令和2年1月30日(木曜日)午後7時から

会場 聖籠町役場大会議室(役場庁舎3階)

内容

  1. 論点・議論の方向性

会議資料

第4回

日時 令和2年2月13日(木曜日)午後7時から

会場 聖籠町役場大会議室(役場庁舎3階)

内容

  1. 今後の流れ
  2. 意見の取りまとめの方向とその課題への考え方

会議資料

第5回

第6回

日時 令和2年3月30日(月曜日)午後7時から

会場 聖籠町役場第2会議室(役場庁舎3階)

内容

  1. ニーズ調査結果に基づく確認について
  2. その他

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

子ども教育課
新潟県北蒲原郡聖籠町大字諏訪山1635番地4
電話番号:0254-27-2111(代表)