平成30年第1回聖籠町議会臨時会会議録
平成30年第1回聖籠町議会臨時会会議録(第1号)
会期第1日目
平成30年4月6日(金)午前9時30分開会(開議)
1.開会(開議)の宣告
1.議事日程
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 諸般の報告
日程第4 承認第 4号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町税条例の一部を改正する条例]
日程第5 承認第 5号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町国民健康保険税条例の一部を
改正する条例]
日程第6 議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算(第1号)
○出席議員(14名)
1番 宮 澤 さ や か 君 2番 小 川 勝 也 君
3番 長 谷 川 六 男 君 4番 渡 邉 豊 君
5番 青 木 順 君 6番 田 中 智 之 君
7番 松 守 雄 君 8番 宮 澤 光 子 君
9番 五 十 嵐 利 榮 君 10番 中 村 恵 美 子 君
11番 小 川 益 一 郎 君 12番 須 貝 龍 夫 君
13番 小 林 政 榮 君 14番 田 村 冨 美 男 君
(副議長) (議長)
○欠席議員(なし)
○地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
町 長 渡 邊 廣 吉 君
副 町 長 西 脇 道 夫 君
教 育 長 近 藤 朗 君
地方創生戦略監 夏 井 智 毅 君
会 計 管 理 者 佐 久 間 雅 之 君
総 務 課 長 橋 淳 君
税 務 財政課長 池 田 弘 幸 君
産 業 観 光 萩 原 波 春 君
課 長 補 佐
ふ る さ と 飯 田 一 雄 君
整 備 課 長
生 活 環境課長 藤 田 正 之 君
東 港 振興室長 樋 口 豊 志 君
上 下 水道課長 高 橋 美 紀 夫 君
保 健 福祉課長 松 光 志 君
町 民 課 長 松 井 博 君
子ども教育課長 田 中 雅 義 君
社 会 教育課長 渡 辺 佳 津 志 君
図 書 館 長 野 聡 君
○本会議に職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 堀 市 郎
議 会 書 記 海 津 良 輔
議 事 の 経 過
○開会、開議の宣告
○議長(田村冨美男君) ただいまから平成30年第1回聖籠町議会臨時会を開会します。
直ちに本日の会議を開きます。
○議事日程の報告
○議長(田村冨美男君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
○会議録署名議員の指名について
○議長(田村冨美男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって4番、渡邉豊さん、5番、青木順さん、6番、田中智之さんの3名を指名します。
○会期の決定について
○議長(田村冨美男君) 日程第2、会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日限りとしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) 異議なしと認めます。
よって、本臨時会の会期は本日1日間とすることに決定しました。
○諸般の報告
○議長(田村冨美男君) 日程第3、諸般の報告を行います。
本臨時会に出席を求めた説明員の職氏名は、お手元に配付した名簿のとおりです。
以上をもちまして諸般の報告を終わります。
○承認第4号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町税条例の一部を改正す
る条例]
○議長(田村冨美男君) 日程第4、承認第4号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町税条例の一部を改正する条例]を議題とします。
町長からの提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(渡邊廣吉君) おはようございます。それでは、ただいま提案されました承認第4号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町税条例の一部を改正する条例]の提案理由を申し上げます。
地方税法等の一部を改正する法律(平成30年法律第3号)並びに関連法令が公布されました。これに伴い、平成30年3月31日に地方自治法第179条第1項の規定により聖籠町税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。
主な改正内容は、法律改正に伴う規定の整備であります。
細部につきましては、税務財政課長に朗読説明させますので、ご審議の上、承認くださるようお願いいたします。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 税務財政課長。
○税務財政課長(池田弘幸君)
〔議案朗読説明〕
○議長(田村冨美男君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) 質疑なしと認めます。
これから討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) 討論なしと認めます。
これから承認第4号を採決します。
この採決は起立によって行います。
お諮りします。本件を承認することに賛成の方は起立願います。
〔起立者全員〕
○議長(田村冨美男君) 全員起立です。
したがって、承認第4号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町税条例の一部を改正する条例]は承認することに決定しました。
○承認第5号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町国民健康保険税条例の
一部を改正する条例]
○議長(田村冨美男君) 日程第5、承認第5号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町国民健康保険税条例の一部を改正する条例]を議題とします。
町長から提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(渡邊廣吉君) 承認第5号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町国民健康保険税条例の一部を改正する条例]の提案理由を申し上げます。
地方税法等の一部を改正する法律(平成30年法律第3号)並びに関係法令が公布されました。これに伴い、平成30年3月31日に地方自治法第179条第1項の規定により聖籠町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。
主な改正内容は、国民健康保険税賦課限度額の引き上げ及び軽減措置に係る判定基準の変更であります。
細部につきましては、町民課長に朗読説明させますので、ご審議の上、議決くださるようお願いいたします。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 町民課長。
○町民課長(松井 博君)
〔議案朗読説明〕
○議長(田村冨美男君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
10番、中村恵美子さん。
○10番(中村恵美子君) 今、19条の中で5割軽減と2割軽減が出されておりますが、それぞれ5割、2割の該当する世帯は何世帯になるのかお願いいたします。
○議長(田村冨美男君) 町民課長。
○町民課長(松井 博君) 最初に、限度額引き上げの影響でございますが、今年度は所得が確定していないため試算できませんけども、平成28年度に医療費支援分を4万円引き上げた経緯から、25世帯、100万円程度の影響を見込んでおります。
続きまして、5割、2割軽減の判定所得の引き上げの影響でございますが、こちらは5年連続で拡充しておりますので、その前年度を見ますと、平成28年度の改正を見まして、軽減なしから2割軽減が6世帯、2割軽減から5割軽減が5世帯、10世帯程度、30万円程度の影響があると見込んでおります。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) 質疑なしと認めます。
これから討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) 討論なしと認めます。
これから承認第5号を採決します。
この採決は起立によって行います。
お諮りします。本件を承認することに賛成の方は起立願います。
〔起立者全員〕
○議長(田村冨美男君) 全員起立です。
したがって、承認第5号 専決処分の承認を求めるについて[聖籠町国民健康保険税条例の一部を改正する条例]は承認することに決定しました。
○議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算(第1号)
○議長(田村冨美男君) 日程第6、議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算(第1号)を議題とします。
町長から提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(渡邊廣吉君) 議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算(第1号)について提案理由を申し上げます。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億365万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ69億2,800万円と定める補正予算であります。
補正内容は、次のとおりであります。
まず、歳入でありますが、観音の湯ざぶーん館維持基金繰入金として3,015万9,000円、源泉掘削事業債として7,350万円。
歳出についてでありますが、源泉掘削工事として9,806万4,000円、源泉掘削附帯工事として559万5,000円であります。
細部につきましては、税務財政課長に朗読説明させますので、ご審議の上、議決くださるようお願いいたします。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 税務財政課長。
○税務財政課長(池田弘幸君)
〔議案朗読説明〕
○議長(田村冨美男君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
9番、五十嵐利榮さん。
○9番(五十嵐利榮君) きのうの全員協議会で、このざぶーん館の経営改善計画おおむねお聞きしたんですが、その中で1つ聞きたいのは、今回3月の定例議会終わって、まだ日もそうたっていない時期にこの改善計画を出されたわけですが、私が想像するに、これをこれだけ早く出した背景には、去年の秋に今の温泉が出なくなって、一時期停止して掘り直したと。しかし、その後掘り直した後も一時停滞して、その後ずっと今の現状にあるんですが、このままいくとやはりどこかでまた出なくなるんじゃないかという、これ井戸屋さんというか、専門家のそういう考えがあろうとは思うんですが、その辺について今回この改善計画出された背景の中には、そういうまたこのまま放置しておけば、どこかで同じようなことで温泉とめざるを得ないというふうな、そういう懸念があるという専門家というか、技術屋というか、そういう人たちの知見も入っているんじゃないかなと思うんですが、その辺についてまず1つどういうふうな考えが出されているかということについてお聞きしたいと思います。
それから、今この図面が私どものテーブルの上に出されているんですが、これについて専門家の人が見ればわかるんでしょうが、私はちょっと見ただけではよくわからない点もありますので、この新源泉井構造図といいますか、これも含めて。今回いろいろずっと去年の秋からトラブルあった中で、ざぶーん館の温泉はもともと20年ちょっと前からスタートして、1,100メートルぐらい掘削していったけれど、今は800メートルぐらいまでしか、実際はその下はもう泥が埋まって、行っていないという話も聞いていますし、一方で例えば同じような紫雲の郷ですと、もともと1,300メートルぐらい掘ったという、そういう情報も入っていますが、この新しい掘削の中に、前の説明会のとき、今よりパイプの太いもので掘るという話は聞いていますが、深さとか、その辺について、この構造図を含めてどんな考えを持っているのか。
それからもう一つは、今源泉があるところとそう遠くないところに掘るという話もお聞きしていますが、その辺で本当に大丈夫なんだろうかという声もあるわけですが、その辺について技術的な観点からもう一回説明をお願いしたいと思います。
とりあえず以上です。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 五十嵐議員の質問にお答えします。
1点目のなぜ3月議会終えた以後、臨時議会を早期に開催して急がなければならないのかという背景についてのお尋ねかと思います。このことについては、3月議会でも答弁しておりますし、また、きのうの全員協議会でもお話ししましたように、今のところ何とか毎分70、80リットルから100リットルちょっと出ているような現状にありますが、いわゆる工事専門業者に言わせると、いつ何どきどういう状態で出なくなるかわからないという、保証できないというお話を頂戴しているわけであります。そんな収支のリスクを常に持っているわけでありますので、そのことによってすぐ議会で対応して、すぐ温泉が出るのであれば対応は可能かと思うんですが、しかしながらきのうもお話し申し上げたように、議会の予算議決をしてから再度相手側との、工事業者との仮契約を結んで、その仮契約結んだものを議会議決を通してそれからやっと工事に入る。工事に入ってからまた40日以上要するという期間的なリスクもあるわけであります。そういうのを考えた場合、やはり指定管理者としてお願いしている株式会社聖籠の杜に対しても源泉そのものが命でありますので、そのことの保証ができないということになると大変失礼なことになりますし、また、これまでの経過の中において、温泉利用者に対する不安、不信というのが現状に至っているんです。そのことが利用者の減にもつながっていることは否めない事実であります。そういうことを回避する意味でも早急な対応が必要だというふうなことから、これまできのう説明しましたような3月議会での一部修正案に対した理由の趣旨を理解しながら説明させていただいたところでございますので、ご理解いただければと思います。
それから、源泉の湯脈の関係でありますが、掘るのは、湯脈の水深というんですか、掘削するメートルでありますが、地下1,100メートルを今までどおり想定しております。ただし、これまでと違っているのは管の口径がちょっと広くなっているということと、それから管の材質が全然違っているということであります。それと、温泉のやはりくみ上げる命といいますか、基本となるべきものがストレーナーの位置だと思うんです。このストレーナーの位置についても新たに掘ることによって十分確保できる。また、当然のことながら同じ源泉脈の中を掘るわけでありますから、ガスの問題、それから砂の問題あります。こういうものもこれまでの経験、経過を踏まえながら対処していくという工事者側のほうの、これまでかかわってご指導いただいてきている工事者側のほうのご提言をいただきながら、この図面が提示されているということをご理解いただければと思います。
次に、場所については工事業者のほうといいますか、これまでかかわってきた業者のほうから新たに掘削をするのであればという前提でいろいろと検討してもらった結果、今の源泉のあるところの敷地に確保されておりますが、その中央付近でやるのが一番ベターだろうというご提言をいただいております。そういうことからこの図面に付したものを基本としながら対応したいと。ただ、関連する附帯工事については、そのことによって砂とか、さまざまな掘削によって生じるものがあるもんですから、隣接の土地をお借りしながら対応しなければ、工事に当たらなければならないというさまざまな要件がございますので、そのことによっての附帯工事費も予算に計上させてもらっているものでございます。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 8番、宮澤光子さん。
○8番(宮澤光子君) 1点だけお願いします。
今回こうして臨時議会で、3月議会の動議から始まり、今回こうして臨時議会に上程されたわけなんですが、これが可決されて、今ほど町長掘削に対して期間も相当かかるというふうにおっしゃいましたけれども、我々はその議論の中でいろんなことがまずわかっています。町民のほうにもいろいろ説明はそれなりにはできますが、五十嵐議員がおっしゃるようにど素人です。ですので、細かなことまではなかなか説明できない。掘削という形になったときに、それかその前か、ぜひとも町民に対してしっかりと説明というか、ホームページやら広報せいろうやらでしっかりと町民に理解を求めることも大事かなというふうに思っているんですが、そこのところをお願いいたします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 宮澤議員の質問にお答えします。
宮澤議員、質問の中にお話あったように当然のことだと思います。私ども執行者、または議会で審議する過程では専門的なことから経過等十分説明をしておりますし、また、それぞれの協議の中、質問を踏まえた中でいろいろとやりとりしているわけですから、熟知していると思います。しかしながら、一般の町民は、ただ温泉が出なくなった、それを新たに掘るんだという認識が一番だと思うんです。そのことを介してきちんと理解していただくためには、これまでは余りなかったんですけども、やっぱりこういう事態でありますから、また、議会でも一部修正もされてきた経過があるわけでありますから、きちんとした説明責任をやっていかなければなんじゃなかろうかと思っています。そういう趣旨では、その説明の手法としては広報なり、またはインターネットなり、ホームページなり、さまざまな手法がありますが、そういうことを考えながら対応してまいりたいというふうに考えております。また、私もこれからさまざまな形で町民との向き合う機会もありますので、そういう際にも説明させていただきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 11番、小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) けさ来たら机の上に観音の湯ざぶーん館源泉井構造図というのが上がっておりまして、今現在のものと新しい井戸の構造図があるんですが、これを具体的に説明してください。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
お示ししてあります構造図については前と、これから新たに源泉を掘削しようという内容のものであります。そこに書いてありますようにケーシングパイプの規格と、それからその下にある、下の細くなっているストレーナーに向かうほうでありますが、ケーシングパイプのAPI規格、これを前と判断していただく。それから深さについてもストレーナーの位置、それからGLというふうな、これは前のものについてはGL897メートルから、この平成23年の坑内改修時の埋設物回収時点というふうなことでの点線で示してありますが、過去においては890メートルから900メートルちょっとのところまでの湯脈といいますか、これが温泉脈が120メートルくらいの層として行われてきた経過があるわけです。それが砂の埋設によって詰まってきたというふうなことからこのような形で、同じような形ですけども、さらに口径を今までから見て太いものを、内径161.7ミリ、それから外径177.8ミリというふうなことで今までよりは太いものを使用させていただく。また、材質についてもこれまでのものと違うやつを対応するというふうな説明になっております。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 今まで20年、平成6年ごろこの工事の計画をされたわけでありますけれども、今までこの地下100メートルを入るごとに温度が4度ずつ上がっていくと。したがって、1,000メートル掘ることによって地熱が40度になるというようなお話を聞いてきたわけであります。今現在どの程度の温度になっているのかわかりませんが、そのように私は認識しておるわけであります。それがまた、塩分が非常に強いということから、当時の土地改良区の理事長が、ざぶーん館のお湯を角庵排水路に放流することによって非常に農業用の水が塩分に汚染されるということから、その下流域においては排水が用水として使われる場所もあるということから、これを60倍に希釈をして、そして流せというような申し入れがありまして、それを守っていると思うんですが、今現在はこの新しい井戸を掘った場合も全く同じなのかどうか、それらを確認したいと思いますし、この温泉の井戸を掘ることによって今現在の温度が保てるのか、あるいは今よりもさらに熱いお湯が出るのか、その辺の見解をお聞きしたいと思います。
また、今内径を広げて太いパイプを入れると、しかも材質が違うというようなことから、将来にわたって枯渇をすることはないだろうという業者のお話だということなんですが、果たしてそれがこの井戸は何年保証するのか。あるいは、業者がずっとこれの保証を何十年されるのか。時期が来れば、当然、お金もかかるだろうと思うんですが、ちょうど今20年たつわけでありますが、これまた20年たつと同じような状態になるのか非常に心配であります。その辺のことについて今現在どの程度把握しているのか。
それからもう一つ、これが1億円という、外構工事を入れて1億三百余万円という予算が計上されているんですが、この積算根拠はどうなっているんですか。正しい積算なのか。よそから相見積もりみたいなものがとれたのかどうか。そして、これが入札した場合、さらに予定価格を下回るような入札ができるのかどうか、この点についてお聞きしたいと思います。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
まず、新しく掘った場合の想定される温度、それから湯量といいますか、これについては現実に今掘られている源泉については当初毎分326リットルという能力があったわけです。そしてまた、温度も52度という形で確保されたわけであります。ですから、同じ湯脈の層に掘り込むわけでありますから、基本的には今の現状のものは十分確保されるという想定で工事業者からはお話を頂戴しております。
それから、土地改良区との調整が今現実に行われているのかということでありますが、当然のことながら温泉を源泉としてあの施設運営を図るときに土地改良区と協議しながら現在に至っているわけであります。それは、きちんと確保されているというふうに理解しております。
それから、太さが今後材質も含めて変わるわけでありますが、温泉が、ケーシングパイプのAPIの規格が、下のほうのストレーナー側でありますが、細いとやっぱり、私どもよくわからなかったんですが、専門的な立場から言うと砂を巻き込む率が多くなるんだそうです。太くなるとその率が削減されるという専門的な立場での説明であります。ですから、今の源泉から見れば砂の巻き込みとか、ガスは当然、出るわけでありますが、そういうものは減少するだろうという理解があるようであります。
それから、工事に伴って何年保証されるのかということでありますが、現実に小川議員も承知していると思うんですが、この種の工事については何年保証するとか云々ということは、お互いの信頼関係の中においては今までないようであります。ただ、そのことが可能なのかどうかというのは、最初のお願いしたときの経緯もありますが、そのときはそういう約定はなかったように理解しております。
それから、1億円の積算根拠でありますが、一応今までの掘削した工事業者というのは石油資源開発という会社であります。この会社は、もう既に温泉の掘削とか、そういうものはやらないというふうなことで会社側が撤退しております。そういうことから、その石油資源開発との関連会社で全国的にさまざまな場所の掘削で実績を上げている工事業者が、これまでの温泉がとまったりなんかしたときの対応として、信頼できるものとして対応してくれてきた経過があります。そんな形の中で、相談してきた中でこの金額の見積もりをいただいたところであります。私のほうからは、現状としては昔であれば1億円、1億円というふうな言葉での相場というのが何か聞かれておりましたけども、今はどうなのかなということでいろいろと、もうちょっと削減できないのかということも協議の中で進めさせてもらっていろいろとやってきたわけですが、最終的に工事業者のほうからの提案でこれが精いっぱいだという形で提案されたものであります。
それから、ほかの関連業者との相見積もりはどうなのかということでありますが、この温泉工事を掘削する関連業者というのはさまざまな形があると思います。しかしながら、やはりそういう業者同士のお互いの牽制というんですか、そういうことでなかなか対応するにしても、お互い避けるような形になった対応があるようなことでお聞きしております。そんなことから、全然知らない人に新しいものを、掘削を入札して安ければいいというわけにはいきませんので、その辺これまでの経過も十分理解してくれている、そして対応してきてくれた業者がやはり一番だろうというふうなことで、その業者との協議の中で、また、これまでの温泉を掘ってきた経過、それから全国的に山間地、それから平場のこういうところでやっているところとか、さまざまな経過を踏まえながらお願いしていこうというふうなことでの見積もりをいただき、予算の提案ということでございますので、ご理解いただければと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 2番、小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 昨日、全員協議会でざぶーん館の改善計画等のお話をいただきました。これについては、議員のほうでは質疑等をさせていただきましたけど、今後いろいろまた何カ月後とか、そういう予定を明記していらっしゃるんですけど、これについては将来的に、年内に一般町民に対して広報等される予定があるのかどうか、1点目としてお聞きします。
2点目は、今小川益一郎議員からもお話ありましたけど、今回1,000メートル以上の掘削をされて、源泉井戸を可決した上で議会を通して掘っていくことになりそうなんですけど、これ失敗した場合というのはどういう対応になるのか。将来的にツケが残る可能性もあるんですけど、その辺について町長の決意とか、その辺今お考えのほうをお聞きできれば一番いいなと思いまして質問させていただきます。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川勝也議員の質問にお答えします。
まず、きのう説明しました町、それから指定管理をお願いしている株式会社聖籠の杜の今後の改善計画、方針ですね、これについて広報する気があるのかということでありますが、これは町は町なりに議会でこのような形での議論がされてきた経過を踏まえながら、考え方を町民にお示しするというのは、先ほど宮澤議員の質問と同じような形で広報していく必要性は感じております。また、聖籠の杜は聖籠の杜としての利用者に対する今後の方針というふうなことでご理解を求めるような、5月ころ総会を予定されておりますので、その総会の議を経ながらそういう手段に出なければならないものと、また、そのようにお願いしていかざるを得ないんでなかろうかなという認識であります。
2点目の失敗した場合はどうなのかということで、誰が責任とるのかということでありますが、これについては失敗を想定してやるものではありません。仮に失敗したから町長おまえやめるのか、責任とるのかということでありますが、そういう次元で物事を町の政策責任者でやっていこうというふうな立場でございませんので、その辺はご理解いただければと思います。当然、その時点が来れば、それはその時点なりのいろんな検討を加えながら、必要であればある意味責任をとる場合もあるでしょうし、それはやっぱり経過を踏まえないと何とも言えないんじゃなかろうかな。今からだめだったら責任をとりますよということは、今のこの時点では申し上げる立場にないと理解しております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
8番、宮澤光子さん。
〔「賛成でも反対でも、どちらですか」声あり〕
○議長(田村冨美男君) 失礼しました。
討論の声がありますので、議案第33号について、最初に原案に反対の方の発言を許可します。
2番、小川勝也さん。
〔2番 小川勝也君登壇〕
○2番(小川勝也君) じゃ、原案に反対の討論をさせていただきます。
前回の予算審議のときに我々8名で予算について反対をしました。その内容というのは、掘削そのものについての反対ではないけど、最終的に掘削するのについては異議はないんだけども、実際上、ざぶーん館の今後の経営状態、改善計画はどのように明記、我々に対して改善をどういうふうにするというのがはっきりわかるような資料を出してくださいと。それで、改善計画を早急につくってくださいというふうなお話をしました。それで、現実に1週間ぐらいで今回改善計画等、第三セクターに対するざぶーん館の改善計画について聖籠の杜のほうからと、それから今回聖籠町のほうから運営計画の方針について昨日説明をいただきました。やっぱりぱっと見た感じで4ページ、5ページの内容で、数字的には今までの経過を羅列したような内容でした。これで1億円以上の費用を今後かけていくことが果たして聖籠町、町民にとって本当に有効な予算の使い方なのか、私としてはまだ疑問に思っております。それで、今町長からお話しいただきましたけど、今後時期を見てもう一回改善計画なりを出していただけるということなんで、その時点で再度このような予算執行に対しての議論をさせていただきたいというふうな気持ちでおります。今回ちょっと時期が早いんじゃないかと、結論を出すのはまだ早いと、そういう意味で今回私としては反対をさせていただきます。
以上、反対討論といたします。よろしくお願いします。
○議長(田村冨美男君) 次に、原案に賛成の方の発言を許可します。
8番、宮澤光子さん。
〔8番 宮澤光子君登壇〕
○8番(宮澤光子君) では、一般会計補正予算に賛成する立場で討論させていただきます。
賛成の理由は、3月議会において平成30年度予算審査特別委員会の採決で当初予算に賛成をした3人の1人だからです。さて、今回補正予算で出されたざぶーん館の源泉掘削工事費、源泉掘削附帯工事費については当初予算に計上された金額のままです。では、3月議会の最終日、3月19日に8人から出された修正動議は一体何だったのだろうとつい思ってしまいますが、しかし3月議会の結果を新聞報道で見て、ざぶーん館の温泉がとまったらどうなるのだろうと心配している町民はたくさんいます。今後、目に見える形で源泉の掘削が行われることで、まずは一安心するのではないかと思います。ただし、新たな源泉の掘削を町民全体が正しく理解しているとは思えないことも考え、掘削工事が始まるときに改めて町は広報などで源泉掘削について町民に説明をしなければならないと思います。昨日4月5日、全員協議会においてざぶーん館の運営に関する町の方針とざぶーん館事業の経営改善に関する株式会社聖籠の杜の方針が2つ提示され、説明を受けました。町の方針の中で、観光振興及び地域活性化の観点からざぶーん館の位置づけを強化し、ざぶーん館を重要な核とした観光施策を地方創生事業に取り組んでいきたいと文章化されています。ということであれば、昨年11月のように源泉がとまるということが、今後またいつ起こるかわからない現状では、観光振興には貢献できないということです。安定した源泉量のために源泉井戸の掘削が必要であると決断したことは、今ちまたに盛んに言われている町行政における危機管理、リスクマネジメントだと私は思いました。担当課として精査を重ねて出した源泉掘削工事費、源泉掘削附帯工事費に改めて賛成いたします。
町の議員にとって町長や町の行政をチェックすることは非常に大事な仕事です。厳しく、中立公正にチェックをしなければなりません。しかし、同じように大事にしなければならないことは、まず町行政を信頼することが第一歩だと私は思います。物事は、批判や非難だけではいいものは生まれません。心ある町民は、議員と議会、そして町行政をしっかり見ています。今回のことに限らず、これからもさまざまな案件に対し、議員と議会、そして町行政は町民と向き合い、しっかりと説明責任を果たさなければならないと改めて思います。
以上で賛成討論を終わります。
○議長(田村冨美男君) 繰り返します。引き続き原案に反対の方の討論を許可します。
11番、小川益一郎さん。
〔11番 小川益一郎君登壇〕
○11番(小川益一郎君) それでは、今ほど提案されております一般会計補正予算の温泉井戸の掘削工事に対して反対の立場から討論をいたします。
私は、3月19日の本会議の最終日、平成30年度の聖籠町の一般会計予算に対して8人の連署をもって修正動議を提出しました。そして、この場所でその修正動議の理由を申し上げて、るるこの問題については若干問題があるということから反対をさせていただいたわけであります。その結果、8名の反対、賛成が5名ということで修正動議が成立したわけであります。その後、新しい年度に入って、私の手元に4月3日の晩ですか、この臨時議会の予算案を持ってきました、届けられました。そして、きのうこの本日の予算を審議するための事前の全員協議会を開いて、町長からざぶーん館に関する議会が指摘したことについて修正した、原因が何だったかというようなことからこの経営状況の見直し、あるいは今後の見通し、それらについて町の考え方、ざぶーん館の考え方が示されました。そして、きょうその議会であるわけでありますので、余りにも唐突であって、町から示されたものをゆっくり確認するわけにはいきませんでした。しかし、きのうのきょうでありますけれども、とりあえず説明を受けた範囲内で、また、今までの経過を踏まえてこの提出された資料を確認させていただきました。そのことで私は幾つかの問題点がありますので、これらが確認できないうちはこの温泉掘削工事には反対をするという立場であります。少なくとも3カ月ないしは半年ぐらいこの改善計画を見せていただいて実行に移す、こういうことを見ながら、この源泉井戸の掘削工事がどうしても必要だと今町長がるる述べているように、あすにも枯渇するかもしれないという井戸について不安があってどうしようもないと、何とかしたいということのようでありますが、現に昨年補正予算で、しかも専決で1,400万円、1,000万円以上の補正予算を投入してこの井戸の改修をやったわけであります。そして、それなりか、あるいは順調かわかりませんが、お湯が出ておって、今現在もお湯が出て動いている、そういう状況であります。しかし、いつとまるかわからん、いつとまるかわからんということで不安をあおって、どうしても、どうしてもというような話を流布しておるようでありますけれども、現実にその1,000万円余の投入で温泉は動いているわけであります。そして、その間においてこの改修、ざぶーん館の改善計画を示して、それを実行に移してもらえば何ら問題はないわけでありますが、余りにも急にこれを持ってきたわけであります。私はこれを見て、きのう絵に描いた餅ではないかと、こういう表現をしました。いろいろと検討してみますと、言っていることはわからんわけありませんけれども、最終的には実行するまでに至る状態ではない。検討するとか取り組みます、こういう問題についてこれからも取り組みますと。それから、そのことについては実行していきたいと思いますというこれは羅列であります、この文書は。実行するなら具体的にこういう問題についてこういうふうに取り組んで、いつから実行して、実績はこういうふうになるという姿が何もこの文書には見えない。取り組みと検討と実行であります。そして、中に5月ごろとか9月ごろとかという表現はありますが、それもみんな先述べ、先送りです。
私は、両方のざぶーん館に対する町の考え方、ざぶーん館の方針も比べてみていますが、どちらも同様であります。具体的なものは何ひとつないわけであります。少なくともこの計画を出すのであれば、具体的な、しからば数字を出して、これこれこういうふうにするということをこの幾つかの項目の中に挙げておりますが、それを示していただきたい。そのように考えております。したがって、この計画は時期尚早ということから、ぜひ外部監査、外部の、ざぶーん館のほうにおいては社外専門家といいますか、こういう方を入れて計画を練りたいと、こういうお話をしておりますが、その結果どんなふうになるのかわかりません。したがって、この見通しの甘さといいますか、そういうことについて甚だ危惧を持っておるわけであります。
私は、常々いつも言っておりますが、大変町長には耳痛い話かもしれませんが、今まで地場物産の問題、食堂の設置、あるいはテナントが衰退していく、あるいはまた、酒の店舗が空き家になっている。それから、農産物加工センターが町長のふれ込みでは6次産業を進めていって、農家経営の皆様方の所得向上、そういうことを目指す。直販、加工、それから地場物産館の展示、PRと、こういうことを言ってきておるわけであります。それはなかなか姿が見えない。あるいは、町民会館の隣にある杜の経営状態の改善……
○議長(田村冨美男君) 小川議員、大変失礼ですが、ざぶーん館の件に関して討論を行ってください。
○11番(小川益一郎君) 関連がありますので、申し上げております。
今までの町長のやってこられたことのふれあい農園の問題、あるいは加治川右岸の臨海公園ということで7,000平米を取得して塩漬けになっているような状態、これらが今までの中で非常に目に見えないものがあるわけでありますので、ぜひこのざぶーん館もその轍を踏まないように私は申し上げておるわけであります。
このざぶーん館の問題は、どうしても町がうたうような健康増進、あるいは観光振興、地域のさまざまな活性化、地方創生の問題も絡めて、私は有効に活用していただければこんなありがたいことはない。だから、掘削工事そのものについて私は反対をするということではないが、この明確な改善計画があるならば具体的に示していただきたいということで反対を申し上げたわけでありますので、ぜひ今後具体的な目に見える実行のものが一日も早く出てくることを期待しながら反対討論とします。
終わります。
○議長(田村冨美男君) 繰り返します。原案に賛成の方の発言を許可します。
9番、五十嵐利榮さん。
〔9番 五十嵐利榮君登壇〕
○9番(五十嵐利榮君) この修正動議、そして今回の町の提案について、私は賛成の立場から討論いたします。
今ほども賛成の立場、反対の立場からそれぞれ討論が出ていましたが、これは3月の本会議で町の予算を修正したのは平成21年以来9年ぶりに、こういうことが起きました。しかし、今回の修正については、私は提案した町も、これじゃよくないと言って原案に反対し、修正動議を出した8人の議員も、賛成した議員も、それぞれがそのことが町のために、そして町民のためにいいことだという判断をして、結果的に今回原案予算が否決されて修正動議が出されたと、こういうふうに思っております。ご承知のとおり行政は提案権と執行権を持っております。議会は、主として議決権を持っております。その中で、通常の議会活動の中で、私は今回このような経過の中で修正動議を出して、そして町は今回この動議、数字をそのままの補正予算を出されてきたと、こういうふうに思います。私も本会議では原案に反対した議員の一人であります。そのとき8人の議員の修正動議の中で明確な経営改善方針を町民に示していただきたいと、そのように考えて修正動議を出しますということを修正動議の基本として、そしてそれが8人の考え方として出しているわけです。その中に修正動議を出したとき、町が半年ぐらいは再予算は出してこないだろうと考えていた人もいるかもしれませんし、私は当時も1週間でも10日でもいいから早く町が出す、必要があれば出したほうがいいんじゃないですかということを当時から言ってきました。きょう町長にもこれだけ早く出された背景に、やはり今の温泉ではいつどうなるかわからんという専門的な技術屋の立場のそういうサジェスチョンもあるということが示されました。私は、基本的にはざぶーん館の、今ここへ来てやめるわけにはいかないだろうと、健康増進、観光振興、いろいろ出されていますが、少なくともそれらを総合して、やはりざぶーん館は聖籠町の一つの活性化の大事な要素であるから、これをやめるわけにいかないというのが基本的な考え方でありますし、そして今現在は動いておりますが、技術屋の専門的な人がいつどうなるか保証できないということになれば、一旦これ掘ってから3日や4日でできる仕事じゃありませんので、また今の温泉がとまってしまえば、結局また昨年11月のようにお客さんは減る、そして利益はどんどん減っていく、赤字になっていくと。ざぶーん館をやめるわけにはいかないということになれば、どこかでその補填をしなきゃないと、これは当然、起こってくると思います。そのようなことから、やはり私は今回は町の補正予算に賛成するということであります。
先ほどから今回の改善計画についていろんな議論が出ておりますが、私は町の改善計画、聖籠の杜の改善計画、細かいところを言えばまだたくさんあると思います。しかし、今回出された改善計画の中には現状を分析して損益分岐点も出ております。そして、方針、具体的な方策、営業活動の強化等出ておりますので、これらにきちっと肉づけをしていただいて、そして内部体質を強化していただければ、そのことが日常の活動の中でプラスになるんであれば、決してこれは今までの活動の延長じゃなくて、やはり本気になったざぶーん館の経営活動、そして営業活動ができるんじゃないかなと、またそれも期待して、また期待しなければざぶーん館の営業は今までどおりということになると思いますので、ぜひその点を踏まえて町、そして聖籠の杜にはその点を強い決意でお願いしたいなということもお願いしておきます。
たまたま昨年の暮れごろこの14名のうちの半分の議員がざぶーん館で会食しました。そのとき、これは一つの例なんですが、ぜひその例を参考にして考えていただきたいということですが、明らかにそのとき出てきた料理の量がとても時間までもちそうもないということで、1人当たりそれなりの料金で追加をお願いしたいというお願いしたら、きょうは金曜日なので、それはできませんと言われました。それならば、金曜日に特別やっているその料理を持ってきてもらってもいいんだから、それでお願いしたいと言ったら、それもできませんと言われました。何と応用力のない、何と権限の移譲がない、何とみんなが見ただけで2時間もたないような料理だというふうに判断してそのようなお願いしたが、それもできませんでした。こういうことを含めた営業力、そしてざぶーん館の人間の、来る人の増加を図る決意と一層の努力をお願いして私は賛成の立場で討論いたしました。
○議長(田村冨美男君) 次に、原案に反対の方の発言を許可します。
10番、中村恵美子さん。
〔10番 中村恵美子君登壇〕
○10番(中村恵美子君) ただいま提案されております議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算(第1号)について反対の立場で討論いたします。
私実はちょっと喉の調子が悪くてせきが出て、本当にもうここに立つという、そういう思いはなかったんですが、いろいろ皆さんのお話を聞いている中で、先回反対した8人のうちの1人として反対の立場で討論をさせていただきたいと思います。今まででも出てきておりますように私たちのところに資料配られたのは4月3日の日です。そういう中で町民の方たちが私たちよりもいち早く知っていた、こういう事実が本当に私自身としては、きのうの話し合いの中にも出ましたし、午後からの入学式のときにちょうど来賓で来られていた方からもそういう話も聞きました。ですので、そういうこと自体が、私たち議員が知らないのにほかの町民が知っていること自体が、やはりそれは町長もちょっと今後気をつけてほしいと思うんですけど、議員が知らないで町民が早く知っているという、こういう事実は本当に許せないことだと思います。そういう中で私たちの中でもきのう話があって、そしてきょう臨時議会。議長にも言っておきたいと思いますけれど、本当に前日にその説明があって、そして翌日に臨時議会というのは今までもこういうことはありませんでしたよね。多分通るだろうという、そういう思いで出されてきた、臨時議会ということでも出してきたのかもしれませんけれど、それは本当にちょっと意外だな。そういうことは絶対あってはいけないし、ある程度期間をやはり置くべきだったと思います。また、きのうの説明の中でも5月ごろまでに何々します、いや、9月には料金の改定の中にもちょっと検討していきますという、そういう記述もありました。それについて、町長自身もこれについてはやっぱりそういうふうな方向でやっていくだろうということでお話もありましたが、それはそれで当たり前のことです。だけど、この内容的には多分全員で、一応役員の方たちが承認をしたというお話もありましたが、そういう中で本当にこういう実際にやるんであれば、今までも言ったようにざぶーん館が悪いとか掘削が悪いとかということではなくて、やはり私はもう少し早く出して、期間を置いて、例えばこういうふうに頑張っているという、そういう姿を見せて、その上でなら私は納得もできます。温泉の掘削が嫌だとか、してほしくないとか、そういうことはありません。私自身もざぶーん館は月に何回か行っておりますので、そういうことではないんですけれど、しかし、余りにも議案が出されてきて臨時議会が翌日という、こういうこと自体が本当に私自身も今までなかった、この議員やっている中でなかったわけですし、きょう先ほども小川議員も言われていたように参考資料ということで源泉の井戸の前のときの資料と、そして今回のものが出されているわけですが、前のものは非常に詳しく出されています。今回のは非常にあっさり書かれておりますけれど、ぱっと見てもわからない。先ほど町長からも説明はありましたが、しかし、先ほど今のあたりの中央付近ということで五十嵐議員の質疑にも答えておりましたけれど、前のときは本当にこういう場所にというその図面もありました。今回は簡単に考えていらっしゃったんでしょうけれど、掘削についてはみんな反対しないからということで簡単に考えていらっしゃったんでしょうけれど、そういうことはもっと真摯に、丁寧に丁寧にやはり私たちに示すべきだったのであろうと私は思っております。
また、先回も賛成討論の中でも話ししましたので、今回はいろいろと細かいことは言いませんけれど、例えばきのうも出ておりましたが、もっとやる気のあるトップをかえる、本当に頑張ってくれる社長をかえるなり、あるいはもういっそのこと違うところに、業者に委託する、そういういろんな方法もあると思うんです。今後、その動きによっては、やはりいろいろと町も考えていかなくてはいけないと思います。むしろ、不交付団体だからこそできるのであって、交付団体になればこそ、本当にそれこそ町から全部外れてしまう、そういうことも今後考えざるを得ないような状況になるかと思います。ですので、今回はもう少し、ちょっと私たち自身に考える暇もなかったし、もうちょっといろいろと町、あるいは委託されている業者も頑張っている姿を示してやる、そういう期間を与えるべきということで、一番その点が今回の出されてきた補正予算に対して反対ということで申し述べさせていただきます。
○議長(田村冨美男君) 次に、原案に対し賛成の方の意見、討論を許可します。
1番、宮澤さやかさん。
〔1番 宮澤さやか君登壇〕
○1番(宮澤さやか君) ただいま提案されております議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算(第1号)について賛成の立場で討論します。
ざぶーん館は、その設置目的について「町民等の保養及び健康の増進、観光振興及び地域活性化」が掲げられています。政策的位置づけやその意義からも今後安定したお湯の供給を図るために新たな源泉を掘削することについてはやむを得ないものと理解しています。しかし、1億円超の投資をすることは、そのツケを間違いなく将来に回すことになります。基金を取り崩し、また、管理委託料という形で一般財源から補填を行ってきた経緯からも、町民の理解を得るためにはまず明確な経営改善方針を示すべきと考え、3月議会では発議者の一人として修正動議にも賛成いたしました。昨日の全員協議会において、ざぶーん館の運営に関する方針及びざぶーん館事業の経営改善に関する方針について、町、株式会社聖籠の杜双方から参考資料として書面提出がされました。特に聖籠の杜から提出された資料では、現状分析から経営改善に向けた今後の戦略まで期日が明確に提示されています。経営分析においても決算が確定次第実施し、早々に町に提出する旨も明示されていました。修正案を提出するに当たって源泉井戸を新たに掘削するのであれば、明確な経営方針を町民に示すべきであると修正理由でも述べてきました。今回その経営方針が明確に示されたこと、そして経営改善に向け参考資料として提出された方針が確実に遂行される。新たな源泉井戸の掘削に対し、町民の理解が得られることに期待し、賛成といたします。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 次に、原案に対して反対の方の発言を許可します。
4番、渡邉豊さん。
〔4番 渡邉 豊君登壇〕
○4番(渡邉 豊君) 私は、第33号議案に反対の立場で討論いたします。
まず第1に、3月19日に私は否決いたしました。それで、それがわずか10日ちょっとぐらいの間にその考えを変更させるような、そういうことはもうできないからです。それに、書類が提出されたということでありますけれども、その判断するに足りるような情報は全くありませんでした。したがいまして、予算の特別委員会におきましても同僚議員からこのざぶーん館の件については後世にツケを残さないということで否決、修正に至った動機がありますので、それを覆すにはまだまだ足りませんし、まず第一に執行部のほうが、仮に考えてみれば6月議会でこれを、聖籠の杜の決算が終わって、それでそれからでも遅くないのに、どうしてこのように出したか、それも理解できません。そういう意味で今回の執行部の提案には反対いたします。
○議長(田村冨美男君) 次に、原案に賛成の方の発言を許可します。
6番、田中智之さん。
〔6番 田中智之君登壇〕
○6番(田中智之君) それでは、議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算について賛成の立場で討論いたします。
昨年8月、町監査委員から町が出資する団体である株式会社聖籠の杜についての監査報告書が提出されました。町長初め町執行部は目を通したと思われますが、そこには監査結果として株式会社聖籠の杜及び所管課に対して多くの要望、指摘がなされております。その内容は、皆さん既に十分ご承知かと思いますが、ざぶーん温泉の入館者数の回復は困難であり、現在の入館者数に合わせた経営運営を模索されたい。施設は、健康増進施設となっているが、単に温泉に入浴するだけで健康増進施設の役割は果たしておらず、観光拠点としてリニューアルを検討されたい。毎年町から支払われている管理料については、聖籠の杜の最善の努力に基づく現状の入館者数とそれに基づいた運営を基本とするよう算定根拠を見直すことが望ましい等であります。この監査報告書が提出されてから半年が過ぎましたが、ではこの監査委員の監査結果に基づく要望、指摘はどのように生かされたのかと考えると全く生かされておらず、聖籠観音の湯ざぶーん館は旧態依然とした経営がなされていました。また、本議会においてもたびたびざぶーん温泉に対しての質問や要望がなされてきました。しかし、町はそれら監査委員の指摘や町民の代表である議員の声を真摯に受けとめてきたかというと、甚だ疑問を生じます。私は、そのような町の姿勢が昨年秋のポンプのふぐあいに端を発した売り上げの減少とそれに関連する一般財源からの赤字補填、そして今回の修正動議につながったと考えております。つまり町も株式会社聖籠の杜もじり貧となり始めたざぶーん温泉の現状から目を背け、課題を先送りにし、月日と貴重な税金だけが費やされてきた。少なくとも町がざぶーん温泉の損益分岐点と見ている温泉入館者数20万人を切った平成19年度からは、そのようないわゆる怠慢な状態が続いていたと言わざるを得ません。
そんな中、新たな源泉井戸の掘削には明確な経営方針を町民に示すべきという趣旨に基づいて、議員8名による発議によって3月19日に提出された修正案に対し、きのうの全員協議会において町からはざぶーん館の運営に関する方針について、株式会社聖籠の杜からはざぶーん館事業の経営改善に関する弊社の方針についてという資料が提出されました。まず、町からの提出資料の内容は、ざぶーん館の概要、現状、今後の運営の3項目からの説明でした。今後どのように赤字体質を改善するのかを期待した私としてはいささか拍子抜けでしたが、指定管理者制度をとっている以上、町がこれ以上の踏み込んだ関与はすべきではないという判断が働いたと認識しました。ただ、町の関与に関しては、平成26年8月に総務省が策定した「第三セクター等の経営健全化等に関する指針」を参考にするとしていますが、その指針にはこう書いてあります。「公共性と企業性をあわせ持つ第三セクター等は、地域において住民の暮らしを支える事業を行う重要な役割を担っている一方で、経営が著しく悪化した場合には地方公共団体の財政に深刻な影響を及ぼすことが懸念される。その対策の一つとして議会への説明と住民への情報公開が必要である」と明記されております。ゆえに今後町はこれらを徹底するものと理解いたします。一方、株式会社聖籠の杜から提出されたとされる経営改善に関する方針は、ざぶーん館の概要、現状分析、経営改善に向けた基本姿勢、経営改善に向けた今後の戦略の4項目から説明があり、それぞれ細部にわたっての検証と報告がなされており、この方針を着実に進めていけば経営改善は期待できるものと判断しました。特に経営改善に向けた今後の戦略における具体的な方策では料金の見直し、レストラン・宴会部門の充実、従業員の意識改革、お客様アンケートの見直し、営業の強化の各項目について、実施日または実施期限を明示し、必ず断行するという強い決意が伝わるものでした。
以上の点から、次の要望を付した上で賛成するものとします。1つ、町及び株式会社聖籠の杜は、それぞれ提出した方針を断固として実行すること。1つ、町はざぶーん館を本町の地方創生の戦略の一つである観光振興に組み込めるよう、今後担当課と地方創生戦略監を中心としてざぶーん館の位置づけを明確にし、経営改善につながるよう株式会社聖籠の杜と連携すること。1つ、今後町は指定管理者である株式会社聖籠の杜の経営に必要以上に口を出さない、必要以上に関与しないこと。これらを強く町、そして町長に要望した上で現在提案されている議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算に賛成します。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 次に、原案に反対の方の意見を許可します。
〔「なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) 次に、賛成の方の意見を許可します。
〔「なし」の声あり〕
○議長(田村冨美男君) ないようですんで、これで討論を終わります。
これから議案第33号を採決します。
この採決は起立によって行います。
お諮りします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔起立者多数〕
○議長(田村冨美男君) 起立多数です。
したがって、議案第33号 平成30年度聖籠町一般会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
○教育長の挨拶
○議長(田村冨美男君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了しました。お疲れさまでした。
これをもちまして平成30年第1回聖籠町議会臨時会を閉会……済みません。閉会する前に町長から提案がございます。
町長。
○町長(渡邊廣吉君) 議会のほう大変お疲れさまでした。冒頭紹介すべきところを議長にお願いしていたんですが、ちょっと勘違いもあったようでありますが、この4月1日というよりも4月2日付で教育長に任命した近藤朗氏、今席に着いておりますが、せっかくの機会ですので、お許しを得て一言ご挨拶いただきたいと思いますが、お許ししていただけますでしょうか。ありがとうございます。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(近藤 朗君) 4月2日に渡邊町長から教育長として任命を受けました近藤朗と申します。以前に聖籠町教育委員会で指導主事を務めさせていただいた経験がございます。その経験の上に立ち、また、現状を見詰めて、子供たちと町民の皆様の教育的環境整備に努めてまいりたいと思っております。特に子供たちの心と体の健やかな成長、そして学力の向上については、向上を図るようにまた努力を重ねてまいりたいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
○閉会の宣告
○議長(田村冨美男君) これをもちまして平成30年第1回聖籠町議会臨時会を閉会いたします。
閉 会 (午前11時 9分)