今日のあなたが明日のあなたをつくる、女性のライフコースヘルスケア
健康課題は、ライフステージごとに異なっており、加えて現在の健康状態は、これまでの自らの生活習慣や社会環境等の影響を受ける可能性があることや、次世代の健康にも影響を及ぼす可能性があるものであり、胎児期から高齢期に至るまで人の生涯を経時的に捉えた健康づくり(ライフコースアプローチ)の観点も取り入れることが、「誰一人取り残さない健康づくり」には重要です。
特に、女性のこころとからだは、女性ホルモンの影響を受けるため、各ライフステージの過ごし方について考えるときは、ホルモンサイクルによって起こりやすい健康課題についてきちんと視野に入れておく必要があります。
注釈:ライフコースヘルスケア・アプローチとは、胎児期から老年期まで連続した視点でトータル的に健康課題を捉え、生涯にわたるQOL(生活の質)の向上を目指す考え方。個人の人生の道筋と健康状態を関連付けて管理していくこと。

女性のための「健康せいろう21」生涯、健康に暮らせるまちをめざして
若年女性のやせを減少させる
多くの女性が持つ「やせ願望」や「ダイエット指向」で、偏った食生活や極端なダイエットを繰り返すことは、将来の骨粗鬆症等の健康問題のリスクを高めます。また、若い女性や妊婦の「やせ」は、次世代のこどもの生活習慣病の発症リスクを高めることも危惧されています。適切な体形についての認識不足、「やせているほうがいい」といった価値観、様々なダイエット情報の氾濫などが女性の「やせ」が減らない要因になっています。
脂肪細胞からは、からだの機能が正常に働くためのホルモンが出ています。子宮や卵巣が正常に働くためには、体脂肪が必要!つまり適正体重を保つことが重要!
妊娠中の喫煙・飲酒をなくす

たばこに含まれる有害物質は卵巣機能を低下させ、卵子の質にも悪影響を与えます。また、喫煙女性は、閉経が早まることにより生殖期間が短くなることが知られています。妊娠中の喫煙は、妊婦のみでなく胎児の発育に対する悪影響も心配されます。喫煙している妊婦は、非喫煙妊婦と比較し、早産や流産、死産や生後1週間以内の赤ちゃんの死亡の危険性が高くなっています。さらに、生まれた赤ちゃんが「低出生体重児」となるリスクは約2倍になります。また、前置胎盤や胎盤早期剥離など、妊婦と胎児双方にとって命の危険に関わるトラブルが生じる危険性が高くなります。
妊婦が飲酒すると、アルコールは血液・胎盤を通して胎児に届いてしまいます。妊娠中の飲酒も早産や流産、死産などとの関連が指摘されており、さらに妊娠高血圧症候群や胎盤早期剥離などについても飲酒との関連を示唆する報告があります。胎児への影響としては、「胎児性アルコール症候群」があり、妊娠中の飲酒によって赤ちゃんに発育の遅れ、中枢神経の障害が生じます。治療法はなく、妊娠中の飲酒はしないことが唯一の対処法です。
こども家庭庁「はじめようプレコンセプションケア」(喫煙による健康や妊娠への影響とは?)
こども家庭庁「はじめようプレコンセプションケア」(お酒は赤ちゃんに影響する?)
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒する女性を減らす

女性の生活習慣病のリスクを高める量とは、純アルコール1日20グラム以上であり、令和5年度健康に関する町民アンケート調査では成人女性の11.8パーセントが該当しました。女性の多量飲酒は、男性と比べてはるかに少ない量・短い期間であっても、内臓障害やアルコール依存が深刻化しやすいという大きな特徴があります。しかしその背景には、単なる嗜好だけでなく、働く女性の増加、仕事を持ちながらの家事や育児、孤立感の増加など社会的要因と心理的要因が慢性的に存在していることに加え、「女性向け」製品が多様化し、女性が手に取りやすいアルコール飲料が市場にあふれ、飲酒に対するイメージが大きく変わってきていることも日常的な飲酒習慣につながっています。
ここからはじめよう
あなたの食習慣は、次世代(こども・孫…)の習慣や健康状態にも大きく影響します。あなたの今日の食事は、将来のあなたの身体・骨・筋肉を作っています。もう一度食生活を振り返ってみましょう。
あなたは女性ホルモンの影響で、歯のトラブルを抱えやすいのです。口腔ケアと禁煙を!よく噛んで食べる、よく声を出すなどがアンチエイジングに!
あなたのその飲酒量は、臓器障害や依存、乳がんや胎児性アルコール症候群などのリスクがあるかもしれません。自分の飲酒状況を客観的に振り返り、アルコールに頼らないストレス発散方法も見つけましょう。
あなたの心は女性ホルモンにも左右されています。大きなライフイベントと女性ホルモンの影響が重なり、こころの不調を感じることも多いかもしれません。そんなときこそ、あなたのそばに話を聴いてくれる人がいます。
あなた自身の健康に関心を持っていますか。定期的な健康診断・がん検診は、あなたの人生、家族の人生を守るため。
この記事に関するお問い合わせ先
保健福祉課(聖籠町保健福祉センター内)
新潟県北蒲原郡聖籠町大字諏訪山825番地
電話番号:0254-27-6511
