平成30年第3回聖籠町議会定例会会議録
平成30年第3回聖籠町議会定例会会議録(第2号)
会期第2日目
平成30年9月11日(火)午前9時30分開議
1.開議の宣告
1.議事日程
日程第1 議長不信任の動議
日程第2 一般質問
○出席議員(14名)
1番 宮 澤 さ や か 君 2番 小 川 勝 也 君
3番 長 谷 川 六 男 君 4番 渡 邉 豊 君
5番 青 木 順 君 6番 田 中 智 之 君
7番 松 守 雄 君 8番 宮 澤 光 子 君
9番 五 十 嵐 利 榮 君 10番 中 村 恵 美 子 君
11番 小 川 益 一 郎 君 12番 須 貝 龍 夫 君
13番 小 林 政 榮 君 14番 田 村 冨 美 男 君
(副議長) (議長)
○欠席議員(なし)
○地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
町 長 西 脇 道 夫 君
教 育 長 近 藤 朗 君
選挙管理委員会
長 谷 川 進 一 君
委 員 長
地方創生戦略監 夏 井 智 毅 君
会 計 管 理 者 佐 久 間 雅 之 君
総 務 課 長 橋 淳 君
税 務 財政課長 池 田 弘 幸 君
産 業 観光課長 渡 辺 俊 晴 君
ふ る さ と 飯 田 一 雄 君
整 備 課 長
生 活 環境課長 藤 田 正 之 君
東 港 振興室長 樋 口 豊 志 君
上 下 水道課長 高 橋 美 紀 夫 君
保 健 福祉課長 松 光 志 君
町 民 課 長 松 井 博 君
子ども教育課長 田 中 雅 義 君
社 会 教育課長 渡 辺 佳 津 志 君
図 書 館 長 野 聡 君
農 業 委 員 会 渡 辺 俊 晴 君
事 務 局 長
選挙管理委員会 橋 淳 君
書 記 長
○本会議に職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 堀 市 郎
議 会 書 記 海 津 良 輔
議 事 の 経 過
○開議の宣告
○議長(田村冨美男君) ただいまから本日の会議を開きます。
○議事日程の報告
○議長(田村冨美男君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
○議長不信任の動議
○議長(田村冨美男君) 日程第1、議長不信任の動議を議題とします。
なお、本案件は私の一身上に関する事件でありますので、地方自治法第117条の規定に基づき除斥の対象となりますので、進行を副議長と交代いたしますので、暫時休憩します。
休 憩 (午前 9時30分)
再 開 (午前 9時32分)
〔議長、副議長と交代〕
〔14番 田村冨美男君退場〕
○副議長(小林政榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長の一身上の事件のため、副議長の私、小林が議会の進行を務めさせていただきます。
提出者の説明を求めます。
7番、松守雄さん。
〔7番 松守雄君登壇〕
○7番(松守雄君) 改めまして、おはようございます。昨日町長の所信表明の前に動議を発令しましたんですけど、翌日に繰り延べられたということで、きょう発表します。
それでは、発表します。私、松守雄、長谷川六男、連名で、田村議長の不信任案を動議として提出させていただきます。
議長不信任案の提案理由。議会は、住民を代表する公正な議員をもって構成される地方公共団体の意思決定機関であります。田村議長は、先般の全員協議会で、議員の全員協議会でも議員の皆さんも聞いたとおり、予算化されている東京聖籠会にも欠席、それら初め公務の欠席で職務の怠慢を同僚議員から指摘されたが、これらの公務の欠席は私の議長としての考え方ですというふうな言い方をしまして、「皆さんが不満なら不信任案を提出してください」と発言しましたが、次の全協の中で訂正し、失言について謝り、「今後気をつけますので」と言っておきながら、実は7月28日、消防団県大会出場壮行会に公務の欠席と聞き、本人に聞いたら、後援会の集会があるとのこと。当然のことながら、「公務を優先させるべきではないのですか」と本人に話をして調査したら、田村議長の後援会の案内文が手元にありますが、内容は後援会に議長就任に伴う行政報告会を実施し、皆様方との親睦と団結心をより一層深め、今後の後援活動を展開していきたいと思っていますと。場所、新発田市の紫雲の郷で、会費2,000円で、当日バスで送迎しますので、次第浜公民館に迎えに来ますという、また、入浴後5時から懇親会、欠席の人は電話くださいと案内文が事前に配られ、当日確認しましたら実施していました。そのことについて、町長選の、また、告示が1カ月を切っている中で、選挙の票の取りまとめと思われるから、今回取りやめしたらどうかと、もしやるんであれば選挙後、きっちりやったほうがいいんじゃないかという忠告にも聞き入れず、開催をしました。後ほど出席の町民に聞いたら、案の定、当日西脇町長夫妻や派閥の議員、地元次第浜の奥さんの兄さん初め、町長の後援会の幹部の人が待機していたというふうに聞きました。1人じゃ確認不足なもんで、二、三人聞きました。また、8月3日の消防県大会の反省会も公務を欠席し、議会事務局長に欠席理由の報告もなく、何か聞くところによると理由は報告しなくてもいいんだというふうな話なんですけど、いかがなものかわかりませんけど、副議長が代理出席し、後ほど知ったが、西脇町長のバーベキューの会に出席したと聞きました。確かに議長といえども一個人です。誰を選挙で推そうが構わないが、本来議長は中立の立場じゃないかと思う。また、ほかにも以前と同様、公務を欠席し、副議長が代理出席しているが、前回の全員協議会で指摘されたときと同じように職務怠慢も甚だしいんじゃないか。議長は議会の代表者でもあるとともに、議長の中立性と尊厳性を保つためには、国会では党籍を離脱することが慣例と言われているが、聖籠町議会の議長がこのような職務怠慢と非常識な行動をするようでは、正しい審議ができないと思うように至りました。
本日新町長の初めての議会中、失礼だと思いますが、議会としてもここは正常化すべきじゃないか。正常化して出直し、新町長を迎え入れたく、議長の不信任案を提出しました。私たち議員一人一人が課せられた責任を果たし、議会に誇りを持って、誇りを持つ議会にしていくために、田村議長は議場の秩序を保持し、議事を整理する、議会を代表する役目、その資格はないと思うが、どうか。議会議員の良識に基づいた正しい判断をしていただく、議会の正常化と議会の賛同をよろしくお願いします。
そこで、副議長、本来人事案件は無記名投票が慣例でありますが、本日これだけ多くの人が傍聴になっているが、町長の公約にもありましたが、町の行政の見える化、徹底した情報公開、同じく議会の透明性をあらわす意味で、この採決を起立方式にやってもらえないか、どうでしょうか。14名の議員一人一人が、しがらみや派閥にとらわれず、真摯に現実に向かい、正しい判断をしていく姿を傍聴に来てくださった人にぜひ見てもらいたいと思います。
以上、私の提案理由にかえさせていただきます。
○副議長(小林政榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 質疑なしと認めます。
〔「何かありそうですから、ちょっと聞いてみてくださ
い」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 2番、手を挙げているんですか。
〔「11番」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 11番、小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 今、松議員から田村議長の不信任の提案がありました。その話を聞いて、私は唖然としているんです。この議長を推薦したのはあなたでないですか。この田村議長を推薦したのはあなた方でないんですか。
〔「そうだ」の声あり〕
○11番(小川益一郎君) だから、それを聞いて唖然としているんです。それに答えてください。
○副議長(小林政榮君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 確かに田村さんを議長に推薦したのは私どもです。私どももこんな人だとは思っていませんでした。また、今質問した小川議員もおっしゃっていますけど、全員協議会で指摘したのはあなたでした。
〔「全然違う、内容が。何考えてるんだ」の声あり〕
○7番(松守雄君) 小川議員が手を挙げて……
〔何事か声あり〕
○副議長(小林政榮君) ちょっと、小川議員、もしあれだったら後で手を挙げて質問をしてください。
○7番(松守雄君) 私が最後まで続けます。確かに全員協議会で、これは皆さんも知っているとおり、指摘したのは小川議員であり、小川議員はやめたらいいんじゃないかとは言いませんけど、やめたほうがいいんでないんですかという発言を確かに私は聞いています。それを、私はそんなこと言った覚えありませんみたいなようなことを言われたんでは。
そんなこともありまして、私どもの見違いもあります。確かに選んだのは私どもです。だけど、やらせてみたればだめだったというのもあります。だめだったからかえますということなんです。どうでしょうか。声がだんだん大きくなりますけど、そういう提案でございますんで。
○副議長(小林政榮君) 11番、小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 松議員の話は、あっち行ったりこっち行ったりしているんです。田村議長を選出したのはあなた方のグループなんです。我々は反対した。だけども、あなた方が選んだ。一旦選ばれた以上は議長ですから、我々は議長として対応していただきたいと思って今日まで来ているわけです。ただ、今あなたがおっしゃるように、田村議長は体調もすぐれないということもあって、いろんな飲み会とか、そういう遠いところについて、行かれる場合は欠席を、例えば東京会とかで欠席をした。そして、副議長の小林さんにお願いしたということがあるもんだから、あの日程表を見ると、副議長、副議長という日程が続いているんで、私は全員協議会の席において、このようなことでは困るんで、田村議長は議長としての公務を優先して務めるべきでしょうということを全員協議会の中で指摘したんです。そうしたら、田村議長は「わかりました」と、「今後改めます」と、こういう発言だったので、私はそれを了としてきた。それ以外の、私はやめろなんていうことは一言も言っていません。それが今日まで来ているわけです。それをあなたが歪曲化して、そんなふうに話をするなんていうのはもってのほかなんであります。
そしてまた、今聞きますと、初めて聞いた話なんですが、田村議長の後援会のバーベキューに行ったとか、そういうことは何ら田村議長の個人的な政治活動であって、議長不信任に値するようなことではありません。私は、そういう意味で、あなたが今出している動議については全く意味不明の動議だと理解しておるわけであります。
以上です。
○副議長(小林政榮君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 今小川議員からそういう指摘ありましたけど、これは議員が、皆さんが全協の様子を聞いているわけです。初め私らも議長を推薦した手前もありますし、何とか頑張ってもらいますと、その後の全協の中で、前回の発言は失言でありましたとわびて、今後一生懸命公務を実行するものと見ていました。ところが、公務を実行しないで、自分の公務を優先しない行動をとって、また、西脇町長のバーベキューとやらは公務です。消防団の反省会です。県大会の反省会の公務でした。個人的なことを優先するんじゃなくて、まず公務でしょうという考えが、私の考えで言いました。公務を第一優先にすべきものが、個人のそういう安易な行動をとる。選挙運動かと思われるような行動をとる議長。再三の忠告にも、1回目の全協の中でもわびていながら、今後注意しますというふうなことでやっているので、その後同じようなことをやっているということになれば、私らが選出したんだから、私らがやっぱりやめたほうがいいんじゃないかという提言をしましたところ、本人はやめる気がないもんだから、辞表を書いてやめたらどうかというふうな話をしましたら、本人はやめる気がないということなもんですから、じゃ不信任案を提出させてもらいますという結果で今日の不信任案に至っています。
○副議長(小林政榮君) 11番、小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 私は、今の問題を聞きながら、議会議員というのはどういう立ち位置にいるべきなのかということを考えていました。私は松議員に申し上げたいんですが、先般亀塚の区長、松忠義さん、ほか亀代地区の……
〔「外れています」の声あり〕
○11番(小川益一郎君) 3区長が、議会に対して要望書を出しました。ところが、その要望書を受け付けもしないで……
〔「話がずれています」の声あり〕
○11番(小川益一郎君) 受け付けもしないで、議会はそのときその要望書を……
○副議長(小林政榮君) 小川さん、小川益一郎さん、若干そこを控えていただきたいと思います。
○11番(小川益一郎君) いや、これは議会に関係あるから話しているんです。
当時の議長は、その要望書を握り潰した。そんなことは、日本国憲法によって全ての人が請願をできる権利を有するということになっているんです。それに準ずる要望書だったわけですが、それを握り潰した。そういうことに対して、あなたはそれを擁護してきたわけでしょう。そんな議会がありますか。そういうふうな議会に対して、あなたは、じゃそのとき議長に対して間違っていますよということを言いましたか。我々はそれを言った。しかし、そのとき何ら議長に対して指摘もしない。そして今、その田村議長が体の調子も余りよくない。だから、あるときは副議長にかわることもあるでしょう。しかし、それを全て揚げ足をとって全部副議長にやらせたということならば、さもあらん。できるだけ努力して、私は全員協議会で指摘されて、私は注意しました、田村議長に。おかしいよということを注意した。それに対して田村議長は、「わかりました、申しわけない」と、「これから議長としてできるだけ務めます」ということを言っているわけです。それを一つ一つ、副議長が出たから悪いと。じゃ、今まで全て、全議長は議長自らが出ておったのか。場合によってはやっぱり副議長に出てもらうこともあったわけです。そういうことも踏まえて、ただ副議長に出てもらったとか、町長のバーベキューに出たとか、いや、それは政治的にどうだとかという話を、それは全然今の議長の問題とは関係のない話なんです。だから、そういう意味で、私は今のこの不信任決議というのは、町長選挙に破れた遺恨の不信任というふうにしか受けとめられないんです。だから、聖籠町議会は、もう少し質の高い、節度のある、そういう議会にしてもらいたいんです。(拍手)そのことをぜひお願いをしたい。大変見場の悪い話でありますので、町長の今初めての議会に汚点を残すようなことはやめてもらいたい。そのことをお願いして、私終わります。
○副議長(小林政榮君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) まず、何年か前の区長の陳情に関して、区長といえども集落の判こを勝手に、集落の町民の賛同も得ずに勝手に判こを押した書類が果たして陳情に値するのか。私は、区長印の冒涜だというふうな考え方でおります。それについてはそう。それから、もう一つは、今小川……
〔何事か声あり〕
○7番(松守雄君) それは今小川議員からも話がありましたけど、私のやっていることの中で、揚げ足をとった、見場の悪いことだというふうな言い方を小川議員はしていますけど、私は揚げ足はとった覚えはありません。事実を話ししています。もしこれが見場悪かったんだったら、私聖籠町議会はやっぱりおかしいと思います。
○副議長(小林政榮君) 9番、五十嵐利榮さん。
○9番(五十嵐利榮君) 今の不信任の理由ですけど、まず基本的に議長が公の席に出席していないと、そのことが基本にあるという話をされました。それは確かに7月の全員協議会までそういうケースが多くあって、副議長がそこに参加することが多かったと。全員協議会で小川議員や須貝議員や私も少し言いました。それに対して議長は、反省しますということを言いました。その後に、いろいろ責められて、松議員言うように、「それで不服だったら不信任出してください」と、ちょっとそういう話はしたことは事実です。しかし、そのことについては後日の全員協議会で、先般は大変議員の皆さんに申しわけない発言をしたということ謝罪したわけです。ですから、その件については本人は反省して、謝罪もして、その後の行動については自分の考え方が間違っていたということで直した行動をしてきたと、私はそういうふうに理解しています。今松議員のそのことについては、たまたま選挙戦絡みの、田村議長は西脇町長を呼んで後援会の活動をやったとか、それから8月3日にバーベキューに出かけたとか、そういう話をされました。しかし、後援会活動に候補者を呼んで激励するということは、何ら公職選挙法に違反するわけでもないし、一点の曇りもない政治活動です。何ら問題ないわけです。
それから、先ほど松議員、8月3日に西脇現町長、当時の候補者、出る予定の西脇さんのバーベキューに行ったと、こういう表現されましたが、バーベキューじゃないんです。選挙会議をやって、その後に懇親会でやっただけの話で、バーベキューをやったわけじゃないんです。いきなりバーベキューなんて言うと、飲み会に行ったというふうに、あなたの表現からするとそういうふうに一般の人は理解するでしょう。違うんです。選挙の役員の会議をやって、その後に懇親会をやっただけの話なんです。それは、どこの選対においても、そういうようなことはあり得るわけです。だから、これも何ら公職選挙法に違反しているわけでもないし、そういうことについて、それが田村議長の不信任に値する内容でも私はないというふうに考えます。
先ほど小川議員のほうから、過去においての須貝議員の話もありました。つまり、議長の不信任というものは、いわゆる法律に違反した場合、それから今一般にあちこちで言われている、例えばセクハラとか、パワハラとか、社会的な秩序を著しく乱すと、こういうふうな場合においてはそういうようなケースがあっても、これは私は考えられると思います。しかし、今松議員が、田村議長は議長に値しないと、だから不信任だという、この理由は、どこからどう考えても不信任に値するような、それは田村議長と松議員の、議会運営する中で多少の差はあるかもしれません。これは、議員一人一人差はあり得るんです。それは、法律の範囲の中での許容範囲であって、議長不信任の理由には私は少しも入らないと、こういうふうなことを考えていますから、このような今新しいこれから9月議会、新町長でスタートしようとこのときに、内外から注目されているときに、私はこのような不信任が出されたということについては非常に悲しいし寂しい。そういうことをぜひこの件については一考をしていただければ、私は大変ありがたいということで質問いたします。
○副議長(小林政榮君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 五十嵐議員、大変ありがとうございます。
私もついかあっとなって、ちょっと高調しましていろんなことを発言しましたが、確かにおっしゃるとおりかもしれませんけど、私が言いたいのは、まず私、選挙が選挙違反だとか、違反でないとか、そんなことは決して言っていません。ただ、そう思われるんじゃないかということで忠告をしたのにかかわらず、公務を優先すべきところを公務を欠席して、前回と同じように、全協で指摘されたとおり公務を欠席しているということを、公務を優先すべきじゃないかというふうな話をした中でもそういうことを決行したと。確かにバーベキューの前に会議、当たり前にあります。私も聞いた話ですから、教えた人は「バーベキュー行ってたったよ」と。いや、あの日公務あったはずだがなというふうなことの中での判断であります。
そういうふうなことで、私の今回の提案の理由は、田村議員の公務の欠席、忠告されてもなお同じことを、この7月28日と8月3日ですか、それ2つもうやっているというふうなことなんで、おいおい、あれだろう、公務を優先すべきじゃないかと。あんなに指摘受けて、自分でも「以後気をつけます」と言いながら同じことをやっているものですから、私らも議長に選出しましたけど、やらせてみたけど、それで失敗したというふうな、おかしいというふうなことで忠告受けたときも、もうちょっとまず様子見ようやというふうなことで思っていましたけど、同じことをやった。その中でまた、それに疑わしきものを取り組んだ。選挙が選挙違反でないか、それは私はわかりません。こんなの我々が決めることでなく、聞いている町民初め、報道陣とかそういうふうな人がどう感じ取るのかわかりませんけど、そういう行動、疑わしき行動をしていながら、またはそういうのを公務を欠席してやるということに、私は不信任案というふうな。
○副議長(小林政榮君) 9番、五十嵐利榮さん。
○9番(五十嵐利榮君) 今松議員が最初に提案理由したときに、いろいろな発言した中で、田村議長の後援会のところに西脇夫妻も来られていたと、集票活動にもなるんじゃないかというふうな発言をされたから、それがいかにも選挙違反になるような行動じゃないかという発言を提案理由の中でされたから私は言ったんであって、それは全然そういうことじゃないんだというんであれば、私はあえてそんなことは言わないんです。
それから、公務のことについては、既にもう事前に後援会の会議を組んでおいて、それは大勢の人を集めているわけですから、本人にしてみれば、やっぱりそれを優先して、その公務に行くということについては、議長が行けないときは副議長に行ってもらうというために議長と副議長がおられるわけですから、それは7月の我々が、小川議員や須貝議員が田村議員に注意した、その前のときの田村議員の行動と、今回の今松議員がしたときの田村議長の行動の基本は、私は違うと思うんです。きちっとそれはお願いして副議長に行ってもらったということであれば、そういうケースは今までも、前議長でもあったでしょうし。その辺のことで、本当に田村議長が反省していないんであれば、それは我々もっと、あなたやっぱりそういうふうに見えないから反省してくれということを私ども言えばいいんであって、それは議長をここで議長不信任というとこまでは、私は避けるべきじゃないかなということで、あえてもう一回言わせてもらいました。(拍手)
○副議長(小林政榮君) 8番、宮澤光子さん。
○8番(宮澤光子君) 先ほどから動議を出された松議員に対し、さまざまな観点というか、1点です。要はこの町長選の禍根のような気がしてなりません。
松議員に質問いたしますが、今あえてこの議会に動議を出されたというのは、要するに田村議長の資質が問われるからということなのか、それこそ町長選においてのさまざまな感情論というんですか、そういうことの絡めていることなのか。何か2つが一緒になって言っているような感じがするので、非常に傍聴の方々も拍手が出たり、うちの傍聴されている方から拍手が出るなんていうのは前代未聞のことなんですが、そういうこともあったりして、どうもここにこれを出したことによって、町がまた新しい町長で出発するんだというところを、何かいま一つちょっとフィルターがかかってしまったのかなというような気がします。ただし、今ここに出ているいろんな議論やら何やらは、はっきり言って議会の見える化ということで、今議会の状況がこういう状況だということははっきりしているわけです。ただ、松議員の最後のところにおっしゃっていました。まず、町長選が終わり、またしっかりとした議会として新しくスタートするんだと、誰だ彼だというようなことではないと、そういうようなふうに私はとったんですが、そこのところをしっかりとこちらで話をしていただきたいと思いますが。
それと、田村議長に対しての資質がないということは、それは最初のところにお話しされたとおりです。私も広報広聴常任委員会の委員長として思うところはたくさんあり、全員協議会のところでもしっかりと言わせていただきましたが、それはもう議長采配ということで、後はしようがない。粛々と委員長として仕事をするしかないというふうに思ってきました。あと1年で議会、我々も改選でございますから、我々も町民の審判を受ける立場です。ですので、ある意味一人一人の議員の資質が問われるのがまた来年の我々の選挙だというふうに思いますけれども、今ここに、改めて言います。今ここで動議を出された本当の理由というか、本当というのか、あえて出された理由というのをひとつお願いいたします。
○副議長(小林政榮君) 松守雄議員。
○7番(松守雄君) ありがとうございました。ご指摘ありがとうございます。
私は、新しい議会、新しく町長がかわったんだ、議会も一新して出直ししたいという願望のもとからです。その理由の中には、公務をこういう理由で欠席していると。再三公務の欠席を指摘された中で、また、同じようなことを繰り返している中で、また、公務を欠席している中で、こういう理由で欠席しているんだというふうなこと。確かに私らの議員生活もあと1年というふうなこととか、そういうのは一切関係ありません。私は、今この次のことは考えていませんけど、町長が新しくなったら、新しいまちづくりを全員でバックアップしていかなきゃないんだという意味を込めて、議長をかえて出直ししようやという考えでございます。
以上です。
○副議長(小林政榮君) 10番、中村恵美子さん。
○10番(中村恵美子君) では、ただ1点だけお聞きいたします。
今町長がかわったから、また議会も一新したいということで出されたとおっしゃいましたが、じゃもし今座っていらっしゃる西脇町長じゃなくて、渡邊町長が再選されて、また議会が始まったということでしたら、じゃ今回は出さなかったということでよろしいんですか。その辺明確にお願いします。
○副議長(小林政榮君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 私は、同じように提出していたと思います、トップがどうであろうと。ただ、今回皆さんが町長がかわったんだと、みんな議会を盛り上げて、町長を盛り上げてやっていかなきゃないんだという意識になってもらいたいというふうな意味も込めまして、議長をかえて出直そうやというふうなことで……
〔「そうか。自分のやったこと考えろよ」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 大変済みませんけれども、傍聴席のほう、もう少し静かにしていただきたいと思います。
ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議長不信任の動議を採決します。
この採決は起立によって行います。
本動議のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔起立者6名〕
○副議長(小林政榮君) ただいまの採決について、可否同数のため、聖籠町議会会議規則第82条第1項の規定により、無記名投票を行います。
〔何事か声あり〕
○副議長(小林政榮君) 手を挙げて。
〔「議長裁決だ」「同数だから」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 議会事務局長。
○議会事務局長(堀 市郎君) 賛成反対同数のため、無記名投票ということで慣例となっております。
〔何事か声あり〕
○議会事務局長(堀 市郎君) 投票して同数の場合は議長裁決になりますが、この場合は無記名投票ということになります。可否同数の場合は、無記名投票ということです。
〔何事か声あり〕
○議会事務局長(堀 市郎君) 起立採決で可否同数、賛成反対同数のため、無記名投票ということになります。
〔何事か声あり〕
○議会事務局長(堀 市郎君) これにつきましては、議長会のほうに確認しておりますので。
○副議長(小林政榮君) ただいまの採決について、可否同数のため、聖籠町議会会議規則第82条第1項の規定により無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○副議長(小林政榮君) ただいまの出席議員数は12名です。
次に、立会人を指名します。会議規則第32条第2項の規定により、9番、五十嵐利榮さん、10番、中村恵美子さんを指名します。
投票用紙を配付します。
〔投票用紙配付〕
○副議長(小林政榮君) 念のため申し上げます。
記入欄に、本件に賛成の方は賛成と、反対の方は反対と記載願います。なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は否、つまり反対といたします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○副議長(小林政榮君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。議席番号1番から順次投票願います。
〔投 票〕
○副議長(小林政榮君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○副議長(小林政榮君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。9番、五十嵐利榮さん、10番、中村恵美子さんの開票の立ち会いをお願いいたします。
〔開 票〕
○副議長(小林政榮君) 投票の結果を報告します。
投票総数12票、そのうち賛成6票、反対6票。
以上のとおり投票結果、賛成、反対が同数です。したがって、地方自治法第116条第1項の規定によって、私、副議長が本件に対して裁決いたします。
議長不信任案の動議について、私、副議長は否決裁決いたします。
したがって、議長の不信任案の動議は否決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
○副議長(小林政榮君) 議長と進行を交代いたしますので、暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時19分)
再 開 (午前10時21分)
〔14番 田村冨美男君入場〕
〔副議長、議長と交代〕
○議長(田村冨美男君) 休憩を解き会議を開きます。
○一般質問
○議長(田村冨美男君) 日程第2、一般質問を行います。
○議長(田村冨美男君) 7番、松守雄さんの一般質問を許可します。
7番、松守雄さん。
〔7番 松守雄君登壇〕
○7番(松守雄君) 改めまして、ただいまより一般質問をさせていただきます。
まずは、町長、当選おめでとうございます。選挙戦では既に当選を確信したかのようにお盆休みもしっかりとって、当選発表の当日はお祝いのタイを用意して待機していたと聞くが、自信はどこにあったんだろうなというふうなことを思います。それは、また後で教えてもらいたいと思います。
それでは、通告に基づきまして、新町長に公約、マニフェストについて、かいつまんで質問したいと思います。では、早速質問いたします。
にしわき道夫後援会だより(第2号)の見出しで、「是は是、非は非、物事を公正に判断する、という信念。行財政のプロフェッショナル、税務財政・総務課長、副町長の経験を活かし全ての事業をチェックし、見直しを行います」と、まるで週刊誌の見出しのようなマニフェストのスタートでありましたが、非常にインパクトが強く、借金は100億円、財政調整基金は5億円というふうな具体的な数字も入ったのが、じゃその財政調整基金の内訳とかそういうのは副町長一番よく知っているんじゃないかなと私は思っていましたけど、こういうのが財政危機なんかなというふうなことを感じました。例えば5億円の、これたしか図書館つくったから少なくなって5億円になったんだよな、それまで15億円あったんだよなというふうなこと。きのうの質問の中でも、財政が、あれが基金が15から5億円になったと、町長質疑で理由ちゃんと言わないのかなというふうなことも感じておりました。そんなことで、副町長時代は十分承知していたんじゃないかと。また、今回のマニフェストについて新聞報道では、戦略や公約の中身は具体的に支持した町議がつくったんだ。これは、支持した町議がつくったというので、町長は責任とらないということはないですよね。きちんとやっぱり責任とって実行してもらわなきゃ困ります。
その中で、1番、子どもへの投資、給食費への助成ということで、こども園、中学校の中で、3人以上の養育している保護者に対して3人目以降の給食費を無料にしますとありました。これは、また、給食の内容を食育の観点から今まで以上に学校給食を充実させますとあるが、学校給食法で、これ法律ですよね、法律第11条で、「経費以外の学校給食に要する経費は、学校給食を受ける児童又は生徒の学校教育法第16条に規定する保護者の負担とする」とあるが、こういうことは可能なのかなというのが1つ。
2点目、未来へつながる事業への投資ということで、農業・漁業への支援、観光資源としての海の活用と育てる漁業を促進しますと言うが、昨年も離岸流等が原因で毎年のように海難死亡事故が発生している中で、観光とどう結びつけていくのかなというのがまず1点。
それから、きのうの同僚議員の質問の中では、子供を夏休みの、よく教育するんだとかと。要するに溺れない、規則を守った海水浴をするんだというふうな感じで十分指導していきますみたいな話出ましたけど、観光の中で海に来るのが聖籠町の子供たちだけでないのになと、町外の人がほとんどなのになというふうなことを考えて、観光と海をどうやって結びつけていくのかなというふうなこと。ちょっと甘いような気がするなと。
それから、育てる漁業というふうなことはどんなことをやるのかなと。今町でやっているのはヒラメの放流。先般も出ましたけど、町が1万5,000匹、今回、日本海エル・エヌ・ジー株式会社が40周年を記念して1万5,000匹放流しまして、3万匹の放流をしましたと広報でも。こういうことを徹底するのかなと。私どもの海は湾内でなくて、要するに沿岸でなくて、湾に囲まれたところでないもんだから、養殖的なことで何をやるのかなという疑問が2点。
3番目、新しい教育・福祉への投資と学力向上の対策ということで、補習授業の導入等により小・中学校の学力を県平均まで向上させ、知・徳・体のバランスのとれた子供を育てますとあるが、これは以前から、以前も計画したことなかったかなと。何か放課後学習クラブということで計画したんじゃなかったかな。その反面、それをどうしてこうなったのかなといったら、何か参加する人がいなかったと。また、教える人がいなかったというふうなことで、まだ予算たしかついているんじゃなかったかなと思いますけど、そんなような中で、方法論を誰が、どこで補習授業をやり、実際にいつまでに県平均に持っていくのかと。町長の任期は4年です。そのことを考えた中でどうやってやっていくのかなというふうな方法。
4番目、これが一番大事なことで、新たな財源確保ということ。町長もマニフェストでは財源がなければ何もできないというふうな言い方をしている中で、@、企業立地奨励金を拡充し、東港工業地帯の未操業地(約30ヘクタール)を早期解消しますと言うが、具体的にこの場所はどこなんですかと。その話はどこまで行っているんですかと。裏づけはあるのかなと。
それから、A番目として、町の産業振興にもつながるふるさと納税への寄附金は1億円を目指しますと言うが、まず1つはどんな方法でやるのかなというのがあります。ふるさと納税、今現在、去年の実績はきのうも発表ありましたけど、2,362件で2,764万円です。その中の経費が1,500万円かかっています。ということは、54%経費としてかかっています。きのうの町長の答弁では30%は返礼品だと。あと400万円は何だったろうなと。それをまた、1億円をするということは、どのくらい……合計で1億円寄附金を募るんだということであれば、じゃ残って4,000万円かなと。そんなようなことが、これがもしあれだったら当初予算でやるのか。こんな予算立てて、果たして新たな財源確保、一番の町の、西脇町長がこれから目指す町政をやっていくんだが、財源不足が一番なのに、こんなことで財源が集まるのかなと。これは素朴な疑問であれですけど、まちづくりの最大の柱は財源と思われているが、このような財源の裏づけで行政改革が進められるのかなと思います。
それから、5点目、循環バス事業、これは利用者の激減でバス会社の運転者不足とバスの老朽化と町に対しての補助金のアップが予測されるが、いち早く代替措置のデマンドタクシーとか予約乗り合い制自動車の導入の検討をというふうなことで、これは私も大賛成でございます。ひいては便をふやして、聖籠中学校から新潟の一流の高校に通学できる便を1つふやしてもらって、聖籠町から東大を目指すような子供たちをつくる、子供に投資するという意味も含めて、是が非でも取り組みしてもらいたいなという気はいたします。
それから、6番、聖域なき行財政改革、公園維持管理費、利用が少ない臨海西公園、廃止しますと書いてあります。廃止しますという言葉の前に、この土地は聖籠町は観光施設が数少ないので、この場所にこういうものをつくります、日本海エル・エヌ・ジー株式会社、株式会社アルビレックス新潟と協賛で、例えばの話、温泉でも掘ります。私、前町長のとき言ってるんです。ざぶーん館にもう1億円出して温泉もう一本掘るんだったら、ざぶーん館を保健福祉課から産業観光課に受け渡して、新たなところにもう一本温泉掘って、東北電力とかアルビとかの観光地をつくったらどうなんだ、1億円かけて掘るんだったらというふうな話出ましたけど、冗談に話していましたけど、そんな中で、この土地はこういう企業が進出してきてこういう税収が入ります、だから、今まで公園として使ってきましたけど、維持管理費が高いんで、廃止して売却しますでもいいです。そういう計画のほうが先なんじゃないかな、単にやめるのは簡単だけどなというふうなものを感じます。
それから、これが聖域なき行財政改革というふうなことで言われていましたけど、7番目に今回のマニフェストにはないんですけど、以前から西脇町長は聖籠地場物産株式会社の社長であります。隣接の店舗が閉店したことで売り上げが減少し、テナントも減少している中で、今後加工センターも含む、既にすぐにでも対策が必要だと思われるんですけど、今見出しに今後行財政のプロフェッショナルという名目で出している社長が、そこの社長がここをどうするのかと。それが近々の問題ではないかなと私は個人的に思います。
それらのことで、今回最後に町長に出馬を決意した理由はというふうなことでちょっとお伺いしたいんですけど、正直申しまして、出馬の決意ということで、変えるのは今、財政危機の克服、情報公開、意識改革、よく決断したと思うが、役場ツートップの戦いに私自身戸惑ったが、違う考え方があるから出馬したと思うんです。どういう政策を打ち出してくるのかと非常に興味を持ったんですけど、公約の中身は支持した7人の議員が考えたとある。その中で町の多くの事業をチェックし、見直しを行いますとあるが、その中でもそもそも必要でなかった事業とか、それは反対できなかったのかなと。失敗したがやめられない事業、それは原因を追求とか対策・検討し、中止は言えなかったのかなと。かつては効果があったが、今は役目を終えた事業、検証し、判断できなかったのかなと。そんな中で是は是、非は非、物事を公正に判断するという信念というのを公約の見出しに書いてある。副町長として2期やってきたわけなんですけど、この取り組みを、今回の出馬の意義をひとつ決意をいま一度お聞かせ願いたいと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 松議員の質問にお答えします。
初めに、給食費の無償化は学校給食法の規定から可能なのかというご質問でありますが、学校給食法第11条では、給食に係る経費の負担区分を定めております。松議員ご指摘のとおりであります。これによりますと、施設設備等は設置者の負担、それ以外の経費は保護者の負担としておることから、給食費は食材料費相当分として徴収させていただいております。しかしながら、この法律の規定は経費の負担関係を明らかにしたものであり、法律の趣旨は設置者の判断で保護者の負担軽減、負担なしも含みますが、することは可能とされているものであります。また、負担軽減の手続まで定めていませんので、軽減の方法に制約はないものであります。これらのことは国が示した通達からも読み取れますので、無償化については法的には何ら問題はないものと判断するものであります。また、手法等については、既に近隣市でも同様の施策が行われておりますので、それらを参考に、また検討してまいりたいというふうに思っております。
次に、未操業地の解消に関して具体的にどの場所のどこの企業を指しているのかというご質問であります。未操業地につきましては、個別具体的にどこのどの会社ということではなくて、全ての未操業地所有企業に対してという考え方であります。答弁の繰り返しとなりますが、東港工業地帯の未操業地解消につきましては、企業立地促進条例の拡充を進めるとともに、県など関係機関との連携を強化して、生産性向上特別措置法に基づく固定資産税の減免、立地奨励金及び雇用奨励金をさらにPRし、解消に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
次に、ふるさと納税についてでありますが、今後聖籠町を一層PRしていくということがふるさと納税と農家の皆さんの収入増につながってくると考えております。他町村におくれをとっているということは、これは間違いない事実かというふうに認識しておりますが、今後は聖籠町の農産物等を知っていただくという目安として目標の1億円を目指し、最大限の努力をしてまいりたいという趣旨であります。具体的な拡充策としましては、本町の新たな魅力発信として返礼品を追加するとともに、寄附される方が気軽に選べるように寄附額の選択肢を広げております。このようなことをすると同時に、さらに寄附者が期待できる関東・関西圏への情報発信を行ってまいりたいと考えております。
財源についてのご質問ありましたが、今年度は昨年のふるさと応援寄附金からの充当分495万円、約500万円でありますが、と一般財源を合わせて2,000万円を確保しております。これは前にも松議員ご質問ありましたが、ふるさと納税は基金充当しておりますので、財源充当は1年おくれとなりますので、そこはご理解願いたいと思います。
なお、国の制度については新聞等で報道されておりますが、詳細についてまだわからない部分もありますが、現時点では、本町がやっておりますこのふるさと納税もそうですが、活用実績そのものは全国で高まっておりますので、国がこの制度を地方団体がみずから財源を確保し、地域の活性化に向けたさまざまな政策を実現する手段として重要な役割を果たす制度という位置づけは変わらないのではというふうに考えております。本町としましても、今後も最大限活用してまいりたいというふうに考えております。
次に、循環バスについてのデマンドタクシーの検討をというご質問ですが、この循環バスについては恐らく新発田次第浜線の路線バスについてのご質問かと思いますが、その観点でお答えさせていただきます。現在新潟交通観光バス株式会社が運行している路線バス、新発田次第浜線については、平成29年10月1日から、それまで1日12往復から6往復に減便し、運行しております。補助金についてでありますが、新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱に基づいて算定しており、運転手不足やバスの老朽化は直接算定根拠には入っていない要素であります。また、本路線の代替措置としてデマンドタクシーの導入の検討をということでありますが、この路線につきましては新発田市と聖籠町と、両方走っておりますので、当然、新発田市民も聖籠町及び新発田市内への行き来のために両方で利用していることになりますので、デマンドタクシーの導入ということであれば新発田市との協議が必要になってまいります。この点については、今現在新発田市の定住圏、定住自立圏のワーキング会議の中でも公共交通機関のあり方ということで検討させていただいておりますので、ここでもさまざまな意見を持ち寄って検討を進めていきたいというふうに考えております。
次に、利用が少ない臨海西公園の廃止を公約としているが、単に削るのではなく、有効利用をというご質問でありますが、有効活用ということでありますが、県営の聖籠緑地や弁天潟風致公園のリニューアルが大きく関係しているのか、その辺は定かではありませんけど、いずれにしましても近年、臨海西公園の利用者は極端に減少したというふうに推測しております。利用者の減少、費用対効果、こういったことを考えると、臨海西公園の公園としての役目は終えたのではないかと考えられますので、経費削減という観点から、廃止に向けて検討する必要があるというふうに考えているものであります。なお、廃止後の有効活用としてはいろいろな方法が当然、あるわけですが、今ほど申し上げたとおり、まずはその利用が極端に少ないということで、経費削減という意味で、まず公園としては廃止をしたい。あと、活用としては、これはあくまで例えばということで例示ですが、工業用地として売却するというふうなことも手段としては考えられるのかなというふうに思っております。また、この辺は県との協議が必要になるのかどうかという点もありますので、事務的にも詰めてまいりたいというふうに思っています。
次に、聖籠町地場物産株式会社の今後についてどう考えるかというご質問であります。平成26年4月から聖籠町地場物産株式会社の代表取締役を務めておりますが、この議場では聖籠町長という立場から答弁をさせていただきたいと思います。同社の近年の財務状況については、議会にも毎年度ご報告しておりますとおり、平成28年度を除くと赤字決算の経営状況が続いております。また、同社の累積損益は既に資本金を超過しております。いわゆる債務超過と言われる状態であります。ことしの2月には総務省から全国の自治体に対し、財政的なリスクを有する第三セクターについては自治体にて経営健全化方針を速やかに策定、公表することについて要請がなされております。いわゆる地場物産につきましてもここに該当するということになりますので、その対応について事務的に作業を進めているところであります。当然のことながら、100%出資という第三セクターでありますので、その特殊性なども鑑みながら、経営改善に向けて町が主導する必要があるというふうに考えております。農産物など聖籠地場物産品の振興といった行政目的と同社の現在の事業との一致度について精査をしつつ、総務省の指針を参考にしながら、同社の抜本的な改革を含む経営健全化方針を年度内に策定する考えであります。また、同社が指定管理者となっている加工センターにつきましても、農産物を利用した付加価値の高い特産品の開発と製造が促進されるよう、引き続き方策を検討するよう要請してまいりたいと考えております。
一方、旧酒類販売店の空き店舗を含めた地場物産館のリニューアルについてでありますが、これまでも庁内で検討を重ねてきて、幾つかの素案は作成いたしましたが、経費等の観点から、実際の成案としてというところまでは至っていないというのが現状でございます。今後も検討の進め方としては民間活力を活用する形で、事業当事者になろうとする意思のある方からアイデアを募るのもその方法の一つと考えております。こうした検討については、今後策定する聖籠地場物産株式会社の経営健全化方針とも深く関連することでありますので、その整合性を図りながら、できるだけ早い段階で結論を見出せるように務めてまいりたいというふうに考えております。
それから最後に、町長に出馬を決意した大きな理由はということでありますが、差し迫った財政危機の克服やまちづくりに対する町民の願いを実現するという思いから出馬したというのが大きな原因といいますか、思いであります。先ほど来松議員から、副町長としていわゆる実態については十分知っていたはずではないかと、そういう中での決断はどういう意味なのかという趣旨のご質問かなと思います。きのうもお答えしましたが、当然、役場幹部、それから副町長として務めておりましたので、いわゆる現状の認識、それから今後のあり方については、それぞれの管理職もしくは副町長の立場で提言はいたしてまいりました。ただ、最終決定するのはいわゆる政策者である町長でありますので、私ども等はあくまでいわゆる提言・改善ということをお話を申し上げるという立場になります。その中で一致をしたものもありますし、やっぱり一致を見ないものも当然、ございました。特に今回の行政改革については私の認識は、根本的な主要事業についても踏み込んで見直しをしないと、将来安定した財政化は図れないだろうというのが私の基本的な考え方であります。ここのところに残念ながら違いがあったのかなというふうに私自身は認識しております。したがって、今回それをあえて私自身の考えを実現するということであれば、私自身がみずからその政策決定をする立場にならないと変革はできないという思いからこのたび出馬をしたという趣旨でございます。
それから、大変失礼しました。答弁が前後して大変恐縮であります。海難事故と観光の部分について、前後して恐縮なんですが、お答えしたいと思います。このたびの事故は非常に残念なことでありましたが、海は町にとって貴重な観光資源であります。そのため、このような悲惨な事故が発生しないよう、離岸流の安全対策が重要と考えております。今後も海上保安本部等の離岸流調査結果などをもとに、離岸流の位置の把握に努め、遊泳区域の設定や注意看板の設置、連絡員による注意喚起などを図りながら、海水浴客の安全に努めてまいりたいと考えております。
また、海洋レクリエーション施設を核として、サーフィンやセーリング、釣りなど、安全な海の遊び講座などのイベントも計画し、大自然を体験できる身近なものとしてプレジャーボート利用者や釣り客、海水浴客などの共存できる海の魅力を町内外にPRして、観光客の誘客に努めてまいりたいと考えております。
また、育てる漁業ということでありますが、過去にクルマエビやコタマガイも放流しておりましたが、現在はヒラメのみの放流となっております。漁業資源が減少している中、豊かな漁場づくりの継承が必要であり、漁礁や産卵礁などの整備の必要性も含め、漁業協同組合や関係機関との協議をしながら計画的に進めてまいりたいというふうに考えております。
次に、誰がどこで補習授業を行い、いつまでに学力を県平均まで向上させるかというご質問であります。補習授業につきましては、これまで教育委員会が取り組んでまいりました放課後学習クラブや各学校での取り組みを検証し、その内容を踏まえた上で適宜実施してまいりたいと考えておりますし、さらに内容の充実が必要であれば、予算化も含めて検討してまいりたいというふうに考えております。また、学力向上につきましては、6月議会で教育長が既に答弁しておりますが、2年、あるいは3年のうちにそのような状況まで高められればというふうに、私も同様の考え方を持っております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 松議員のご質問に補足でお答えをさせていただきます。誰がどこで補習学習を行い、いつまでに学力を県平均まで向上させるのかというご質問に対して、町長の答弁を少し補足させていただきます。
災害時等により行うことができなかった授業、このような授業を補うための補習授業というものは全員を対象として実施しなければならないものでありますが、これに対して学習内容の定着状況等から必要に応じて個別に行う補充学習があります。この補充学習については、各小・中学校において保護者の了解を得た上で、教師が学校で放課後や長期休業に適宜、今時点でも実施しております。加えて、町教育委員会の事業としての放課後学習クラブでも、学習習慣を身につけさせるために、外部指導者を依頼し、学校の教室を活用して宿題や自主的な学習に取り組ませてまいりました。今年度は指導者の手配がかなわずに、いまだ開設には至っておりませんが、今後はこのあり方も検討を加えながら、本事業を継続していく予定であります。
また、学力については、日々の授業、地域とのかかわり、家庭学習など、総合的な取り組みによって実現できるものでありますので、現在その取り組みを展開しているところであります。6月議会でも答弁いたしましたように、2年、あるいは3年のうちにそのような状況まで高められたらいいなと思っているところであります。
以上で答弁を終わります。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) それでは、一問一答、再質問させていただきます。
まず、給食費の助成の中で、町は給食補助金とかというのは、やっぱり不交付団体とかというのはもらっていないものかなというふうな。例えば町は給食補助金交付金というのは受けているんですか。1つ、それまず……続けましょうか。
じゃ、給食補助金交付金というの、不交付団体だからもらっていないのかなというのが1つあるんですけど、出ているか出ていないか。もしそれをもらっているようであれば、そういうことすると、たしか切られると思うんです。そういうふうなことがどうなのかなというのが1つ。
それから、その中で給食の中で給食の内容を食育の観点からというふうな話をして、これはどういう意味なのかなというのを。2点、ひとつお願いいたします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 補助金の、いわゆる給食の補助金交付金につきましては、実際の実務的な部分について、子ども教育課長のほうから答弁させます。それと、2点目の食育の観点からというのはどういう意図かということですが、いわゆる給食の中で、今子供たちの食育、食事を通じた教育というのは大変重要だろうと思っています。そういった部分で、いわゆる学校給食の内容充実が図れないのかという意味で書かせていただいております。できればこの辺は現場で調理を計画する栄養士や学校の先生方とも協議をして、そういった意味で子供たちの食育という観点での充実が図れないかということを検討してまいりたいという意味であります。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 子ども教育課長。
○子ども教育課長(田中雅義君) 松議員のご質問にお答えします。
ご質問の給食の関係の交付金については、当町は交付されておりません。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 給食の補助金はもらっていないと、不交付団体だからないということなのかなと、もしあれば切られるよなというふうな感覚があったもんだから。その中で、給食の内容を充実したいというふうな話ありましたけど、これはしかし3子ということは、子供たちに対して平等でないんじゃないかと。今でも賄いの材料は、給食費より上行っています、現状で。そんな中で3子だけただで、食いっぷちは親の責任だろうというふうな私の感覚あるんですけど、その辺は町長はどう思いますか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) こういった施策に当たっては、いろんな考え方があろうかと思います。いわゆる子育ての軽減負担という理想論からいえば、全員無償化というのが一番望ましいんだろうと私思います。ただ、これにはいわゆる高額なお金が今度必要になりますので、財源として今現在町で対応できるかと言われますと、非常に無理があるということであります。ただ、その中で少子高齢化に対応していくという選択肢の中で、いわゆる第3子以降の方々にまず軽減負担を図っていくというのは、いわゆる少子高齢化を防ぐという一つの手段だろうというふうに考えております。このことは、今松議員が言った、いわゆる、じゃ1人のお子さんを持っている親と3人の子供を持っている親との公平性はどうなのかという部分も当然、考えなければいけませんが、まず今現在町の財政状況の中でできる範囲でのいわゆる子育ての軽減負担という観点からすれば、給食費については3子以降については無償化を図って親御さんの子育て支援をしたいというのが考え方であります。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 今の給食の3子以上というふうな話聞きましたけど、果たして平等化ってできるのかなというふうな感覚はあります。
じゃ、次の農業と漁業への支援ということで、ご存じのとおり他の地区での海岸線というのは、海岸線に道路があったり民家があったりだの、波の侵食とかというふうな中で、沖合に堤防等の設置で、海水浴場というふうなものがそういうのに守られているというのが通常ですけど、聖籠町のきのうの長谷川議員の質問の中では子供を指導していくというふうな、夏にはとか、そういう指導、そういう問題じゃないだろうなと。海をアピールするということは、すべからくアピールすることで、この、もう一回、来年あたり事故続いたら、危険な海というふうなことでレッテルが張られますよと。先般上越の上下浜海岸の中では、離岸流で1人死んだばっかり、三、四、五年前ですか、その近くの温泉が倒壊しました。潰れました。そのぐらい海というのは危険なところで、やっぱりいる中で、観光と結びつけていくんだったら安全がまず第一だろうと。全て海水浴場は安心して泳げる場所にして、それからアピールしたら、聖籠町はもっとアピールできるんじゃないかというふうな観点で、その作業を今地方創生戦略監とか、東港振興室とか、県の職員とか国だっているんですから、大いに働いてもらって、ぜひひとつ安全対策をまずやってからの話じゃないかなと。観光するたびに海の夏まつり、初日の前に死亡事故発生とか、そんなようなことがきょうびつきまとうんじゃないかなと。それらを徹底してまず取り組みしてもらいたい。
それから、もう一つ……1つずつしましょうか、それじゃ。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 海の安全性を整備していくということはごもっともで、その点については松議員と全く同感であります。特にいわゆる砂浜が削られておりますし、そのための養浜ということで、いわゆる国の直轄事業であったり補助事業であったりということで整備をお願いします。いわゆる5日に就任をいたしまして、6日の日に主だったところ、挨拶回りに回ったんですが、当然、北陸地方整備局のほうにも挨拶回りをさせていただいて、その中でも町のいわゆる養浜の事業等について早く計画段階に乗せてほしいというようなお願いもしてきました。今後は、当然、そういったお願いといいますか陳情、毎年やっていますが、それも繰り返しお願いをしながら進めていくというふうに思っておりますので、まずは施設整備という部分での安全、それをまずPRする、それは全くそのとおりだと思いますし、事故が起きますと、いわゆる事故が起きたというイメージがやっぱり先行してしまう。そこをやっぱりどうやって防いでいくのかというところは松議員のご指摘のとおりだと思いますので、そこには当然、力を入れてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 今の件で、町長は東港の湾内でこの前侵食で陥没して、車が事故発生したこともご存じだと思いますが、そのくらいやっぱり侵食というのはすごいですねというふうな感じ。そういう安全対策をまずしっかりやって、それから海の観光というふうなことを大いにアピールしていく。
その中で、次の質問の中で漁業のこと書いてありましたよね。育てる漁業を促進しますというふうなこと、さっき聞いてみたら、私どもさっき言ったように、平らな真っすぐなヒラメの養殖をやっていますけど、聖籠町だけがやって、必ずそこに、聖籠町に帰ってくる魚ではありません。周辺の市町村が一緒になってヒラメを放流することによってヒラメが帰ってくると。何か聞くところによりますと、養殖のヒラメは漁業者によるとわかるそうです。放流したヒラメはわかるというふうなぐらいなってきています。そういうふうな中で、それを強化するのか、それとも周辺の町村と同じぐらいでいいやという考え方なのか、その辺をちょっと聞きたいです。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 漁業振興につきましても、農業と同じように重要な分野だろうと思っています。今松議員がおっしゃるように、いわゆる県ごとといいますか、同じヒラメでも印がついていて、どこのヒラメだいうのがわかるようになっているということであります。あと、本町の場合は漁業組合も合併しないで単独でありますので、ほかはかなり広域的な合併が進んでいます。そこもあわせて、いわゆる同様の種類の放流というものを検討すべきなのか、単独でまだ検討していくのか、そこは漁協のほうの皆さん方がどういうお考えをお持ちなのか、そこも含めて今後協議をしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) そういうマニフェストに書くくらいだったら、もう漁業関係者と打ち合わせ済みで、そのような話でマニフェストに記入して書いているのかなと私は思ったもんだから質問したんです。じゃ、これからやるわけなんですね。
それから、新しい教育・福祉への投資、学力向上対策というふうなことで、これは、だから私は以前放課後学習クラブでやっていると思いましたけど、今やっているというふうな話で、参加者は、教育長、どのぐらいなんですか。何か聞くところによると、参加者がないもんだから打ち切りになったみたいなような、または講師の方がいないから、適任者がいないからそのままになっているみたいなことをちょこっと聞いたんですけど、その辺はどういう。参加者はどのぐらいになっていますか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 松議員のご質問にお答えいたします。
各小学校で会場としてやっておりますが、町全体といたしましては397名、約400名の子供たちが学習クラブのほうへ通っているというような状況でございます。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) それは、今どのような方が指導していらっしゃるんですか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 今ほどの400名というのは昨年度のデータでございます。指導者につきましては、今現在やっている募集要項の規定によりますと、教員免許を保有している者または塾等での指導の経験がある者という制限をかけてやっております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 十分、じゃ講師も整っているわけですね。
それから、これがこの町の財政、町長が新しくなって一番大事なことなんですけど、新たな財源確保ということで、先ほど東港の未操業地の30ヘクタールというのは、全部合わせてそうなんだというふうな話を話してもらった。ご存じのとおり、企業の立地奨励金というふうなのは3年間はもらったけど返すというふうになって、町長の任期は4年でしかないのに、新たな財源と強調するような金額になり得るのかなと。もらった分返さなきゃなんでしょう、あれ3年間。というのがまず1つ。そういう、それを強調するんであれば、企業誘致と言えばいいか、企業の例えば新たな工場とか、そういう営業活動、もしくはこの景気が、消費税が来年の10月までに上がるまでが私ら消費者のピークとなっている中で、それ以後となるとかなり落ち込むはずの中に、町はどういう動きを、今活発に来年3月までに営業活動しなきゃねえのになと思っているんですけど、その辺をどう思っているか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) いわゆる未操業地での誘致活動といいますか、なおかつ減免が3年間ありますので、4年という任期での絡みという1点目のご質問ですが、基本的に私が考えているのは、私がまず4年の任期の中で、いわゆる企業誘致というところの方向性をまず見出していくと、そのことが大事だろうと思っています。結果として、そこに操業なったとしても、いわゆる条例の適用になれば3カ年での固定資産税の収入はありませんけど、4年目からは入りますので、間違いなく町の財政に大きく寄与するということですから、その方向性をまず見出すというのが大事なことだろうと思っています。
それと、実際にこの未操業地の企業についてですが、今早速、東港振興室長に指示して、県と一緒にまずはご挨拶かたがた状況把握にお邪魔したいということで、その日程調整をするように指示をしておりますので、今後は、町はやるのは当然ですが、県のほうにも一緒に入ってもらって、一緒にその誘致に動いていただきたいということでお願いをしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) このことについては、相手があることだからというふうなのもあります。でも、町長は、これがなければ、早い話がこのような財源の裏づけがなければ、聖籠町大変なんでしょう。というふうな心意気で、ぜひひとつ取り組みしていかないと、全ての手を使って、できれば来年10月、消費税上がる前に決着つけて、3月までの消費税は契約はそのままの、3月ぐらいまではある意味では本当に頑張ってもらわなきゃないというふうなのが4年間のこれからの財政の裏づけになる。それが、3年間は入ってこないんですから。というのが1つあります。
その次、じゃ質問行きます。その中で、ふるさと納税で財源をというふうなことを話ししていますけど、これは当初予算でふるさと納税幾らぐらい入りますと当初予算立てて取り組みするのか。一番大事なのは国がどういうふうに、きのう9月10日、6日の新聞あたりでは、来年の通常国会では地方税法改正というふうなことの中で、ふるさと納税がどういうふうに変わるか、変化するのかというふうな課題がいっぱいある中で、また、もう一つは今1億円、まずやるということになれば、少なくとも55%ぐらいは、経費の中で45%分。じゃ、その中の30%ぐらいは品代、返礼品になるわけなんだけど、返礼品そんなにあるのかなと。今でもブドウの要求が来ても、シャインマスカットの要求が来てもあります。売り切れになりました。サクランボ、要望がありました。じゃ、かわりにしようがないから米でいいですわというふうな話で米が注文来ているというような状況が実態ではないかと思うんですけど、それを米がいっぱいふるさと納税に使われていますなんて思ったら、ちょっと違うよなというふうな感覚あるわけなんですけど、そういう意味で、ふるさと納税が今後も予算化するぐらい続くのかというのがまず1つあります。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) まず、基本的な財源確保のところでの考え方をいま一度ご説明したいと思うんですが、当然、財源を確保していくという中で、新たな財源確保ということで東港の未操業地、それからふるさと納税というのも例示的に挙げております。あわせて大きなのは、今現在やっている事業を見直すことによっての財源確保というのも同時にやりますので、それは全体として捉えていただければと思います。
それから、ふるさと納税の具体的なご質問ですが、国の制度が実際にどういうふうに詳細に出てくるのかというのはちょっとわからない部分もありますが、基本的にこの制度がなくなるということはないのではというふうに思っております。それは、先ほど答弁したとおりであります。その中で、いわゆる過剰な競争といいますか、自治体間の競争、それは当然、避けるべきだろうという指導は国から出るんだろうと思っています。その範囲の中で私どもやっていく必要があると。松議員がご指摘のとおり、うちはサクランボ、ブドウがやはりメーンといいますか、一番返礼品として要望が多いものであります。ただ、これは天候などによっても左右されますので、なかなか量が確保できないというのも実態であります。ただ、それ以外にも米自体を返礼品として希望するという方も非常にふえております。それ以外に野菜です。トウモロコシ、枝豆等々、こういったものも返礼品としてPRすることによって、こちらを希望するという方もおられますので、この辺はまだまだ種類をふやせば返礼品を希望する方々がふえていくんだろうというふうに思っていますので、この辺はさらに農家の方々にぜひ参加をお願いし、いただけるようにPRをしていく必要があるだろうというふうに思っています。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 時間の配分が悪いせいか、ちょっと二、三抜けますけど、質問をちょっと飛ばして、今回循環バスの件、ぜひひとつ聖籠の子供たち、聖籠中学校の子供たちが新潟の高校に通学できるデマンドタクシーを采配してもらって、便をふやしてもらって、聖籠町から東大を目指す子供たちをつくる、子供たちに資本の投資をぜひ考えてくださいということで循環バスは終わります。
それから、臨海西公園は計画をきちっと決めてくださいということ。
それから、ここに7番目にマニフェストになかったんですけど、地場物産、西脇町長が社長です。社長のとき何もできなかったんですかと。あそこ買い取ったはいいけど、もう赤字、赤字、もう資本金を割っているような感じの状況の中で、社長としての責任というのはあるんじゃないですか。早急に私はその対策をしなきゃないと思います、あそこ。それについてひとつ、今どう考えているのか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 今3点ほどご質問があったんで、一応3問についてお答え……
〔「最後だけでいいです」の声あり〕
○町長(西脇道夫君) 最後だけでよろしいですか。
地場物産につきましては先ほど申し上げたとおり、いわゆる見直し案については作成はしました。ただ、実際にそれを実施しようとすると、投資、当初の投資ですね、これが7,000万円、8,000万円とかかるということで、協議した結果、残念ながらこの案は見送ろうということになりました。その後改めて、じゃどういった手法で考えるのかと。つまり、自己財源で直すということが無理なんであれば、もう民間の活用をもっと全面的に図るのかということを検討しないと無理だろうということで、今その見直し、新たな見直しですね、民間の資金といいますか、民間活用という面で動けるのかどうか、そのことと、いわゆる今ある地場物産をどう変えていくといいますか、存続についてどう検討していくのか。今の地場物産は当然、いわゆる小規模農家であったり、高齢者農家であったり、その多くの方々が町のいわゆる農産物を販売するということでそれなりの販売額がありますので、これは重要な、いわゆる農家の販売する場所として重要な場所だと思っていますので、この確保は必要だろうと。そこのところの調整をどうやって図っていくのかということだろうと思います。これについて、今の施設のままで民間活用ができれば一番ありがたいんですが、それが無理であれば、逆に言うと、土地を逆に民間にお貸しするというようなことも踏まえて検討していく必要があるだろうと。ただ、そこに進出する、いわゆる民間があるかどうか、その調査もしていかなければいけませんので、それも今あわせて調査と、それから私どもの内部検討と、同時に進めているという段階です。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 松守雄さん。
○7番(松守雄君) 最後になりましたけど、今聞くところによると、そういう施設をつくったけど、予定は変更になったというふうなものの発言が変更して切りかえていくというふうなことの中で、もう一つ私はそういう中で、例えば次第浜のあの住宅に、亀代公民館を設置するときもそうですけど、ああいう施設設備を開発するときに、助成金もしくは補助金を町、国、県にそういうのにもらう中で、町の指定でこういうのを条件ですよ、公民館をつくりなさいというふうなのが条件。同じようなことで町にはいろんな金を融資する、してもらう先に基づいて条件がついた事業がいっぱいあります。その事業が軒並み大体赤字みたいな感じになっていて、今町は赤字だし、ちょっとというふうな感じの、西脇町長が指摘するその事業というふうになっているわけなんですけど、そういう事業なんですけど、町長は政策的、以前の渡邊町長の政策的にそういう金を借りる、または使いたいということの条件の中で、そういう事業をやった中でも、それを長ずるようっていえばおかしいけど、黒字にせいとは言わないけど、赤字を少なくするというの、副町長とか課長とか、そういう人たちの役目だったんじゃないかと。いろんな事業を私も見ていますけど、どうしても町の事業の中では条件つきみたいなのでこういうのをやっていたと。その金を、そういう項目の金を借りたがため、返還するまでやめるわけにいかないんだというのもあります。中には、だから聖籠町の町長は、聖籠町は100億円借金しています、前渡邊町長から西脇町長になって借金が減るかといえば、返す金額が減りません。西脇町長があしたから100億円あるの返して30億円にできますか。そんなことできないでしょう。そういうふうなものと同じような中で、そのいろんな町の事業が、町長の施政方針に基づいてだから西脇町長はそれやるんだからしようがないろうというふうな、だけど帳尻合わせたり、町民にもっと有効利用してもらうとかというふうなことを私は、本来副町長や課長とか、職員の役目じゃないかなと。その結果、努力した結果、だめだわいというのはやめればいいんだ。私は、事業というのはそうだと思います。ただ、今その時期かなといったら、消費税まで上がる、過ぎたらそれをしっかりやっていって財政を整えるというふうな、松でいえばつくり松って、誰かが伸びているところをちょっときれいに育てるというふうな意味を込めた町の財政を整えていくのが役割かなと思っているんですけど、その辺を町長はどう思いますか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 松議員の100億円の借金が西脇が町長になったからといって突然消えるのかということですが、全くそういうことはございません。ご指摘のとおりです。毎年予定された金額を返済していくということしかありません。それは当然のことです。ただ、私が申し上げたかったのは、100億円という借金があるという事実はきちんと認識しなければいけませんよねということを申し上げたかったということであります。
それから、いわゆる前町長が政策的にいろいろとやってこられた事業、当然、当時時代の要請を受けてやってこられたんで、それがいわゆる町民サービスという観点から、仮に赤字であったとしても、当時は必要だった部分も多くあるだろうと思います。ただ、時代が変われば、また、財政状況が変われば、それは当然、見直しをしていかなければいけないだろうと私は思います。当然、私もそうですが、その時々の課長、職員も、その時代の変化とともに政策の見直しについては当然、提言をしていただろうというふうに思います。ただ、今申し上げたとおり、いわゆる政策決定というのは長のまさに町に対する思いから出るものでありますから、これは当然、重い重要なものだというふうに思っています。その当時、それぞれの町民の皆さん、それから議会の皆さんの理解を得て予算づけするわけですから、その時点ではよかっただろうと。ただ、それはやっぱり時代とともに見直しの時期は必ず来るし、定期的な検証が必要だろうというふうに認識しています。今回私がたまたまその3つの事業を例示的に挙げましたが、それ以外にも当然、あると思うんですが、今の時代が変わって財政状況が変わった時点においては、見直しの時期だというふうに考えているということであります。したがって、何度も申し上げますが、政策として決定した時点で、その事業がいいとか悪いとかということではなくて、それは時代の要請として当然、必要だった事業だろうと私も思いますし、当然、私自身もそう思ったわけですし、職員もみんなそう思う。ただ、時代とともにその必要性というのは見直しをしていかなければいけないということだろうと思いますので、その見直しをきちんと定期的に第三者の目も入れてやっていくということが大事なんだろうというふうに考えております。
以上です。
○発言の訂正
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 先ほどの松議員への答弁の訂正をお願いしたいと思います。
放課後児童クラブ活用者、子供の数ですが、先ほど言ったのが町の全体の児童の数でありますので、活用数は41名で、約1割ということになっております。また、指導者の資格については基本的に先ほど申し上げたとおりなんですが、なかなか集まらないという観点から、やや学生とか、やってくれる方にも少し窓口を開きながら、面接などで確認をしながらお願いをしているというところであります。どうも失礼いたしました。
○議長(田村冨美男君) 7番、松守雄さんの一般質問を終わります。
11時35分まで休憩します。
休 憩 (午前11時25分)
再 開 (午前11時35分)
○議長(田村冨美男君) 休憩を解きまして一般質問を行います。
○議長(田村冨美男君) 11番、小川益一郎さんの一般質問を許可します。
11番、小川益一郎さん。
〔11番 小川益一郎君登壇〕
○11番(小川益一郎君) それでは、私のほうから、通告に従いまして一般質問を申し上げます。
このたびの広島を中心とした大変な豪雨、また、北海道を襲った地震、こういう災害の皆様方に改めてお見舞い、お悔やみ申し上げます。
そしてまた、いつどのような形であの豪雨、あるいは地震が聖籠町に来るかわかりません。そのとき、聖籠町はどうするんでしょう。借金100億円、貯金5億円、誰がこんな町にしたのか。私には不思議でなりません。我々は、議会の中でいろいろなことをチェックしてきましたけれども、幾らそのことは指摘しても、現在のような状態になりました。聖籠町は、昭和50年代から、正確に申し上げますと、昭和53年から不交付団体なんです。昭和53年と昭和54年。その後ちょっと財政が落ちましたけれども、昭和59年からは2.04という1倍以上の、まさに豊かな町であったわけです。そして、この昭和59年から昭和61年は2.0の財政力でした。その豊かな町が、なぜこんな財政危機なんていう話になってきたのか。私には本当に不思議でならない。私が町におったときは財政調整基金は24億円ありました。しかし、これが前渡邊町長になってからは、毎年50億円、60億円の税金が入るんです、聖籠町は。今若干減りましたので40億円ぐらいですけれども、これだけの豊かな収入が入って、よそのまちからうらやましいと何度も言われている。そして、聖籠町に住みたいと、そのおかげで人口は微増ですけれどもふえているんです。この豊かな財政力指数1.0を超える町が、今西脇町長が全部町民につまびらかにしました。その結果、町民は、驚くのと、未来の子供たちにどうするんだと、これは困ったと、何とかせんばないというような思いから草の根の運動を起こして、今回の西脇町長が誕生したわけであります。
私は、この西脇町長が掲げる多くの施策について賛同してまいりました。そして、私も全面的に、病弱の体でありますけれども、応援してきました。そのことが、一夜にして、24年間聖籠町に君臨しきた渡邊町政の夢が崩壊したわけです。そして、新しい西脇町政が生まれました。この豊かな町がどうしてこんなになったのか。それは、前町長がその豊かな税金、50億円、60億円入った税金を毎年ばらまいてきた結果なんです。それは、利権絡みもあったかもしれない、あるいは町民のおねだりがあったかもしれない。そういうところに全部お金を費やしてきた。だから、貯金は5億円しかないんです。そういうことを我々はまず認識をしながら、これから豊かな、まだ財政力指数1.1以上ある不交付団体ですから、よそのまちから豊かだと言われ続けます。そして今、西脇町長がいろんな方々の質問に対して、財源は未操業地、東港の未操業の土地から求めたいと、そしてお願いをしたいと。さらにまた、今ある財源を見直して、そこから財源を生み出しますということを言っているわけでありますから、私はそのことをぜひ実現していただきたい。そして、そのことが新しい聖籠町の第一歩になるものだと思っております。そういうことをお聞きしながら、これから若干の質問をさせていただきます。12時までに終わりたいと思いますので、私もちょっと、つい乗ると時間オーバーしますから、そのことを申し上げながら質問させていただきます。
そして、まずこの町には、町民に対する透明性、それから平等性、こういうことが求められます。私は、今まで、果たしてこの平等性、透明性というのはあったのかなという思いを強くしております。我々が、例えば社会福祉協議会とか、第三セクターであるざぶーん館とか、そういう聖籠の杜のことについて質問すると、それは別法人ですからと、こういう答弁しか返ってこなかった。しかし、我々の町が本来やるべきものを社会福祉協議会に事業委託したり、いろんな事業をそれぞれのところに、第三セクターに頼んでいるわけです。それは、まさに町が町民の税金をそれなりにそこに出して、そして運用しているわけでありますから、我が町がやるべき仕事をたださせて、していただいているということなんですから、十分それらの情報についても議会につまびらかにする、あるいは情報を町民の皆さんにもお知らせをするということが必要になってくるだろうと思うわけでありますので、ぜひそういうことも申し上げたいと思っております。非常に財政厳しいというお話ですが、新町長は今後そういう財政にどう向き合うのかということで私は質問しているわけでありますが、今までの各議員の皆さんから質問して、大体わかりました。これを、じゃしからば町民にどう説明していくのか。今までおねだりをしてきた、あるいは自分たちの言いたいことを言って、ぜひそれを実現してくれというふうに言ってきたけれども、今度は町民みずからも、その豊かな財源であったわけですけれども、厳しいということを自覚していただいて、町民みずからも痛みを分かち合うと、行政とともにそういう痛みを分かち合いながら、ただしかし、西脇町長が掲げるさまざまな改革については、こっちを切って、あるいはこっちを、このものを切った、その財源でこれをやるんだと、こういうことを示しているわけでありますから、ぜひそれは実現していただきたい。ただ、町民にどう説明して協力を求めるのか、まず第1点としてお聞きしたいと思います。
さらに2番目として、今までいろんな公共事業、あそこに道路つくってくれ、ここに側溝つけてくれ、これを舗装してくれ、こういう要望がたくさんあったはずであります。だからこそ、今まで豊かな財源がそういうところに使われてきた。道路1本、小さい道路つくっても、5,000万円、1億円かかるわけです。調査費から、そして測量費から、そしてさらに用地買収費、そしてさらにそれを舗装する、側溝をつける、そういうことをしますと、道路1本つけても1億円かかる。そして、ましてやそこに家があるなんていうと、2億円、2億5,000万円という金がかかるわけです。そういうことは、聖籠町にはもう道路はほぼ私は完成しているんではなかろうかと思っておりますので、そういう公共事業はぜひストップするところはストップしていただいて、英断をもってこういうものに取り組んでいただきたいということについて、どう進めるのかお聞きしたいと思います。
そして3番目は、さらに西脇町長が今できること。今できることは、自分の報酬を20%削減する、そして副町長は10%、教育長は5%削減するという条例案が今議会に提案されています。したがって、もうそれは西脇町長が公約に言ったとおり、それは実施するということを提案しております。そのほかにも、あの町長の立派な車をリースから廃止して、自分は一般車に乗りかえるということも今回予算に提案しております。そういう今できることは今やってもらいたい。そして、来年の、あるいは12月議会でやれること。来年できることは来年の予算の中でやっていただきたい。そして、任期中にできるようななかなか難しい問題は、その任期中に何とか方向づけをしてもらいたい。そういう中長期的な問題については今後の課題として、十分町民に理解をいただくということをお願いしたいと思っております。しかし、来年西脇町長が新しい予算を組むわけですから、そのときの何か目玉とか、そういうものがあるんであれば、今発表できるようなものがあるのであればお聞きしたい。
そして、4番目に情報公開を申し上げておるわけでありますが、これは公約でも示しておるとおり、町長は行政が見えるようにすると。それは紙媒体で、あるいは電子媒体で、さまざまな媒体を使いながら、聖籠町のありよう、生きざまをきちっと町民、町内外の人に発信できると、こういうことを約束しておりますから、そのことを実行していただきたい。特に町民には何をどういうふうに公開できるのかお聞きしたいと思っております。
それから5番目に、西脇町長は非常にすぐれた行政マンであります。そして、清廉潔白、そういうふうに町民からは見られておるわけであります。そういう意味から、町民の模範となるように、少しでも町民からクレームがつくようなことのないように、ぜひお願いをしたい。そしてまた、いろんなお中元やらお歳暮やら、そういうものが来るとするならば、ぜひそれは拒否をして、これは職員も同様でありますが、たしか町のほうではそういうことについては戒める規約があったはずでありますので、ぜひそのことをお願いをしたい。特に業者からはいろんなお誘いが来るだろう。ゴルフをやりましょうと、そして1杯飲みましょうと、そんなことがこれから続々と来るんでなかろうかと思われます。甘い業者に乗らないようにぜひお願いをしたい。そのことを強くお願い申し上げておきます。
そして最後に、これは定かではないんですが、聞いた話ですが、前町長は鉛筆1本、消しゴム1つとはいかないと思いますが、それぞれの人事管理について、役場の人事は当然ですが、いわゆる臨時雇い、そういう方々についても全部、出先の人事までチェックしたというふうに聞いております。あるところの人は、せっかく課長に来てくれと言われて、内諾を得て役場のほうに来たら、それはだめだよと、そこには別な人を入れるんだと言われて前渡邊町長から差しかえられたという話をしているんです。それは一つの例ですが、そんなことのないように、各課においては各課長が十分管理しておるわけでありますから、課長の仕事のしやすいように、あるいは政策についても課長が伸び伸びとその仕事に打ち込んで、そして部下を統率するというふうな、そういう環境をぜひつくっていただきたい。大きな指示命令は町長からしたとしても、枝葉の部分にまでは各課長に任せてもらいたい。そのことが、職員として責任を持って、町長に迷惑かけられない、副町長に迷惑かけられないと、そしてましてや町民に迷惑かけられないということで、各課長は自己の研さんをしながら立派な行政を運営してくれる。そして西脇町長を補佐してくれるというふうに私は信じておりますので、ぜひそのようにお願いをしたいと思っております。
私は、きのう、きょうと一般質問を聞いておりまして、非常に説明力、説得力、はっきりした口調で、前の町長を比較すると大変失礼ですが、前の町長は非常に長話でした。長話で、話の内容がわからない、アクセントがわからない、支離滅裂のようなことを言うこともあります。非常にそういう内容を私はずっと24年間聞いてきました。話は長ければいいというものではありません。自分の主張をきちっと短く、相手にわかるように説得していただくということが何よりですので、西脇町長は、きのう、きょうと聞いている中では申し分ない、非常にはっきりと的を射て回答しているというふうに思っております。私の今質問したことについても、そのような意味で簡潔明瞭にお答えいただければ大変ありがたいと思っております。
以上、終わります。
○議長(田村冨美男君) 13時10分まで休憩します。
休 憩 (午前11時54分)
再 開 (午後 1時10分)
○議長(田村冨美男君) 休憩を解き一般質問を行います。
町長。
○町長(西脇道夫君) それでは、小川益一郎議員のご質問にお答えします。
初めに、今後厳しい財政にどう向き合う、また、町民にどう説明し、協力を呼びかけ、理解を得るのかというご質問でありますが、本町はこれまで、子育てを初めとするさまざまな分野で積極的に施策を展開してきたところであります。人口増などの成果に結びつけてまいりました。一方で、町の財政事情は年々厳しくなっていることから、今取り組んでいる行財政改革を取りまとめ、今後の道筋をつけることを最優先にしていく所存であります。また、厳しい財政事情の中ですから、今後実施される各事業について事業ごとの説明責任を果たし、透明性の確保を行うことで町民の皆様も理解いただき、協力していただけるものと考えております。なお、現状において事業の見直し可能な部分につきましては、各課に既に指示をしております。具体的な内容、またはその方向性がまとまり次第、広報やホームページを通じて町民の皆様にお知らせをしてまいりたいというふうに考えております。
次に、公共事業の削減は必須の課題となる、英断をもって臨めるかというご質問でありますが、限られた予算の中ですから、公共事業については今必要なもの、今は必要ないもの、近い将来必要なものなどと区分し、その中で優先度をつけながら取捨選択することで、おのずと縮小される部分もあるものと考えております。なお、現状の予算で本年度と同様の整備を来年度以降も行うということは難しいと考えております。例えば道路整備が年次計画より長くかかることがあるかもしれません。そのような中でも取捨選択し、例えば消雪パイプなどにつきましては、その整備について優先課題として計画的に実施していきたいと考えております。
次に、新年度予算には西脇カラーを出してもらいたいが、何を目玉とするのか、今後の公約の道筋をあらわせるのかというご質問でありますが、現在取り組んでいる行財政改革を取りまとめ、厳しい財政事情の中での今後の道筋をつけ、公約にあります福祉と教育の充実、削減された高齢者福祉事業などを平成31年度予算に反映させてまいりたいと考えております。
次に、情報公開は行政の基本である、どこまで何を町民に公開できるのかというご質問でありますが、五十嵐議員に対する答弁の繰り返しになりますが、情報公開につきましては、個人情報を除けば公開できない案件は少ないと思われますので、一般的な概要レベルの公開ではなく、事業ごとのありようの公開、また、公開可能な政策の決定プロセスにつきましてもその公開の方策も含めて検討を行い、行政の透明性を確保できるように考えていきたいと思っております。
次に、行政の長は町民から批判されることのないよう常に清廉潔白であり、町民の模範となってもらいたい。特にお中元・お歳暮等の業者からの付け届けは職員も含め拒否すること等のご質問であります。お中元・お歳暮等を遠慮することにつきましては改めて企業等に町からお伝えしたいと思っておりますし、周知方法は広報やホームページ等への掲載と、庁舎内での掲示物等を考えております。これにつきましては以前にも徹底したことがございますが、改めてまた、職員も含めて徹底してまいりたいと考えております。
次に、行政の仕事の進め方として、ある程度部下に任せるべきではないかというご質問と、関係する団体とのかかわり方に関するご質問についてであります。9月5日の就任時の役場職員への訓示の中で、職員一人一人が自分なりの意見を持ち、議論を交わし合うような風通しのよい職場にしたいと訓示したところであります。最終的には町長の立場で判断を下さねばならないわけでありますが、職員が自覚と責任を持って公務に邁進できる、そういった環境を整えてまいりたいというふうに考えております。
次に、町と関係する団体とのかかわり方についてでありますが、大きな部分ではそれぞれの団体の事業方針については町との連携をお願いしたいと考えております。特に町から補助、助成、あるいは委託している事業、そういった部分については適切な範囲でかかわる必要があろうかと考えております。しかしながら、別法人でありますので、あくまでその法人で完結すべきことについては、町がやたらにそこに関与するということは私としては考えておりません。自発的に決めていただければというふうに考えております。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 私は、あえて再質問はいたしません。西脇町長の公約が非常に立派でありますし、私も同感であるところが大変多いわけでありますので、その公約を見ながら、今後その公約に沿って実施しているかどうかということの検証も含めながら、次の議会で再質問なり、反論できるものは反論、指摘できるものは指摘したいと思いますが、今は再質問はいたしません。ただ、この今町長が答弁したことについてはぜひ実行をしてもらいたい。そして、町民が西脇町長になったら風通しのいい、本当にいい町になったなと、こう言われることを念願しております。これから、それこそ町長の行動の隅から隅まで多くの方々が見詰めております。そういうことに対して、新しいカラーでぜひ聖籠町を引っ張っていっていただきたいなと思っております。
ただ1つだけお願いしたいのは、今聖籠町の各種団体、審議会、委員会、こういうものは本当にたくさんあります。数えると何十もあると思うんですが、これらに連なっておる委員について、私は、町長がかわったわけでありますから、全部一掃せいとは言いません。一掃してくださいとは言いませんが、新しい視点で出発するわけですから、1人の方が3つも4つも金太郎あめみたいにどこを切っても出てくるような方は排除していただきたい。そして、新しい人材は聖籠町に万といるわけでありますから、そういう方々を、よそから来た方々、高齢者でも立派な意見を持っている方、さまざまあろうと思いますが、こういう町に対して意欲を持って改革をしようとか提言をしようという方、こういう方々をぜひ取り上げていただいて、1人で4つも5つも持っているような委員は、ぜひ私は排除していただきたい。また、委員として来ているんだけども、ただ来ているだけで発言のないというような委員も何人かおるようでありますが、一旦そこについて費用弁償もらっているわけですから、少なくとも自分の意見なり、あるいはいろんなことを発言してもらうと。昔から、「寡黙は愚者の知恵なり」と言われております。黙っていればいいというものではない。その人がちゃんと発言あるのかないのかわかりません。寡黙は愚者の知恵なんて言われていては困るわけでありますから、ぜひ委員としてそこに連なる以上は、町の改革について発言をしてもらうような人、そういう人をぜひ選んでいただいて、西脇町長の新しい政策にかかわっていただきたいと、そのことをお願いして、私は再質問終わります。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 11番、小川益一郎さんの一般質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 1番、宮澤さやかさんの一般質問を許可します。
1番、宮澤さやかさん。
〔1番 宮澤さやか君登壇〕
○1番(宮澤さやか君) それでは、通告に基づきまして、幼児教育、本町の公共施設におけるワイファイ整備の2項目について質問・提案させていただきます。
初めに、選挙広報の公約におけるこども園体制の今後の展望について4点質問いたします。新町長は、選挙公約の1点目に子どもへの投資を掲げています。その中で、政府は来年10月から、3から5歳の幼保無償化を実施予定、聖籠町も無償となる、こども園体制を早急に検証し、新たな対応を行うとしています。次に述べる4点について、どのように考えているのかお聞かせください。
1点目、公約の中で「新たな対応を行う」としていますが、具体的な中身についてどう考えているのでしょうか。
2点目、こども園教諭の年齢構成について伺います。文部科学省では、3年ごとに「学校教員統計調査」を実施しており、平成28年度の調査結果の取りまとめがことし3月28日公表されました。その中で教員の平均年齢は、公立幼稚園が41.0歳、私立幼稚園が35.3歳で、公立幼稚園では平成25年度より平均年齢が低下しているという結果でした。ちなみに、昨年度、本町におけるこども園教諭の平均年齢は36.2歳です。しかし、問題は平均年齢の低下自体ではなく、年齢構成の不均衡にあると思います。民間企業も含めて組織の中堅層には、業務の実質的負担を担うだけでなく、ベテランと若手世代の間を橋渡しする役割があると言えます。人材育成という観点からも、年齢、経験年数の不均衡について見直す必要があると思いますが、見解をお聞きします。
3点目、保護者の就労率も年々増加し、勤務形態や職種も多様化しています。国が無償化を実施した場合、さらに預かり保育を利用する子供たちが増加する可能性もあります。平成30年第1回定例会において、今年度の預かり保育の利用予定率は、蓮野こども園67%、亀代こども園60%、蓮潟こども園52%であるとお伝えしました。早朝及び預かり保育を利用する子供たちが園児の半数から7割近くいる中、今後も既存施設で対応可能なのかお聞きします。
4点目、本町の保育園・こども園では、土曜保育を実施し、子育てと就労の両立を可能としています。しかし、職種が多様化し、核家族化、共働き世帯もふえる中、保護者の就労などにより、日曜・祝日にも保育を必要とする子供たちがいることも事実です。休日保育について、本町でも検討する必要があると思いますが、どう捉えているかお聞かせください。
次に、本町の公共施設におけるワイファイ整備についてお聞きします。ワイファイは、ケーブルがなくてもインターネットに接続することができる無線LAN規格の一つです。スマートフォンや携帯電話の回線は、通話可能エリアは広いですが、一般的に低速であることに対し、ワイファイを含む無線LANは通話可能エリアは狭いですが、高速で大容量の通信が可能であるという利点があります。自治体によるワイファイの整備は、観光・教育・防災のネットワークとしての活用が期待され、また、町民の情報収集の利便性向上という面でも、整備することの意義は高いと言えます。防災、観光、住民サービス向上、行政事務の効率化などを踏まえ、庁舎を含めた公共施設でのワイファイ整備についてどうお考えでしょうか。さらに、教育の面では、図書館などの公共施設、学校でのワイファイ整備が上げられます。文部科学省は、2017年12月、「学校における教育の情報化の実態に関する調査結果」を公表、同時に平成30年度以降の学校におけるICT環境の整備方針について発表しました。この中で、新学習指導要領の実施等に向けたICT環境整備の必要性をうたっており、早急な整備が必要と考えます。また、多くの学校が地域の避難場所に指定され、地域の防災拠点として重要な役割を持っていることを考えれば、教育・防災の面でも、学校における無線LANの整備を進めていく必要があるのではないでしょうか。小・中学校及び図書館などでのワイファイ等の整備について、どのように考えていらっしゃるのかお聞かせください。
以上で総括質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 宮澤さやか議員のご質問にお答えします。
初めに、こども園体制の今後の展望はということでのご質問であります。これにつきましては私の選挙時の公約でもうたっておりますし、いわゆる町長という立場での政策的な考え方もございます。その辺については既に教育長のほうに話をしてありますので、私のほうからは総括的なお話をさせていただきたいと思います。教育委員会としては当然、現場がありますので、私との協議の中で現場での対応も含めての検討が必要になろうかと思いますので、それは改めてまた教育長のほうから答弁をしてもらいます。
私のほうからは、まず1点目、宮澤議員もおっしゃっております国が3歳から5歳の幼保の無償化を実施するということになりますので、このことによって町が、いわゆる子育ての独自性といいますか、先見的にやってきた無償化というものが、ある意味では町独自のものではなくなってしまうと。こういったところから、町の、じゃ子育て支援は本来どこに今度求めていくのかということになろうと思いますので、その辺は今後検討してまいりますし、また、基本的に3歳から5歳の無償化によって、町のこども園体制をどうしていくのかというところも検討していかなければならないと思いますので、これは国のいわゆる情報が入り次第、検討を進めてまいりたいというふうに考えておりますし、その情報は当然、保護者の皆様のほうにもお伝えしていきたいというふうに考えております。
ほかにも3点ほどご質問いただいております。基本的には、方向性としては前向きな検討が必要な項目だというふうに認識しております。ただ、先ほど申し上げたとおり、教育現場での体制の問題もありますので、その辺はこれからまた改めて教育委員会との協議が必要なのかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
次に、公共施設における今後のワイファイ整備についてのご質問であります。スマートフォンの普及により、大容量で高速のデータ通信が求められており、携帯電話の通話回線も高速化してきていますが、データの通信容量には制限があり、携帯電話でデータ量の多い動画などを見る場合には、無線LAN環境であるワイファイが必須となっている現状であります。また、携帯電話の通信回線は災害時に通信過多となり、通話・通信不能となることがありますが、インターネット回線での通信は東日本大震災時にも通信可能で、安否確認や災害情報の発信等で有効であったことから、国では避難所に指定されている施設等の無線LANの整備を推進しており、事業費の2分の1を補助する公衆無線LAN環境整備支援事業を行っております。このような状況から、町としては教育指導要綱の改定により、ICT環境の整備が求められている学校と防災対策の拠点となる役場庁舎に無線LANの整備を検討しております。これにより、災害時に避難している住民がワイファイに接続でき、平常時は学校の授業などで利用でき、かつ補助金も活用できることから、学校を優先して整備の検討を行っております。
また、ワイファイは、暗号化しないで制限なく接続できる状態にしておくと、そこに接続している機器の情報が抜き取られ、なりすましや架空請求などに悪用されることから、災害時以外は学校においては外部の機器は接続できない仕様にする予定で、役場庁舎についても会議やイベントで一時的に許可した機器のみ接続できる仕様が望ましいと考えております。また、役場庁舎のワイファイ整備については、災害時には防災対策本部として機能することから、災害情報の提供ができるよう、各階に通信機器の設置を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 宮澤議員のご質問にお答えいたします。
初めに、こども園の体制の新たな対応をということについてのご質問でありますが、国が進める3歳児から5歳児までの幼児教育の無償化により、これまで国に先駆けて進めてきた町の独自性というものがなくなってしまうと。これは、もう来年10月からそのようになるという見込みでございます。これを機会といたしまして、現在の幼児教育の体制について検証し、保護者や幼児にとって最善の対応は何かということを町長とともに検討を進めてまいりたいと思っております。また、これに当たっては、内容面での充実も図っていきたいと考えております。例えば小学校のほうでは、新学習指導要領により、現在小学校3年生から外国語活動を実施し、5、6年生で外国語科という教科ということで学習をしております。今後ますます英語学習の重要性が増していくという観点から、こども園においても英語に触れる機会を積極的に設けるなど、幼児教育の強化を図ることも視野に入れているところであります。これらを含めて、また、新幼稚園教育要領も踏まえながら、具体的なものは今後検討していきたいと考えているところであります。
次に、こども園教諭の年齢構成について見直す考えはあるかというご質問でありますが、こども園の教諭の年齢バランスは全体的に若年層になっており、園長や副園長を除いた中堅クラスが少ない状況となっております。近年においての採用は新卒者を対象としてきたことにもよりますが、組織としてのあり方を考えた場合は、やはり余り好ましい構造ではないのかなということも考えております。幼児教育においては、経験を積んだ中堅教員による幼児の対応や若手職員への指導などにおける有用性もありますので、職員採用への配慮に当たってはこれまでも課題となっていたようであります。このことから、来年度の採用試験から実施できるか検討してみたいと考えております。ただ、この点については採用試験ということでありますので、公平公正の観点を落とさずに、方法について検討してまいりたいと思っているところであります。
次に、国の無償化により預かり保育が増加する可能性に対して、既存施設で対応可能かというご質問でありますが、町が保育料をいただいている預かり保育においても国は無償化の対象とする予定であるようです。この預かり保育は、勤務証明により、家庭で保育ができない環境であるという要件であれば利用ができ、今年度はこども園全体で約6割の幼児が利用しております。無償化により保護者の雇用の拡大につながるとも考えられますが、それにより実際にどれだけ預かり保育を利用するかという見込みはまだ不明なものがございます。いずれにしましても、預かり保育が増加した場合においては、まずは施設の部屋の利用を工夫しつつ、預かり幼児数に応じた職員体制も強化しながら、できる限りの対応をしてまいりたいと考えております。
次に、保育園・こども園では土曜保育を実施しているが、日曜・祝日保育の検討の必要性をどう捉えているかというご質問でありますが、土曜保育の利用は3園合わせて1日30人から40人程度でありますが、国が進める無償化により利用園児がふえるのではないかと考えられております。ご質問のように多様化している勤務形態となっておりますので、保護者の利便性を考慮した場合、本町においても日曜・祝日での保育の検討は必要となってくるものと考えております。しかし一方、子供の視点から考えると、特に幼稚園児のことでありますけれども、何日も連続して利用した場合、親と触れ合う時間が減少すること、体力的に疲労が蓄積すること、精神的に不安定化することなどが予想され、健全な成長に影響を及ぼすことへの懸念も考えられます。これらのことを踏まえつつ、保護者の意向を把握しながら、今後慎重に検討してまいりたいと考えております。
次に、本町の公共施設におけるワイファイ整備についてどのように考えているかというご質問でありますが、先ほど町長から整備計画についての総括的な答弁がありましたが、教育施設である学校における無線LAN環境の整備について、補足してお答えいたします。学校における無線LANの整備については、新学習指導要領において学校のICT環境整備とICTを活用した活動の充実に配慮すると示されており、そのためにも情報手段を活用するための情報通信ネットワーク環境を整え、情報活用能力の育成を図り、学習を充実させていくことは必要なことと考えております。
聖籠中学校においては、既に校内全域において無線LANの整備が完了しております。一方、3小学校については、小規模のものは設置はされているものの、授業で子供たちが一斉に利用することができる環境にはなっていないことから、改めて役場庁舎の整備と歩調を合わせ、国の公衆無線LAN環境整備支援事業の対象となるよう、防災拠点の避難場所としての指定を受けた上での無線LANの整備に向けた準備を進めているところであります。防災関連の事業を利用することになりますが、教育活動面で有効な活用としてまいりたいと考えております。
加えて、図書館におけるワイファイというようなご質問もありましたが、図書館の建設に先立ち設置された建設委員会において、無線LANを整備した場合、子供がゲームソフトに利用するのではないかとの議論があり、見送られてきた経緯があると話を聞いております。しかしながら、時代の進展に伴い、この無線LANの必要性は高まってきていることも事実であります。場所を指定して子供たちの学習のために使える環境、もちろんフィルタリングをかけての設定などについても検討しながら進めてまいりたいと思っております。今後の整備につきましては検討課題とさせていただけたらありがたいと思っております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 宮澤さやかさん。
○1番(宮澤さやか君) では、1点目のこども園体制について、4つ目の質問の休日保育についてちょっとお聞きしたいと思います。
休日保育の必要性というのは多分これから、サービス業の方も多いので、高まると思うんですが、実際町で実施しようとすれば、今の園の形だと、ゼロから2歳児は保育園、3から5歳児はこども園と、2カ所で実施が必要になるのかなと思います。実際に近隣市だと新潟市、胎内市、新発田市で実施している自治体があるようなんですが、本町の財政の状況を考えると、ニーズがあっても導入というところまではなかなかすぐに進まないのかなと思いまして、代替案というわけではないのですけれども、「ファミリーサポートセンター事業」というものが、県のホームページを見ていても実施している自治体が、2017年の情報なんですが、県内で18市1町で実施されているということでした。この形であってもいいのかなというふうにも思うんですが、町長でしょうか、どのようにお考えでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 子ども教育課長。
○子ども教育課長(田中雅義君) 宮澤議員のご質問にお答えしたいと思います。
今ほどファミリーサポートセンターの関係の事業はいかがということの提案がございました。ファミリーサポート事業については、町が今策定している子ども・子育て支援計画の中にも検討課題として盛り込んでおります。今これについても今年度見直しを開始するということもありますので、引き続きこのファミリーサポートセンターの可能性については検討したいというふうには考えております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 宮澤さやかさん。
○1番(宮澤さやか君) では、1点目の新たな対応、教諭の年齢構成についてということで、園全体に係る質問になるんですが、幼稚園が設立された昭和46年代から平成17年に、幼稚園に早朝と預かり保育の機能を持たせて、こども園として新たにスタートしたわけです。ただ、先ほど述べたように、預かり保育の利用率というのは年々増加していて、子供を取り巻く環境というのも大きく変化してきています。その中で、園の先生方というのは幼児教育と保育の両立という課題を抱えながら日々の業務に当たっておられるのかなと思っています。実際にこの幼児教育を行うという面から、先ほどいろいろこれからの課題で検討課題があるとお話しされていましたが、こども園自体の見直しという時期に来ているのかなと思います。核家族化であったり、共働き世帯の増加であったり、職種の多様化など考慮すると、例えば今は幼稚園に預かり保育がついているという形、基本幼稚園ではあるんですけれども、例えば認定こども園にするとか、幼稚園と実際に保育園で二分化してしまうということも検討の余地はあるのかなと思うのですが、この点についてはどうお考えでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 今ほどの質問についてはかなり政策的な部分が絡みますので、概要として私のほうからお話をさせていただきたいと思います。
基本的には今現在の3園のこども園と、それから保育園との関係も含めての全体的な見直しが出てくる話だと思います。ただ、そうなると、今現在教育委員会のほうで進めている12年カリキュラムを、じゃどうするんだという問題が出てきますので、かなり大きな問題になります。したがって、これは保護者の理解を得ながら進めていくということになると、ある程度の時間が必要でしょうし、そのことによって政策的な財源の必要性も当然、出てくるだろうと思います。それらも含めて検討していく必要があるだろうと思いますし、保護者には本当に丁寧な説明をしないと、なかなかご理解をいただけないかなと思っています。したがって、来年10月の国が無償化を実施するときまでにそこまでの体制に持っていけるかどうかというのは、かなり難しい部分があろうかなと思っていますが、いずれにしても宮澤議員がご指摘のとおり、町の今のあり方について検証を加えなければいけないということだけは事実でありますので、今現在、現状の体制でのメリット・デメリットの検討は既に指示をしておりますし、子ども教育課のほうで今取りまとめをしておりますので、できるだけスピード感を持って対応策が出せるように動いているというのが全体の流れでありますので、ご理解いただければと思います。
なお、詳細については教育長のほうで補足があればお願いいたします。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 宮澤議員のご質問にお答えいたします。
幼児教育の根本的な観点から見直しについてでありますけれども、平成13年のときに乳幼児保育計画調査委員会が設置され、そこの答申を受けて、今のゼロ歳から2歳まで、3歳から5歳まで、このような未就園児に対する保育・教育環境が整えられたというふうに聞いております。その中で、預かり保育の観点から幼保一元化が進められてきたと。今現状といたしましては、宮澤議員が述べられていたとおり、時代が変わってきていると。平成13年度の時点で想定し切れる範囲を超えている時代になってきているのではないかと考えられますので、細かいところがまだまだ検討は進んでおりませんけれども、町長と協議をしながら、いい体制がつくれるように取り組んでいきたいと考えております。
○議長(田村冨美男君) 宮澤さやかさん。
○1番(宮澤さやか君) 少し質問重なるかもしれないんですけれども、町長、今回の選挙公約の中で、学力の向上という点を挙げていらっしゃいます。実際に中学に入学するまでの基礎学力というのは小学生で、その基礎学力を養うためには、学びの基礎、学びに向かう力を育むことが実際には就学前に必要ということで、学力向上には幼児教育というものがやっぱり必要不可欠であると私も考えています。実際に私は教育に関して専門分野ではないので、幼児教育の質の向上のためには何をどうしていけばいいのかというところまでは明言できませんが、保護者の一人として、本町のこども園が子供たち、保護者とかかわってくださる先生方、地域の方も含めてでしょうか、よりよい形であってほしいと思っています。ぜひ町長、教育長いらっしゃるので、初めとして、職員皆様方の知恵をおかりしながら、このこども園体制というものを早急に検証して、新たな対応を行っていただきたいと強く思っています。同じような質問になってしまいますが、その点についてもう一度お聞かせ願いたいと思います。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 学力向上に向けてこども園のいわゆるあり方といいますか、効果というご質問であります。
考え方としては、宮澤議員と私も全く同様であります。私自身としては、学力向上において現場の先生方がいかに自分の力を発揮できるか、そういう環境を行政がどこまで支援できるかというところが我々行政のほうの一番大事なところだというふうに考えておりますので、そこは、きのうもお話しした総合教育会議もございますし、あとは教育長との日々の意思疎通での話し合いもありますので、その中で、じゃ現場に対しての支援を行政がどこまでやっていく必要があるのか、じゃ学校現場では逆に言うとどこまで私ども行政として求めたいのかというところを話し合いができれば、まずはそこからかなというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 宮澤さやかさん。
○1番(宮澤さやか君) では、2点目のワイファイの整備について、1点だけお聞きしたいと思います。
全体で前向きに検討されているということだったんですが、実際に中学校は完了していて、小学校は小規模なので、これから授業でも使えるように、あと防災の面でもという話をお聞きしたので、実際にはこれ平常時の活用だけではなくて、災害時に活用できるという意味でリバーシブルの観点がやっぱり必要だと思います。前に少し一般質問のときにICタグの話をしたかと思うんですが、実際にこのワイファイを設置する、学校に設置するということになると、それを活用してアクセスポイントとして学校に置いて、防犯カメラというお話も公約の中には出ていたんですが、実際にタグを活用して、そこで見守りサービスという形につなげることも可能なので、実際にこれは防犯の目になってくるんですが、学校にもし設置されるときに検討の課題として1つ上げていただければなと思うんですが、教育長いかがでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 宮澤議員のご質問にお答えいたします。
ワイファイ環境が整うということを考えますと、いろいろな可能性が出てくるかと思います。この可能性と、一方には危険性も多々出てくる。そのバランスを考えながら、また、子供の安全確保の整備状況を勘案しながら、そのようなことも含めて検討対象の一つとして含めていきたいと考えています。
○議長(田村冨美男君) 1番、宮澤さやかさんの一般質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 次に、2番、小川勝也さんの一般質問を許可します。
2番、小川勝也さん。
〔2番 小川勝也君登壇〕
○2番(小川勝也君) 午後3人目の質問になります。予想より早かったんで、ちょっと準備不足ですけど、町長と選挙管理委員長に質問させていただきます。
1項目め、皆さん各議員質問している内容と大分ダブりますけど、町長公約のスケジュールについてと、2点目が前渡邊町長の残した問題点についての対応、それと3点目は今回の町長選挙においての選挙の改善点があったか、その3項目について質問させていただきます。
1項目めの1番として掲げましたのは、これも中村議員等の質問でほとんど回答出ておりますけど、質問させてください。新町長の公約の中の子どもへの投資の中で、児童クラブの料金を月額8,000円から5,000円に減額したいという項目、わかりやすい項目が出ていました。これはいつから実施できるのか。お聞きした中村議員の回答の中では来年度の予算というふうなお話もありましたけど、その辺についてもう一回町長にお聞きします。
2点目、未来へつながる事業への投資の中で、人口増を目指し、出生率向上への支援をうたっておりましたが、今戦略監のほうで中心になって進めているCCRC事業との関連はどういったものがあるのか、どういった形になるのか、このまま継続するのか、それについてもお聞きしたいと思います。
3点目、新しい教育・福祉への投資で、補習授業導入などをうたっていましたが、これもいつごろになるのか。これも先ほど松議員の質問の中で大体回答は出ていましたけど、これについても再度お聞きしたいと思います。以上3点がスケジュールについてです。
2番目の前町長の残した問題点、私最初負の遺産というふうな表現したんですけど、前町長だけのせいじゃないと思うんですけど、1点目が、加治川右岸の塩漬け土地7,000平米、これの活用方法。3,000万円で土地買ったということなんで、議会でも承認したということなんで、やむを得ない内容だったということも先輩議員からも聞きましたけど、早急に何とかしないとというふうに私思うんですけど、これについて1点目としてお聞きします。
それと、これも松議員等でほとんど回答出ていましたけど、旧みかさや跡地の店舗の活用方法。現町長もなかなか苦労していたということも大体先ほどの午前中の回答でわかりましたけど、もう一回整理する意味でお聞きします。これが2項目めになります。
3項目めは、今回の町長選挙だけじゃないのかもしれませんけど、投票率がどうしても改善がなかなかできなかったのかなと私は思うんですけど、その辺について選挙管理委員長でどういうふうなその辺についてのお考えが、改善したのか、まだまだ足りないのか、その辺について1点目としてお伺いします。
2点目は、町長選挙だけだと思うんですけど、期日前投票と当日の選挙が記名投票といいますか、記号式になって、違っているんですけど、ちょっとわかりにくいんで、私なんかはいつも期日前投票しかしたことないもんで、丸つけたり判こ押したことなかったもんで、なおさらちょっと違和感あったんですけど、その辺について、今後もそういうふうな対応が普通なのか、その辺についても選挙管理委員長のほうの見解なりをお聞きしたいと思います。
以上、大きな3項目について、町長並びに選挙管理委員長のほうに質問させていただきます。以上です。お願いします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 小川勝也議員のご質問にお答えします。
初めに、児童クラブの料金減額はいつからかというご質問ですが、これにつきましては特段何らかの事情がない限り平成31年度から減額をしたいと、そのための準備を進めてまいりたいと考えております。
次に、今進めているCCRC計画との関連はというご質問であります。ご案内のとおり、町では昨年度末に聖籠町生涯活躍の町構想を策定いたしました。この構想は人生100年時代の到来を見据えた多世代共生の町の実現を目指すもので、その中では高齢者向け住宅を中心とした多世代共生型のCCRC事業を民間事業として誘導することも構想実現のための施策として位置づけておりました。しかしながら、現在の町における喫緊の課題は、行政改革をまずは行うことというふうに考えております。CCRCにつきましては町民の皆様の間に多様なご意見があるように承知しておりますので、まずは行財政改革を行い、今後の町の事務事業のあり方が整理できたところで、改めてその時点で状況を踏まえながら、再度時間をかけて見直しをしてまいりたいというふうに考えております。
次に、補習授業の導入はいつごろより実施するのかというご質問でありますが、先ほどの松議員のご質問と同様の答弁になりますが、教育委員会が取り組んでまいりました放課後学習クラブや各学校での取り組みを検証し、その内容によって適宜実施してまいりたいというふうに考えております。
次に、加治川右岸の塩漬け土地の活用方法はというご質問であります。加治川右岸の土地は、「聖籠町海浜総合整備計画」の中で自然環境保全とリゾートのエリアとして位置づけられており、桜堤を河口まで延伸し、河川跡の自然環境を保全するとともに、リゾート地として宿泊、保養施設等の導入、侵食防止を整備課題とし、網代浜船だまり背後地から加治川右岸までの広範囲な計画であります。しかしながら、整備のための新たな土地購入や現在の利用状況を踏まえますと、計画自体の見直しも必要なのではと考えております。ただし、町の財産と言える自然景観やこの海浜を保全していくということは貴重なことであり、その財産になるものと考えております。
また、管理については、町有地であることを示す看板、有刺鉄線等で囲っており、現場を確認しながら、隣接地に迷惑がかからないよう、管理水準で行ってまいりたいと考えておりますが、釣りやシジミ取りの人が通り道とする箇所は有刺鉄線を切って侵入しているようで、補修するものの、再度切られるような状況となっておりますが、今後も適正な管理に努めてまいりたいというふうに考えております。
次に、旧みかさや跡地の活用方法はというご質問でありますが、旧みかさや跡地を含めた地場物産館のリニューアルについては、これまでも庁内で検討を重ねてきたところでありますが、残念ながら成案には至っていないというのが現状であります。今後の検討の進め方としては、民間活力を活用する形で、事業当事者になろうとする意思のある方からアイデアを募るのもその方法の一つと考えております。こうした検討については、松議員のご質問にもお答えいたしましたが、今後策定する聖籠地場物産株式会社の経営健全化方針とも深く関連することになりますので、その整合性を図りながら、できるだけ早い段階で結論を出してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 選挙管理委員長。
○選挙管理委員会委員長(長谷川進一君) 小川勝也議員のご質問にお答えいたします。
まず、町長選挙における前回からの投票率の改善はあったかとのご質問でありますが、今回の町長選挙において投票率71.9%という結果でありました。前回の町長選挙においての投票率は68.2%でしたので、3.7ポイントの増という結果になります。前回と比較し投票率が向上したことについては、選挙管理委員会としまして広報や現場啓発活動による改善があったのも要因であるなというふうに感じております。今後も投票率向上のための周知や啓発を進めていきたいと考えます。
次に、町長選挙の期日前投票と当日の投票が記名と丸つけで違っていたが、改善すべきではないかというご質問でありますが、聖籠町では町長選挙において丸つけ、記号式投票を採用しております。これは、公職選挙法第46条の2において、町独自で条例で定めた場合は投票日に限り記号式投票を採用することができるとされており、聖籠町では昭和45年に町長選挙において記号式投票を採用する条例制定を行っております。以来、町長選挙執行の際には記号式投票で投票を行ってまいりました。昨年12月現在の県内の実施、あるいは全国での実施町村では、県内では30市町村のうち11、ほとんどが町村でございます。それから、全国では1,741区市町村のうち、231だけが実施しているとの情報でございます。
記号式投票は投票日当日だけに限られておりまして、期日前投票や不在者投票においては公職選挙法で記名式としなければならないことから、期日前投票等で記号式とすることはできないこととされております。よって、期日前投票と当日投票を同じ投票方法にするには、記名式投票にするしかないこととなります。それには、町の選挙条例の改正が必要でございます。現在の記号式投票の方法をこのまま継続するか、また、記名式に統一するか、選挙管理委員会としましてはそれぞれのいい点、悪い点、変更した場合の影響などについて、今後調査・検討を行おうと考えております。
以上でございます。終わります。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) じゃ、質問させていただきます。
1点目の、これ町長のほうなんですけど、町長かな、教育長かな、児童クラブの料金を下げるのがなかなかというか、平成31年からやっていただけるということ、平成31年度ということで、間違ってはいないと思うんですけど、要するに4月から下がるということで考えていいんでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 平成31年度ということですので、ご指摘のとおり4月からということでご理解いただきたいと思います。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 次の質問にさせていただきます。
CCRCのほうは行革が終わるまで凍結ということで今お話しいただいたような気がしました。それは、行革が終わるまでということは、2年後ぐらいまでですか。その辺見通しはどんなものでしょう。せっかくここまでやったのに、もったいないなと私なんか勝手に思っているんですけど、その辺についてもう一回お願いします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) CCRCに関するご質問ですが、行財政改革ということで、いろんな事業について見直しをやっていきますので、当然、CCRCは民間活用ということで動きますが、ただ事業としては当然、町と重複する部分も出てきますので、まずは行革のほうを優先して事業の見直しを行いたいと。これは、じゃ年数でどのくらいかと言われますと、ある程度の成果が出て、その後ということになろうかと思います。ただ、行財政改革そのものは、もう毎年毎年継続してやっていかなければいけないものだろうと思います。問題は、継続してやっていくこととCCRCを改めて検討を見直すことが可能となる時期というのがあろうかと思いますが、それは2年後、3年後ということになるのか、時間的なのは今段階ではちょっとお答えできかねるという状況でありますので、ご理解いただければと思います。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 今CCRC関係でお話ししますと、田中議員の質問等でも、正庵とか役場とか山大夫とか、次々と宅地計画があるということなので、これが順調に進めば、当然、CCRCの目標の目的としている人口流入は、私は間違いなく望めると思いますので、今回ちょっと中断しますけど、いろいろ勉強したというふうに考えれば、無駄でなかったかなというふうに私は思います。
次の質問に移ります。新しい教育・福祉への投資で、補習授業導入などということで、「など」なんで、いろんなことあるのかなと思ってお聞きしました。その中で、先ほど教育長のほうの答弁の中で、先生を今探していますとか、ことしもやりたかったけど、先生いなくてできなかったというふうなお話あったんですけど、先生が見つかればことしからやるんでしょうか。その辺ちょっと、町長なり教育長のほうからお聞きしたいんですけど。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 小川議員のご質問にお答えいたします。
先ほどの答弁でも指導者の方がなかなか見つからなくて始めることができていないというお話をさせてもらいましたが、指導者の手配が済み次第、開始をしたいというふうに考えておりますし、また、次年度からどのような方策をとると指導者の確保ができ、早い段階から実施できるか、それもあわせて検討を進めていきたいと考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 指導者を募集しているということは何か広報でちょっと見たような覚えはあるんですけど、我々退職者、正直言って退職者ですけど、退職者なんかも町内にいっぱいいらっしゃるんで、町長かわったんで、じゃ俺ちょっと手伝ってやろうかなというふうな人も多分出ると思うんで、もう一回募集していただければなというふうに思います。
次の質問に移ります。前町長の残した問題点で、加治川右岸については私も同僚議員、先輩議員から壮大な計画のパースというんですか、図面を見せてもらいました。物すごく何十億円もかかる内容、当然、今の町の財政では望むべくもないプランでした。それを考えると、もうあのままにしておいて、自然環境云々という話もありましたけど、そのままにしておくしかないのかなというふうに思うんですけど、現実に魚とったり、何かしているんで、その辺付近の人がというか、新発田市あたりの人が来ているんじゃないかなと思うんですけど、その辺について、行革はもちろんやってもらいたいんですけど、その中で何か、せっかくあれだけの土地があるんで、売却は難しいと思うんですけど、もう少しちょっと知恵を絞っていただければと思うんですけど、その辺についてもう一回、町長いかがでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 加治川右岸のご質問についてでありますが、ご指摘のとおり、いわゆる計画については残念ながら見直しの必要があるのかなという認識であります。跡地をどう、じゃ活用するかということですが、それについても今後検討していかなければと思いますが、一つとしてはあそこのいわゆる自然環境保全といいますか、そういった財産としての価値は大いにあるのかなと思っていますので、そういったことで整備していくというのも一つの方法かなと思っております。ただ、いずれにしても7反という大きな土地ですので、有効活用というのは方法としてはあるだろうと思いますので、そこは検討してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 次の質問になりますけど、旧みかさやの跡地云々ということで、私質問上げてから自分なりに一生懸命考えてみたんです、どうしたらいいのかなと思って。そうすると、私の結論は1つあるんですけど、ちょっとここでは申し上げないんですけど、何しろいろいろな知恵を絞ってもらいたいと思うんです。申しわけありません、役場の優秀な職員の中で考えていただいて、それからなおさら民間のほうに云々ということも今お話出ましたけど、例えば付近の大学の、私建築やっていたんで、建築のほうの人とか、そういった学生というか先生なり、そういったところの何かコンペしていただくとか、そういうふうなちょっと夢のあるような計画も含めて、これ担当課のほうで何か考えていただきたいなというふうに思います。ということは、ちょっともう行革なんで、すぐ結論出さんばないということなのかもしれないですけど、もうことし1年はどっちみち手をつけられないと思うんで、多少余裕あると思うんで、その辺については、ちょっと提案ですけどいかがでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 旧みかさやの部分については、何人かの議員の方に質問いただいて、お答えしてきたとおりであります。いわゆるできれば早い段階で改善方法を決めたいわけですが、ただ急ぐ余り、また、中途半端な状態になっても困りますので、そこは小川議員がおっしゃるとおり、時間をかけて検討してもいいのかなというふうに私も思っております。現実に、じゃ今の建物をすぐに何らかの形でいじらなければいけないという状態ではありませんので、ある程度の時間はあるのかなと思っていますので、そこは時間をかけてゆっくりと検討してまいりたい。その中で、よりいい方向性を見出していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 次の質問で、選挙管理委員長にお聞きしますけど、先ほど3.7ポイント投票率上がったということで、本当よかったんですけど、私がちょっとメモった中では平成22年度の町長選挙が77.74%あったんです。それから見ると、ちょっと下がっているのかなと思うんですけど、その辺についての分析はされていますか。
○議長(田村冨美男君) 選挙管理委員長。
○選挙管理委員会委員長(長谷川進一君) 当時よりは確かにご指摘のとおり低い数字となっております。その後ずっと下がり続けて、現在また回復したということでございますが、私こんなことを言うと申しわけないんでございますけれども、考えてみますと、それ以後、平成22年以後、各地区に新しい団地とかそういうのができまして、新しい住民をお迎えしておるわけですが、私その人たちが投票しないとか、そういうわけではないんですけども、そういうのがふえることによりまして、現実的に各地区の投票率を見ますと、やっぱり例えば第2投票区の保健センター、あれ新しい団地、団地と言ったら失礼ですけども、ございますし、それから第5投票区、藤寄地区のあそこのところという地区がおいでになっていただけないという現実があるんです。これ何の投票、最近のここ二、三年、投票率だけをいえば、そこが、大変失礼な言い方しますけども、もうちょっと投票率よくなっていただければ、今まで以上に上がるんじゃないかなと。私どもそれなりに啓発はしているつもりですけども、その重要性と申しますか、なかなか理解していただけないで、現在につながっていると。第1投票区とか第2投票区、藤寄もそうですけども、第5投票区もそうですけども、かつては本当に、投票率だけを見れば立派な投票率を誇っていたわけですけども、どうも最近はその辺が、分母が大きくなるにつれて分子がそのままだという状況が要因だかなと、私個人的には思っております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 同じような質問なんですけど、期日前投票の総数はふえたんでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 選挙管理委員長。
○選挙管理委員会委員長(長谷川進一君) 期日前投票の数は、約1,800票。16%ぐらいになります。私どもも期日前、土曜日、投票日25日ころには、このままだと、私個人の勝手な推測ですけども、8割ぐらいになるのかしらと、思っていましたら、結果的にこの数字になったということで見ております。この期日前投票が、今回非常に皆さん町長選挙ということで関心があったのか、制度が浸透してきたのかよくわかりませんけれども、今までにない有権者の方の投票で、驚いていました。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 今回の選挙で選挙違反的なものはあったでしょうか、それともその辺どういった指摘があったか、委員長のほうでわかる範囲で教えていただければ。
○議長(田村冨美男君) 選挙管理委員長。
○選挙管理委員会委員長(長谷川進一君) 私が知る限りでは、選挙違反、いわゆる刑事訴訟法による選挙違反は、今のところまだ摘発ということは聞いておりません。しかしながら、その前の状況の、これはどうなんだというふうな、大変失礼ですけど個人もありましょうし自営の方もありましょうが、それはやはり相当ありました。内容については一々ここで申し上げることはできませんけど。ただ、私聞いている範囲内ですけれども、もちろん全部見させていただきましたけれども、選挙が始まってからはほとんどそういう、これは違反だとかどうなんだというのはほとんどなくて、選挙の前、告示前にほとんどそれが終わっているような状況でございました。
なお、件数やどの程度の大きさとかどのような苦情につきましては、書記長のほうからもしわかったらお話ししていただければ、できる範囲内ですけれども、件数ぐらいわかりますでしょうか。ということで、よろしくお願いします。
○議長(田村冨美男君) 選挙管理委員会書記長。
○選挙管理委員会書記長(橋 淳君) 小川議員の質問にお答えします。
問い合わせ関係ですが、告示前で約20件ほどございました。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 告示前で20件ほどあったということはお聞きしましたけど、私自分自身が選挙活動した中では、すごく公明正大な選挙を両陣営ともやったというふうに私は感じております。その中で、今回西脇新町長が誕生しました。6月の議会で前町長に、私自身は9月からは新しい町長を迎えて、新しい聖籠町のために議員として頑張りたいというふうに申し上げました。きのうからきょうにかけて、本当にうれしくてたまらない状態です。ただ、実際先ほど一部議員の中から議長の不信任というふうな内容もありましたけど、我々議会も変わって、これからは二元代表制の議会は意思の決定機関です。長は執行機関であります。両輪なわけなんで、もうある議員が言っていたとおりノーサイドで。ある町民が言っていました。ノーサイドで町民のために頑張ってほしいということを私は激励されたんですけど、私はこれから残りの任期に対してその気持ちでやりたいと思うんですけど、町長は私の考えについてどう思いますか。それで終わります。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 選挙の結果は選挙の結果として、素直に厳粛に私自身は受けとめております。あとは、まちづくりについて進めていくという段階においては、全ての町民の方にご理解をいただけるように進めていくというのが本来の形だろうと思っていますので、そういう形でまちづくりに臨んでまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) じゃ、このまま頑張ってください。
以上で終わります。
○議長(田村冨美男君) 2番、小川勝也さんの一般質問を終わります。
2時40分まで休憩します。
休 憩 (午後 2時28分)
再 開 (午後 2時40分)
○議長(田村冨美男君) 休憩を解きまして一般質問を行います。
○議長(田村冨美男君) 5番、青木順さんの一般質問を許可します。
5番、青木順さん。
〔5番 青木 順君登壇〕
○5番(青木 順君) それでは、ラストバッターになりました。通告に基づいて4点質問させていただきます。皆さんもご存じのとおり、新しい町長が誕生いたしました。マニフェスト等でさまざまな公約を掲げていらっしゃいますが、まずは4点質問させていただきます。
町長のマニフェストの中で、NPO法人スポネットせいろうの一層の充実を図り、より多くの町民がスポーツの楽しさを味わうことができるように支援しますとありますが、私は健康は日々の暮らしの中での積み重ねと考えています。老若男女個々に計画することで、おのおの効果は上がると感じています。ぜひとも早急に取り組んでいただきたいと思いますが、新しい体制となるスポネットせいろうは、いつからスタートするつもりでしょうか。また、人員体制を確立し、自主運営を可能にする。現在かかわっている職員は他の業務に専念し、町民サービスの向上に努めるとありますが、規模を縮小する考えでしょうか。
2点目、町の循環バス事業についても別な方法を考えていきましょうとありますが、私自身も議会質問で何度か取り上げさせていただきましたが、利用者の少ないバスより、より利便性のあるデマンドタクシー方式の導入についてお聞きしますが、前町長との議論の中では、検討には入っているが、さまざまな背景の中、まだまだ検討が必要であるし、なかなか難しい状況であるということでしたが、西脇町長はどのように検討していくのか、また、計画はどのようなものを想定しているのか、そしてある程度のめどは立っているのでしょうか、伺いたいと思います。
3点目は、ふるさと納税寄附金は1億円を目指しますとありますが、これも私自身議会質問で何度かやらせていただきましたが、大いにというか、何が何でも1億円を目指してほしいと思っているのですが、どうやったら1億円を目指せるのか、具体的な事業計画を教えてほしいと思います。それと、前々から取り組んできたふるさと納税制度ですが、なぜもっと早く1億円を目指して、さらなる高みを目指して取り組むことができなかったのかお聞きしたいと思います。
4点目ですが、今回の町長選挙の中において、にしわき道夫後援会だよりを拝見いたしました。その中で疑問に思ったのですが、限られた町民・限られた地域を優先する町政とありましたが、どの町民、そしてどの地域を指しているのか。また、副町長時代にそういったことを感じていたことなのか、内容をお聞かせ願いたいと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 青木議員のご質問にお答えします。
初めに、NPO法人スポネットせいろうの体制についてのご質問でありますが、スポネットせいろうは、現在も子供から高齢者まできめ細かなサービスを展開し、町のスポーツ振興に大きく貢献していただいておりますが、団体の維持に関しては町補助金に依存しているというのが現状であります。よって、現在の委託事業を精査し、会計処理を含めた人員体制を整え、補助金から委託事業に移行し得るものは移行した上で、総合的に町のスポーツ振興を推進していただきたいというふうに考えております。
具体的な実施時期ということになりますが、任期内の実現を目指しておりますが、スポネットせいろうの意向も当然、あろうかと思いますので、今後その内容を十分協議させていただきながらスケジュールを決めてまいりたいというふうに考えております。基本的にはスポネットせいろうが自主独立できる組織になっていただきたいという思いであります。
次に、デマンドタクシーの導入についてであります。町長はどのように検討していくのか、計画はどのようなものを想定しているのか、めどは立っているかというご質問であります。循環バスの見直しによる地域公共交通の再構築についてはこれまでも庁内で議論を重ねてきたところでありますが、基本的な枠組みを変えるほどの大きな見直しをしない限り、財政支出の削減効果は少ないというふうに考えております。今までの検討課題では、循環バスとデマンド的なものを組み合わせてみたりとか、いろんな検討はやりましたが、そういう検討では残念ながら削減できる財源はなかなか出てこない。したがって、根本的な見直しをしないと大きな削減は出ないだろうという考え方であります。そこで、今後の町の公共交通については、その目的と利用者像を再度検討し、それぞれに応じた効率的な交通手段を構築したいと考えています。その一つとして予約制の乗り合い自動車、いわゆるデマンドタクシーの導入や高齢者に対するタクシー利用券の配付などの方法であります。また、学生の交通手段のあり方についても検討を重ねていく必要があるだろうと考えております。デマンドタクシーについては既に近隣自治体で導入しておりますので、その状況について調査しながら、本町ではどのような導入が適しているのか、速やかに検討してまいります。
一方、見直しに当たっては、現在循環バスを利用いただいている方はもちろん、町民の皆様への丁寧な説明とご理解を求めることが重要だと考えております。来年度当初から完全な形での移行ということには時間的に難しいものがあるだろうと私も認識しておりますが、仮にその場合でも段階的な移行と財政支出の削減を図る方法も検討できるのではと思っておりますので、その辺は段階的に可能であれば段階的な方法も実施してまいりたいと考えております。
次に、ふるさと納税について具体的な事業計画の内容はというご質問であります。松議員へも答弁させていただいたとおり、具体的な拡充策としましては、本町の新たな魅力発信として返礼品を追加するとともに、寄附者が気軽に選べるよう、寄附額の選択肢をふやす、さらに寄附が期待できる関東、関西圏への情報発信を行ってまいりたいと考えております。特産品の売り込みを前面に出した事業展開による地方間競争の激化と、それに伴い控除税額が税収に及ぼす影響の観点から返礼品送付制度への着手がおくれてきましたが、現在では聖籠町を一層PRしていくことがふるさと納税と農家等の収入増につながっていくと考えております。青木議員ご指摘のとおり、他市町村に出おくれているというのはもう否めない事実でありますので、今後はその挽回も含めて前向きに進めていきたいと思っておりますし、今回そういう趣旨を私ども職員も共有するという意味も込めまして、目標額を一応設定して、みんなで頑張りましょうという意図であります。
次に、限られた町民・限られた地域を優先する町政とあるが、それはどういう意図かというご質問であります。当然ながら、町政は全てにおいて公平公正に行き届くのが基本と考えております。このことから、全町的なバランスと、子供からお年寄り、そして障がいをお持ちの方など、いろんな方々に対するバランスを考えて施策を行っていきたいと考えておりますし、町全体のバランスにも配慮して進めていきたいという趣旨を表現するために文言として使わせていただいたということでご理解いただければ思います。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) ありがとうございます。
それでは、スポーツに関して再質問していきたいなと思うんですが、この中で、今町長がおっしゃったようなところもあるんですが、自主運営とはどの辺までのことを想定されていますか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) スポネットせいろうの再質問についてお答えします。
いわゆる財政的な支援の部分については、完全な自主運営というのは、これは無理だろうと思っています。私が自主運営って申し上げているのは、まず人的な支援、つまりいわゆる事業の計画、それから予算決算の処理、これらも含めて自主的に自分たちの組織の中でできるような体制をきちんとまずつくっていただくというのがまず基本かなと思っています。そのことについて社会教育課がある程度町の全体的なスポーツの関係の中で関与するのは構いませんが、ただ事務的なところまで社会教育課の職員が関与しないと運営ができないということでは困るので、そういった意味でスポネットせいろうが自分たちで自主運営できるという人員体制をきちんとつくり上げていただきたいというのが基本的な考え方であります。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) となると、社会教育課とスポネットはもう別個の団体にするという考え方でよろしいんでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 町のスポーツ振興という大きな枠で考えれば、それはやはり町が、といいますか教育委員会、実質的には社会教育課になりますが、そこが当然、責任を持って計画をつくっていくということになろうかと思います。ただ、その中で実施していく事業、これはほとんどスポネットのほうに委託なりという形になろうかと思いますが、実施していただくということになりますので、そこでの関係がなくなるということはないということになります。あくまで私が申し上げているのは、スポネット自体が、町がつくるスポーツ振興という全体の枠の中で、みずから自発的にその計画に基づいて町と協議して進めていけるような体制をきちんとつくり上げてほしいという意味であります。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) ありがとうございます。
そうしたら、施設運営とかスポーツをしていく上には、スポーツするには、施設借りたり、いろいろな調整をしたり、社会教育課とスポネットせいろうはもう一緒にやられていると思っているんですが、仮に少し今までとは違った自主運営が可能になってきたら、いい部分もあると思うんですが、お互いに、より、例えば町民、町外の方が施設利用したりいろんな問題があったときに、お互いにスムーズな対応ができるような内容にしてほしいというのはお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 青木議員のおっしゃる意味においては、当然、スポネットに自主的な運営をお願いするといっても連携が全くなくなるわけではありませんし、いわゆる利用する方々がそのことによって不便を感じるんでは何の意味もありませんので、そこは当然、連携はうまくやっていただかなければなりませんし、施設の利用については特に連携といいますか、事前調整を十分図ってもらうということは当然、進めていきたいと思っております。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) それでは、スポーツ、やっぱり生きていく上で非常に重要な過程であると私は思っておるんですが、若い方からご年配の方まで、自分がやりたいことに出会える、見つける、そういったきっかけづくり、要は受け皿、そういうのがやはり必ず必要なんではないかなと思います。自分であれやりたい、これやりたいって探すのはなかなか難しいところもあるんで。
それと、やはり若いうちからこういったスポーツに没頭したり、体を動かしたり、そういったことをしていくことで、先の健康寿命を延ばすことにも必ずつながってくると思いますし、私はスポーツが育てる、やはり夢の力、努力などはきっと大人になるために大切なことがたくさんあると思うんです。ぜひとも一生懸命子供たち、ご年配の方も含めて取り組める環境整備を今よりさらに拡大していただきたいとお願いしまして再質問を終わります。
続きまして、デマンドタクシーについてなんですが、町長今根本的な見直しをしなくてはならないとおっしゃっていたんですが、それはどの程度を指すものでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 先ほども少し申し上げましたが、いわゆる循環バスの部分的な削減とデマンドタクシーを組み合わせるという方法とか、いろんなことを一応、内部検討させてもらいました。ただ、そういう方法では残念ながら削減が、いわゆる財政的な削減がほとんど出なかったということであります。したがって、循環バスを完全に廃止して、別ないわゆる手段、例えばここではデマンドタクシーもその一つとして挙げていますが、そういった改正方法でないと、財源的な意味での削減にはつながらないだろうという一定の結論が出ました。それについてどうしますかということで、検討を今後進めていく必要があるだろうというところであります。
今回私が申し上げているのは、いわゆる改革の方法としては、今の循環バスを部分的に変えるとかということでは無理があるから、根本的に見直しをして、別な代替措置での対応を図ったほうがより効果的であり、また、財政的な支出も少なくて済むだろうと、そちらを検討したいという意味であります。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) 今の町長の答弁を聞いていますと、非常にデマンドタクシー事業を導入するのは難しいという可能性のほうが大きく聞こえるんですが、よその自治体、胎内市とかもそうですが、その辺の内容はどれぐらいお調べになったでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) いま一度お答えしますが、先ほど答弁したことは、現状の循環バスで財源的な削減を行っていくというのは無理があるだろうということで、いわゆるかわりの措置としてデマンドタクシーを検討すべきだろうというのが基本的な考え方です。ですから、デマンドタクシーは代替措置としては大きな選択肢であるということでありますので、ご理解いただければと思います。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) 済みません。私も言葉足らずです、金額的に非常に難しい状況なのかなとは思ったんですが。他町村の実態はどの程度把握されているか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) デマンドタクシーをうちの町に導入して、いわゆる想定できる対応を全てのところまで試算は、残念ながらまだできておりません。先ほど申し上げたのは、あくまで循環バスを、いわゆる部分的に削減して、その削減できた予算でデマンドタクシーを導入するとどの程度のことができるのかというところでとどまっておりますので、実際に循環バスの全面的な代替としてデマンドタクシーを活用する、それによって今現在利用している方々を全て網羅できるのかどうかを含めて検討していくとどうなるのかというのは、これから急ぎ検討してまいりたいというところであります。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) 大体方向性といいますか、出るのはいつごろを予定されているのか教えていただきたいと思います。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) この内容については当然、有識者会議のところでも意見を求めておりますし、当然、方向性の段階で町民の方にもお知らせをしますし、パブコメも実施したいと思っています。それらを踏まえて一定の方向性を出せればと思っています。したがって、ある程度の方向性は年度内には出せるのではというふうには思っております。ただ、そこから具体的に今度町民の方々にご説明申し上げて、いわゆる利用している方々の代替として本当に十分なのかどうか、いろんな意見が出てくると思います。そこから初めて具体的な出てきた意見に対して対応する、できるかどうかということをもう一度考える必要があると思いますので、実際の実施段階ということになりますと、いわゆる平成31年度当初からというのはタイムスケジュールとしてはもう無理があるかなと思っています。したがって、できれば平成31年度中にもし可能であればそれを目指したいと思っていますし、ただできるだけ早く改正はしたいんですが、やはり大事なのは、今利用している方々が納得してもらえるかどうかというところも重要なところですので、そこの兼ね合いの中でタイムスケジュールも考えていかなければいけないのかなというふうに今は考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) なるべく早く実施していただいて、町民がこの制度があってよかったなと言われる、私は間違いなく言われると思いますので、ぜひ実施を早めて検討していただきたいなと思います。
じゃ次に、ふるさと納税について質問いたしますが、同僚議員もみんなふるさと納税に関しては質問されていますし、ある程度方向性も皆さんの意見聞いていると何となくわかるんですが、私も前町長の時代からずっとふるさと納税については、町の農業の活性化でもあるし、聖籠町のPRにもなると、ぜひ進めてもらいたいという一点張りだったんですが、町長の今就任されて1億円を目指すと、寄附額の選択肢を広げたり、返礼品広げたり、前町長の話では、東港の企業まで返礼品広めていきたいんだという話があったんですが、その辺はどうなったんでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 東港の企業については数社、あくまで聖籠町の工場で生産したということで、いわゆる聖籠産ということで返礼品の中に既に入れさせてもらって、PRをしているところであります。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) そういったことではあると思うんですが、今回町長のこの公約の中で、今答弁も聞きましたが、私今のその意気込みのままで1億円目指せるのかなと物すごく思います。幾ら西脇町長が目指しますと言っても、やはり周りの職員、農家の方、地元の方、みんなやっぱりこれ協力しないと絶対に無理だと思うんですけども、その辺どうやって解決していくつもりか、1億円目指すつもりか。やっぱり目標だけでは、目指すだけでは、私は少し物足りない。ぜひ1億円超える覚悟でやってもらいたいんですが、その辺どうやってやっていったら超えられるか、目指せるか、その辺お聞かせいただきたいんですが。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) その1億円を目指すという意味合いについて先ほど申し上げたとおり、職員と意識の共有を図るということで、いわゆる目標を定めるということは大変重要なことかなと思っています。問題は、この1億円を、じゃ目指しましょうという意識を、いわゆる職員の皆さんも共有してもらって、これから農家の方々とまた打ち合わせが行われるわけですが、そこで農家の方々にもそれを伝えて、ぜひ理解をいただく。行く行くはこのふるさと納税そのものは、町がもうかるというよりは、農家の収入につながるというのが最終目標ですから、そのことも改めてもう一度説明していく必要があるんだろうなと思っています。
午前中の質問でもお答えしたと思うんですが、いわゆる新聞報道があって、返礼品の3割を超えるものについては規制がかかるだろうと。きょうのお昼のニュースで総務大臣が言っていましたが、いわゆるそれに従っていない市町村が、たしか聞き違えでなければ十数%の市町村があるということで、これについては国はふるさと納税から除くという強い姿勢で対応していくよというのがニュースで流れておりました。外的要因としてはそういったことで、今まで高額な返礼品でそれなりの寄附額を求めていた市町村は、いわゆる3割まで落とさざるを得ないということになろうかと思いますが、私どもは当初から3割を基準として動いてきましたので、その部分では十分他の市町村に引けをとらない対応ができるだろうというふうに思っていますので、そこもまた農家の皆さんにご理解をいただけるところでありましょうし、いわゆる寄附をしていただく方にも、逆に言えばPRするチャンスになるのかなというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) 農家の所得増、これだけではないと思います。やはり寄附いただいた中で、町民もあれやこれやと利用、選択肢があるわけですから、それによって町民もいろいろやってもらえるという中で、1億円を目指す今のところの一番大きな課題というのは、西脇副町長時代からずっと見てきたと思われるんですが、目指すに当たって一番大きな課題というのは何でしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 一番大きな課題は、やはりより多くの農家の方に参加していただけるかどうか、ここが一番大きな課題だと思います。というのは、例えば町でいうとサクランボとかブドウが特産品として有名なわけですし、一番返礼としての要望が多い。ただ、こういった果樹は、いわゆる自然災害で収穫量が変動します。そうすると、予定していたのに返礼品として送ることができないということになると、やはり人気として、いわゆる信頼も含めて落ちるということになりますから、より多くの農家の方が参加していただければ、そこをクリアしていく方法ができます。したがって、先ほども申し上げましたが、農家の方への説明のときに新たに参加していただく農家を探す、もしくは農家の方を通して口コミで広げていただく、そのことがまず一番重要なことではないかというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) 一番大きな課題というのは農家の協力と言いましたが、今までもそれは一番の課題だったと思います。先般、皆さん、ふるさと納税については一般質問やら委員会での話やらいっぱいしていると思うんですが、農家に対しての協力要請というのは、それだけのことをできていますでしょうか。農家回って返礼品の確保、今町長言われたように、これなくてはならないわけですが、そういった動き、営業等、その辺は抜かりなくできているのでしょうか。私は、農家の話聞いていると、全然回ってこないと、わからないと、いや、ふるさと納税制度できて助かっている、さまざまいます。助かっている人もいれば、全然わからない人もいる。全然回ってこない人もいれば、回ってくる人もいる。それでは1億円は絶対目指せませんよね。そういったところを今後どうやって統一してやっていくか、もう一度お願いします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 農家の協力をいただくということで、いわゆる作物ごとの部会もございますし、いわゆる認定農業者の方々もおられます。そういう総会というのが大体ありますので、その総会時点でふるさと納税への協力要請のお願いをしておりますし、また、担当課においても職員が時間をいただいて説明をしているというところであります。この手法だけで農家の方に本当に伝わっているのかどうかということがありますので、この伝え方の工夫、つまりふるさと納税で現実にはこれだけの収入を得ていますよねといった事例も今後PRしていけば、じゃ参加しようかという方も出てくると思いますんで、そこは今後もう少し工夫をしていく必要があるだろうというふうに考えております。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) ぜひ。前回五十嵐議員が言っておりましたが、町村議会議長会主催の講演会で、ある方が、覚えていらっしゃると思うんですけれども、職員は営業マンにならないとだめだと、これからはと。そういったところをこれからしっかり、また、新しい体制になったわけですから、皆さん共有していただいて、町のためでありますから、また頑張っていただきたいなと思います。
それでは、次に行きたいと思いますが、行財政改革の中でということで、「限られた町民・限られた地域を優先する町政から全ての町民・全ての集落に公平な町政へ」と、この文見ると、ただ単にバランスを考えて全ての町民、全ての集落に公平な町政へと考える人は少ないと思います。明らかに限られた町民、限られた地域があって、それはこの町によくないから、全ての町民、全ての集落に公平な町政へ変えねばだめなんだといった西脇町長のメッセージだと思うんですけども、その辺もう一点お願いします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(西脇道夫君) 基本的には先ほど申し上げたとおり全町のバランスを考えて、そういったメッセージをより強く出したいというふうにお話ししました。考え方としてはそのとおりであります。ただ、これは今後も起こり得ることかもしれないので、私も十分注意しなければいけないと思っているのは、いわゆるいろんな公共投資なりが行われるわけですけども、時期によっては特定の箇所に偏ってしまう時期というのは、時期的な問題として起こり得るのだろうと思います。ただ、そこは誤解を受けないように進めていかなければいけないというところだろうと思います。
例えば道路改良を年次計画で計画的に整備して、ある集落に道路の改良工事が入ったと。消雪パイプの設置も年次計画でやりますから、たまたま同じ集落に入ったと。そうすると、その集落に公共工事が集中しているかのように見えますが、でもそれは町の全体計画からすれば、当然といいますか、結果としてそうなっているだけで、決してそこに集中しているわけではないということだろうと思います。そういったことは、ただはたから見ると誤解を招く危険性がありますので、そういったところは説明していく必要があるだろうというふうに思います。いわゆる町の計画的な対応の中で動いていますよということを説明していかないと、誤解を招くことがあるだろうと、そのことは注意しなければいけないというふうに思っています。そういうことも含めて、いわゆる町の全体的なバランスを常に考えていますよということをご理解いただきたいし、そういう方向性で動きますよということをより強く訴えたいという意味でその表現は使わせていただいているということでご理解いただければと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 青木順さん。
○5番(青木 順君) 大体わかりましたが、この文章の書き方といいますか、私これは多くの町民から質問受けたんです。「限られた町民、限られた地域ってあるの。どこなの。誰なの」と言われたから今回こういう形にさせてもらったんですが、皆そういうふうに勘違いしています。これは、例えばあっち派とかこっち派とかじゃなくて、いろんな方から「そういうところあるの。どこなの」、臆測でしか私もわかりませんが、誤解をもう招いているんです。やはり今後も、私もこういったことが必ずないように注視していかなければいけないなと思います。
また質問させていただきます。これで終わります。
○議長(田村冨美男君) 5番、青木順さんの一般質問を終わります。
○散会の宣告
○議長(田村冨美男君) 以上で本日の日程は全部終了しました。
これをもちまして本日は散会します。
散 会 (午後 3時19分)