環境用語について
(大気関係)
・人の健康を保護し、環境を良好に保つため維持することが望ましい基準として環境基本法に定められたもの。行政上、維持・達成するべき目標となるものです。
・環境基準はその地区の利用目的にあわせて類型が指定されており、その類型ごとの環境基準の値が定められています。
・環境基準は、大気の他、水質、土壌、騒音の4公害について定めることとなっており、現在は土壌を除く3公害について定められています。
・石油等の化石燃料が燃焼する際、それらの中に含まれる硫黄(S)が空気中の酸素(O2)と結合し、二酸化硫黄が発生します(亜硫酸ガスともいう)。
・主な発生源は、工場・ビルのボイラーやディーゼル自動車などです。
・のどや肺を刺激し、気管支炎などの健康被害を引き起こすことがあります。
・物が燃焼する際、燃料や空気中に含まれる窒素(N)と酸素(O2)が結合して、一酸化窒素や二酸化窒素といった窒素酸化物が発生します。
・主な発生源は、工場・ビルのボイラーや自動車などです。
・のどや肺を刺激し、気管支炎などの健康被害を引き起こすことがあります。
・酸素不足の状態で物が燃焼すると、必ず発生します。
・無色無味無臭の気体で、皮ふ・粘膜にも刺激がなく感覚的に感知することはできません。
・血液中のヘモグロビンと結びつき、酸素の供給を阻害して神経系に影響を与えます。
・大気中に浮遊する粒子状の物質のうち、その粒径が10μm以下の物質をいいます。
・主な発生源は、土壌の舞い上がり、海からの塩粒子等の自然物や、鉱石業、工場、ディーゼル自動車の黒煙等があります。
・粒子が小さく沈降速度が遅いため、気管に入りやすく気管支炎などの健康被害を引き起こすことがあります。
・大気中の窒素酸化物(NOx)が強い紫外線を受けて炭化水素(HC)等と光化学反応を起こすことで、オゾン(O3)を主成分とする光化学オキシダントが発生します。
・目やのどを刺激したり、頭痛やめまいを引き起こすことがあります。
・多くは、工場などの高熱処理工程より発生するものです。
・低濃度でも、植物に対し大きな影響を与えることがあります。症状としては、植物の葉の先端や周辺部の葉焼などが現れます。
・大気、水質等に含まれる物質の濃度をあらわす単位で、100万分の1を1ppmといいます。
・大気、水質等に含まれる物質の濃度を表す単位で、10億分の1を1ppbといいます。
・ppmの1000分の1。
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