平成29年第3回聖籠町議会定例会会議録
平成29年第3回聖籠町議会定例会会議録(第2号)
会期第2日目
平成29年9月13日(水)午前9時30分開議
1.開議の宣告
1.議事日程
日程第1 一般質問
○出席議員(14名)
1番 宮 澤 さ や か 君 2番 小 川 勝 也 君
3番 長 谷 川 六 男 君 4番 渡 邉 豊 君
5番 青 木 順 君 6番 田 中 智 之 君
7番 松 守 雄 君 8番 宮 澤 光 子 君
9番 五 十 嵐 利 榮 君 10番 中 村 恵 美 子 君
11番 小 川 益 一 郎 君 12番 須 貝 龍 夫 君
13番 小 林 政 榮 君 14番 田 村 冨 美 男 君
(副議長) (議長)
○欠席議員(なし)
○地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
町 長 渡 邊 廣 吉 君
副 町 長 西 脇 道 夫 君
教 育 長 伊 藤 順 治 君
地方創生戦略監 夏 井 智 毅 君
会 計 管 理 者 佐 久 間 雅 之 君
総 務 課 長 近 藤 隆 義 君
税 務 財政課長 池 田 弘 幸 君
産 業 観光課長 渡 辺 俊 晴 君
ふ る さ と 飯 田 一 雄 君
整 備 課 長
生 活 環境課長 藤 田 正 之 君
東 港 振興室長 樋 口 豊 志 君
上 下 水道課長 高 橋 美 紀 夫 君
保 健 福祉課長 橋 淳 君
町 民 課 長 宮 澤 誠 也 君
子ども教育課長 田 中 雅 義 君
社 会 教育課長 渡 辺 佳 津 志 君
図 書 館 長 野 聡 君
農 業 委 員 会 渡 辺 俊 晴 君
事 務 局 長
選挙管理委員会 近 藤 隆 義 君
書 記 長
○本会議に職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 堀 市 郎
議 会 書 記 宮 川 顕
議 事 の 経 過
○開議の宣告
○議長(田村冨美男君) ただいまから本日の会議を開きます。
○議事日程の報告
○議長(田村冨美男君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
○一般質問
○議長(田村冨美男君) 日程第1、一般質問を行います。
○議長(田村冨美男君) 1番、宮澤さやかさんの一般質問を許可します。
1番、宮澤さやかさん。
〔1番 宮澤さやか君登壇〕
○1番(宮澤さやか君) おはようございます。通告に基づきまして、小・中学校の体操服、園を主体とした多様な世代間交流、園送迎時の体制の3項目について質問、提案させていただきます。
現在、本町で体操服があるのは、こども園を除いた3小学校及び中学校の4校であり、各学校で指定された体操服を着用しています。成長に伴う買いかえは避けられませんが、保護者の経済的負担や子供を取り巻く環境を考慮し、体操服について、次の3点を提案します。
1点目は、3小学校及び中学校での体操服統一についてです。近年、宅地開発も進み、町内での転居もふえています。また、家庭の都合により町内で転居される方もいらっしゃるかと思います。現在、町内の各小学校では、転校前の学校の体操服着用を認めています。保護者の経済的負担も減り、柔軟に対応していると思いますが、3小学校で共通の体操服にすれば価格も統一され、学区に関係なく体操服を譲り合うこともできます。中学校の体操服、制服については、平成28年第1回定例会にて同僚議員からリユースについて質問がありました。教育委員会が主導して進めていくことは考えていないが、取り組みに対しては各学校に働きかけをすると教育長が答弁されており、その働きかけにより、みらいのたねが主軸となり、ことしの秋ごろから制服のリユースが開始される予定と聞いています。3小学校で体操服を統一し、さらに中学校とも連携して同一の体操服にすることは、このシステムを活用して体操服のリユース促進も図ることができます。ぜひ3小学校で体操服を統一し、また中学校でも同一の体操服を導入していただきたいのですが、教育長の所見をお聞かせください。
2点目は、子供の身体状況に合わせた衣服着用の推進についてです。近年、アトピーなどデリケートな肌の子供がふえています。アトピー肌は、かゆみや乾燥が特徴です。夏になると汗をかいてかゆみが増し、冬になると乾燥してかゆみが増します。汗や乾燥に弱いため、夏は汗をかいたらぬれタオルなどで拭き取る。冬は、乾燥しないように保湿剤を塗布するなど、子供の症状によっては季節に応じた対応が必要となるのです。衣類によって素材は異なりますが、このようなデリケートな肌の子供を持つ保護者は、肌に配慮した衣服選びをしたいと思うのではないでしょうか。小学生、中学生になると、子供たちは頻繁に体操服を着用します。この体操服も素材によってはアトピーの症状が悪化することも考えられ、柔軟な対応が必要です。デリケートな肌の子供たちも安心して着用できる素材が選べるよう、身体状況に合わせた体操服の着用を推進していく考えについてお聞かせください。
3点目は、リサイクル可能な体操服の導入についてです。ここ20年ほどの間にリサイクルへの関心が高まり、学校や家庭、自治体、企業でもリサイクル、エコ活動に取り組んでいます。しかし、子供たちが学校生活で着用する体操服のほとんどは、卒業後処分されているのではないでしょうか。地球温暖化を初め、さまざまな環境問題が深刻化する中で、環境教育の重要性が高まっています。エコ活動の一環として子供たちに身近な体操服がリサイクル、リユースされることにより、子供たちの環境意識をさらに育むことができると思うのです。体操服のリサイクルの取り組みとして、着用後の体操服を回収・再生し、再び体操服として生まれ変わらせるというエコ体操服があります。これは、企業との共同により開発された体操服ですが、子供からの「永遠に捨てない服が着たい」、「地球に優しい服を着たい」というメッセージがきっかけで始動したプロジェクトだそうです。そこで、環境教育の観点から、本町でもリサイクル可能な体操服、エコ体操服の導入を検討してはどうでしょうか。
次に、園を主体とした多様な世代間交流についてお聞きします。幼児期は、生涯にわたる人間形成の基礎が養われる重要な時期と言われています。しかし、現代の幼児を取り巻く環境は少子高齢化、核家族化、地域における住民同士のつながりの希薄化が進み、変化してきています。人との交流の機会が減少し、人間関係が希薄化することで、子供の人とかかわる力が弱まることが懸念されます。第4次聖籠町総合計画では、幼児期における教育の充実を図るため、小学校や地域社会との交流・連携を掲げています。そして、この時期に取り組むべき課題の1つに、本町内にある特別養護老人ホームや老人クラブなどとの多様な世代間交流の推進、また小・中学校との異学年交流を挙げています。こども園教育において人との交流・連携を図ることは、例えば高齢者と園児との交流では、子供たちは高齢者をいたわるという思いやりの心が芽生え、高齢者は子供の面倒を見ることに生きがいを感じるようになり、園児と小・中学生との交流では社会性や協調性、思いやりの気持ちが育まれることが期待されます。さらに、年齢が上の子供にとっては、年下の子供の手本になることで自分に自信を持つことができるようになり、自己肯定感を育むこともできます。園児と高齢者、園児と小・中学生といった世代間交流は双方にメリットがあるのです。園を主体とした多様な世代間交流では、現在どのような取り組みを行い、今後どう展開していくのかお聞かせください。
最後に、園送迎時の体制についてお聞きします。県外のニュースですが、園に送り迎えをする際に、子供が車内に放置され死亡した事件がありました。詳細は不明ですが、園から保護者へ登園の確認、例えば電話連絡などがあれば防げた可能性があるのではないかと感じました。本町では、こども園を休む際、保護者が園へ連絡することになっており、これは保護者の責務と言えます。連絡もなく登園しない場合は、子供の安全面を考慮し園から確認を行っていると思いますが、改めて確認体制についてお聞かせください。
以上で総括質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 宮澤議員のご質問にお答えをいたします。
まず、3小学校で体操着を統一することはできないかというご質問についてでございますが、それぞれの学校あるいはPTAの皆様から、保護者の皆様からそのような要望があれば、それぞれの小学校が連携をしながら進めることになるというふうに受けとめております。ご質問のあったことにつきましては、学校にもお伝えをしたいというふうに考えております。また、同様に小・中学校で同一の体操着を着用してはどうかというご質問でございますが、今のところ教育委員会では考えておりません。ただ、保護者の方がどのようなお考えであるのかということもありますし、学校の受けとめもございますので、そこの部分で検討をしていただくことになるかなとは思います。また、先ほど同様に、学校のほうにはその旨お伝えをしたいというふうに考えております。
次に、肌のデリケートな子供に対して、その子の状況に合わせた体操着の着用は推進できないかというご質問についてでございますが、学校には、例えばおっしゃるようにアトピー性皮膚炎の児童・生徒が何名か在籍をしております。これまでに肌が合わないで体操着について別のものを着用させたいとかということが保護者からあったということはないようでございますが、いずれにしましても学校においては詳細な状況を把握し、校医などと相談をしながら対応するということにしております。
次に、リサイクル可能な体操着の導入の検討についてでございますが、基本的にはどのような体操着でもリサイクルは可能であると考えております。ただ現在、教育委員会で体操着のリサイクルを行うことについては考えておりません。中学校の取り組みと同様な進め方になるのかなというふうには受けとめております。しかしながら、リサイクルにつきましては環境に優しい地域づくり、あるいはまちづくりという観点からしても、例えば町が進めているごみの分別であるとか、あるいは学校によってはリサイクル、あるいは廃品回収などに取り組んでいるところもございます。再利用をするなどして身近な取り組みもできると思いますので、今後それぞれの学校、あるいは地域、家庭においてもこのような活動が進むのは大変いいことだというふうに受けとめております。
次に、今後、園を主体とした世代間交流はどのような取り組みを行うか、現状も踏まえてですけども、というご質問でございますが、各園においては年間の行事計画を作成しておりまして、その計画に基づいて世代間交流事業、行事にも取り組んでおります。例えば祖父母学級であるとか、それから聖籠中学校での教育畑におけるサツマイモの苗植えから芋掘りまでの間、老人クラブの方との触れ合いもございます。それから、園でやっている団子木づくりに高齢者の方をお呼びしてつくっていただいて、団子木まつりといいますか、そのようなことをしております。あるいは運動会であるとか小学校の児童会行事などでの交流活動もございます。また、中学生による職場訪問、あるいは保育実習などを通じて交流活動などが行われております。ご質問にありましたように異年齢、いわゆる高齢者との触れ合い活動、それから小学生、あるいは中学生との触れ合いにより、お互いに豊かな心を育むという面では非常に効果のある取り組みでもあると思いますので、そのような受けとめでございます。このほかにも外部の機関等が計画したものを取り入れた園での餅つきであるとか、それから町で行う公民館まつり、あるいは秋まつりなどさまざまな催し事を通して世代間交流が行われているものと受けとめております。今後も、今行っている世代間交流を継続したり、あるいは発達段階に応じて、あるいは園の周辺の施設等を考えて、世代間交流活動を工夫することも進めていきたいと考えております。
次に、連絡もなく登園しない場合の子供の安全性を考慮して園からの確認を行っているかという、いわゆる確認体制についてのご質問でございますが、保護者にも、園からお休みをする場合には9時までにこども園に連絡をするようお願いをしてございますし、もし連絡がない場合には、こども園のほうから保護者のほうに確認の電話をしているというふうに進めておりますので、ご理解をいただければと思います。
以上で終わります。
○議長(田村冨美男君) 宮澤さやかさん。
○1番(宮澤さやか君) では、一問一答でお願いしたいと思います。
先ほど1問目の体操服についてなんですが、教育委員会としては今のところ考えていないけれども、保護者と学校の要望次第で進めていくということで理解したんですが、小・中一貫校というわけでもないので、なかなか導入となると難しいのかなとは思うんですが、教育長、1点だけ、3小学校の体操服の価格についてはご存じですか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 3小学校のそれぞれの体操着の価格については、手元に資料がございませんので、承知しておりません。
○議長(田村冨美男君) 宮澤さやかさん。
○1番(宮澤さやか君) 済みません。実は私も自分の子供が通う学校の価格しかわからなかったので、ちょっと体操服の価格について調査をしてみました。サイズの幅が学校によってちょっと異なるものもあるんですけれども、120から140のサイズ幅ということで、長袖、長ズボン、半袖、ハーフパンツの体操服の合計、これ最も安価な小学校が7,910円、高価な小学校は9,480円、その差は1,570円でした。参考までに中学校の体操服については、小さいサイズで1万6,800円と聞いています。3小学校で同じ町内の学校に義務教育で通っているわけですので、学校間の差が余り大きくなるというのは、保護者の金銭的負担の面から考えると公平性が保たれているとはちょっと思えないんですが、この体操服の価格については教育長、どう思われますか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 宮澤議員のご質問にお答えいたしますが、今ほどそのように価格がばらばらといいますか、差があるということは初めてお聞きをしましたので、それが統一できるかどうか、業者とどういうふうな約束をしているのか。私の経験ですと、それぞれの学校がそれぞれの業者を選定をして、そこに発注をするという仕組みになっておりますので、そういう価格についてできるだけ安い価格で納入してもらうことができないのかなどについて、学校のほうに検討をしてほしいということはお伝えをしたいと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 宮澤さやかさん。
○1番(宮澤さやか君) ありがとうございます。
では、2点目の園での世代間交流についてお聞きしたいと思います。さまざまな取り組みがされているということで、祖父母学級、団子木づくりとか芋植えで、高齢者との交流も割と園での交流となるとあるかなと思うんですが、園児たちが出向いて高齢者とかかわり合うという機会は、今の時代かなり高齢化が進んでいまして、本当に多分高齢者と触れ合ったことがないという子供がふえてきているのも事実だと思うんです。現代の幼児を取り巻く環境を察すると、そこを補完していくには園に出向くわけじゃなくて、園児が外に出向いて高齢者と触れ合う機会がやはり必要ではないかなと思うんですが、その点は教育長、どのようにお考えでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) お答えをいたします。先ほどお答えした中にもありましたけれども、園の近くにそういう施設があるかということ、それからそこ行くまでにどれぐらいの時間を要して、あるいは危険性もクリアできて交流ができるかということなどを考えて、今進めているものと思われますが、私が知っているところでは蓮潟こども園が近くにある特養施設でしょうか、そこに歩いて訪問をして交流をしているとかいうことは聞いております。ただ、ほかの園がそのような施設が近くに、安全が確保できるものがあるかどうかということについては私も承知しておりませんので、また指導計画もちょっと今手元にありませんので、はっきりは申し上げられません。参考までに、こども園でなくて保育園の場合もそれは可能であろうかと思います。先般、訪問しましたある保育園では、近くにそういう施設があって、訪問して触れ合い活動をしているということは聞いております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 1番、宮澤さやかさんの一般質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 次に、4番、渡邉豊さんの一般質問を許可します。
4番、渡邉豊さん。
〔4番 渡邉 豊君登壇〕
○4番(渡邉 豊君) それでは、通告に従いまして2点お伺いいたします。1点は、危機管理について、2点は海難事故について。
1点目、8月29日早朝、ミサイルが北海道上空を通過して、その東方の太平洋上に落下した。幸い当町には影響なく、一応胸をなでおろしたが、防災無線やテレビなどで流れた警告音と対処の呼びかけには、瞬間強い不安と脅威を感じました。自然災害についても、その被害規模は従来の経験値をはるかに超えています。当町の危機管理の現状と、これからの予想される災害への対策をお伺いいたします。
1、当町には港があり、火力発電所、LNG基地などが立地します。特にLNG基地に被害が及んだ際の対処はどうなるのでしょうか。
2、Jアラート、Em―Net設備の現状や、今後ほかに設置すべき設備はあるかお伺いいたします。
3、町内の危機管理体制の現状と今後の方針はどういうふうにお考えでしょうか。
4、毎年行っているまちなか防災訓練、ことしも10月に予定されているようでございますけれども、これは従来どおりのまちなか防災訓練か、お伺いいたします。
5、今回のミサイル通過に関し、町民及び職員に特に声明はないでしょうか。
2点目、海難事故について。7月12日、海水浴場開設に係る海難事故に関してなど、業務に対する緩みが感じられます。人命にかかわったことでもあるので、庁内でもその検証をしっかりやり、特別に町民に報告すべきと考えますが、いかがでしょうか。
以上、2点お伺いいたします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
まず初めに、危機管理について、火力発電所、LNG基地に被害が及んだ際の対処についてというご質問であります。地震や津波といった自然災害については、法的施設基準に基づき施設設計されておりますし、十分な対応がされているというふうに理解しております。しかしながら、特殊飛来物については国防上の問題であり、その防御態勢等につきましては国の政策として対処すべきものと考えております。なお、石油コンビナート地区においては、複合災害が発生した場合には県石油コンビナート等防災計画に基づき対応することになっております。ご承知かと思いますが、平成17年、国民保護法が制定され、それに伴いまして都道府県、それから市区町村に国民保護計画を定めるように義務化されております。それに伴いまして、過去に聖籠町でも、聖籠町の国民保護計画を定めております。そして、昨年、平成28年4月に武力攻撃の事態等に対応する国の法整備がされたことに伴いまして一部見直しがされて、全面的にまた見直しした計画が、平成28年4月に町のほうでも見直しを図って計画づけております。その中には石油コンビナート等特別防災区域における武力攻撃事態等への対処ということで対象施設の考え方とか、安全確保の留意点とか、武力攻撃事態等への備えとか、武力攻撃の兆候の通報等とか、それから構内従業員及び周辺住民等の避難措置とかということが一般的な計画として定められております。また、武力攻撃といっても、その攻撃される内容にもよりけりだと思うんです。例えば一般的な空爆とか、そういう感じで攻めてきたりした場合の対処の仕方というものと、それからこのたびの北朝鮮の核ミサイルという予知できないような状況の攻撃がされた場合というのは、当然、この国民保護計画、または聖籠町の計画に基づくような対処が、場合によっては全て対応し切れない場合があるわけであります。そんなことを勘案しながら、町のほうでも、きのうも答弁しましたけども、国の国防に係ることでもありますし、またその内容いかんによってはこの計画に定められている内容に準じて当然、地域防災計画、一般的な災害に対する対応と同じに住民の避難誘導とか、さまざまな面については対処していかなければならないものと理解しております。
次に、Jアラート、Em―Net設備の現状等についてという質問でありますが、Jアラートは年2回、Em―Netにつきましては月1回、緊急事態に備えて国と情報伝達訓練を行っております。また、防災行政無線については今後も点検・整備を行い、緊急事態に対応していきたいと考えております。本町では、防災行政無線で対応しておりますので、他の設備の設置については現時点では考えておりません。
次に、町内の危機管理体制の現状と今後の方針はということでありますが、先ほど答弁しましたように、町の地域防災計画及び国民保護計画に基づいて進めております。今後も国、県と連携を密にし、町の地域防災計画及び国民保護計画に基づき危機管理体制を確立していきたいと思います。ですから、先ほど申し上げたように自然災害と違うわけでありますので、武力攻撃の内容によって対処の仕方が計画づけられるものと、また計画づけられていてもそれに対応できない分野のものも想定されることから、なかなか難しい分野だと理解しております。
次に、まちなか防災訓練は従来どおりかとのご質問でありますが、現在、自然災害を想定して行っておりますが、ミサイルといった武力攻撃を想定した訓練メニューも今後、想定して提案していきたいと考えております。この場合は、あくまでも聖籠町の国民保護計画に基づいた内容を想定したものとして整合をとりながらやることになろうかと思います。
次に、今回のミサイル通過に関し、質問の中ではステートメントはないかということでありますが、北朝鮮は昨年来、核実験や弾道ミサイルを発射するなど、日本国民の生命、身体、財産を脅かしております。北朝鮮による我が国及び周辺国の平和・安全を脅かす挑発行為はまことに遺憾であります。強く抗議するとともに、即時中止をするように、きのうの質問にもお答えしましたとおり、全国の町村会を通じて抗議をするなど、働きかけを行っているところであります。
次に、海難事故についてでありますが、きのうも一般質問の中で答弁したところでありますが、事故後、職員安全衛生委員会を開催して、事故についての経緯や今後の対策について協議・審議しております。そして、総括管理者である副町長から、全職員に対して各職場における安全対策の徹底、または危険箇所及び作業の把握を再度確認し、各部署に作業手順及び作業マニュアルの作成・見直しについて指示したところであります。今後も安全対策の強化に取り組んでいく所存でございます。また、特別に町民に報告すべきこととのことでありますが、先日、議会全員協議会の場で議員の皆さんに事故の経緯について時系列で整理したものをご説明したところであり、また行政報告についても改めて報告させていただいたところでございますので、ご理解いただきたいなと思います。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) 石油備蓄タンクに被害が及んだ際は、今までもそれに備えてやっているハザードマップにあるような、いわゆる複合災害みたいな格好で考えるということでしょうが、ミサイルが例えば……石油備蓄に際しましては昭和39年の新潟地震のときも新潟市の昭和石油タンクが黒煙を上げまして、非常に我々外部から見ていてびっくりしたわけですけれども、ある程度の心の備えもあるわけですけれども、例えばLNGとなりますと、全くどういうふうに考えたらいいのか予測がつかない。もうだめなのかと。もうタンクが爆発したような場合は、それはいろいろこう差しさわりはあるでしょうけれども、実際もう手の打ちようがないと、これはもうどんな対策とってもだめだというような感じはするわけですけれども、その辺の認識は町長はどういうふうに、特にLNGに被害が及んだ場合についてはどういうふうにお考えでいらっしゃいますか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
仮にという想定になりますが、核ミサイルがLNGの貯蔵タンクに着弾したというふうなことを想定するならば、被害の想定は、想定できない未知のものというふうに理解せざるを得ません。過去に、ご承知かと思うんですが、あのLNG基地を誘致する際に、地元の住民の皆さん方との協議の際に、一部のそういう専門的な分野の研究者といったらいいのか、学者といったらいいんでしょうか、そういう方々から、いざ爆発した場合はとんでもない広範囲にわたる被害が及ぶんだよという恐怖感を示された経緯があることをちょっと覚えております。しかしながら、現状においてはご承知かと思うんですが、LNGというのは液化天然ガス、126度Cだと思うんです、マイナス。それで貯蔵しているわけです。それが空気に触れることによって、漏れた場合です、空気に触れたことによって気化する。ある一定の温度に上昇した場合。ですから、一般的にはLNGをガス化する、気化される場合は海水をかけて、それをガス化して東北電力(株)やほかの用途に、事業所に輸送しながら使っているというのが現状であります。そんなことから、一般的には全体的に莫大な量が漏れて発火したとか何かという現象がない限りは、一般的な漏えいであれば空気より軽いわけですので、上昇するというんですか。一般的に攪拌されてしまうということで、そこに点火されたり火気があった場合はどういう現象になるかというのは専門分野ですから、私も知りませんけども、そういう危険性は多少あるかもわかりませんが、一般的な漏えいについてはそういう危険性を感じられないというのが、私がこれまで承知している認識としてあります。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) 非常にミサイルの着弾そのものが万が一ということもあるでしょうし、LNGがそういうふうになった場合にどのような被害が及ぶのかということは全くわからないわけでありますけれども、やはり東港とか、火力はLNGほどは影響はないような感じはするんですが、町長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
いわゆる東港全体に見れば、核ミサイルが着弾したということが想定されるということであれば、いわゆる気化設備、ガスとか石油とか貯蔵タンクがあるわけですが、それらには相当の被害が及ぶ、また相当の設備が破壊されるおそれがあるということは事実かと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) 一応、私ども全く無知ですし、なかなか本当にそういうことについては恐怖ばっかりが先に立って、非常に聖籠町大丈夫なんだろうかと。落下物がある程度だったら、まあそこはしようがないけれども、そんなに影響はないわけでありますし、LNGの場合は非常に心配が先に立つと立地町民としては思うわけでありますし、それでも町民の安全を最大限に守っていかなければならない執行部の立場でありますから、やはりこの予想される災害とか、そういうものに対して、例えば今回の後すぐ、例えばLNGの会社とか、それから立地企業、例えば今度の川越町なんかもそうですけれども、そういうところで実際に同じような、当町ほど危機感はなかったかもしれませんけれども、どのような対策があるのかというコンタクトはその会社とか、そういういろんな国のところとか、どういうものがあるだろうかというようなことは問い合わせはまだされていませんか。それとも、もう何か一部コンタクトをどこかとられて、どうしようもないねというような結論なんでしょうか。お聞かせください。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
先ほども答弁しましたように、聖籠町の国民保護計画の中では、石油コンビナートと特別防災区域における武力攻撃事態等への対処ということで計画づけられております。それで、東港コンビナート地区おいては特定事業所ということで、これにはコンビナート法に基づく第1種事業所とか第2種事業所があるわけでありますが、平成26年4月1日現在の特定事業所としては14事業所が指定されております。その他の事業所として3事業所がございます。そんなことから、この特定事業所等については武力攻撃の兆候等があった場合、これは特定事業所が行う通報として、県が特定事業所に対して武力攻撃の兆候を発見した場合とか、その連絡受けた場合は知事が私ども関係市町村長、それから関係消防署長、それから関係警察署長や海上保安部長等に要請をして確認するということになっております。ですから、当然のことながらそういう兆候がある場合は東港の特定事業所についても、事業所は、企業は企業なりの体制を組んでいるでしょうし、また県との緊密な連絡調整もとっていると思います。そのために石油コンビナート等の防災区域が指定されておりますし、6年に1遍ずつ防災訓練も行っているところであります。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) 先ほど町長は、ミサイルの一応来たというあれっばかりで、知らせばっかりで、対処がないというようなことで、どうすればいいかわからないから国に厳重に抗議したとおっしゃいましたけれども、やはりそういう努力と今お聞きしたような企業とのコンタクトとか、そういうものについてはやはりこういう努力をしているんだよと、一生懸命考えて努力はしているということを、情報の提供をやはり町民に対してもその辺のところは素早く、特にこういうふうに非常にどうしていいかわからないような恐怖心をこれからもずっと抱くことになると思いますので、早目にその辺はお知らせしたほうがいいんじゃないかというふうな感じはいたします。
それでは、次の質問に移ります。Jアラート、これは5時58分に一応、それを発射したということで、着弾したのは6時12分、14分ぐらいが間でしたけれども、その間、Jアラート2回ぐらいでしょうか。一応、発射したということと、それから通過したと、北海道上空を通過したということ、2回は確認できました。通過に際しては、落下物、こっちに来なければいいということと、落下物がなければいいなということですけれども、今後も通過の可能性は十分あるわけでありますんで、不安を抱いたままこれから生活しなければならないというようなことになってしまいましたので、じゃこのほかに、Jアラートのほかに有効な手だてはないということですね。瞬時に対策をとるというようなことに対する情報は、Jアラートしかないということでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
北朝鮮からの核ミサイルの発射等について対処する、または緊急的な情報を伝達するとなれば、これは国防の問題でありますから、きのうも答弁しましたとおりです。国において、防衛上の問題として国民に対処するというのが今の決められている対処であります。それによって各都道府県、市町村と連携をしながら、防災無線または渡邉議員から質問のありましたEm―Netの設備、そういうことを通じながら、設備されている市町村に対して瞬時の緊急網というふうなことでこれまで試験も繰り返してやってきておりますが、対応したと。そして、これまでも何回も訓練もしてきましたけども、それでもまだ情報が伝達されない地区もあったようでありますが、聖籠町の場合は訓練時から適正に起動して、このたび初めて国民に対する緊急情報が発せられたわけでありますが、きちんと情報が伝達されたということであります。現状においては、聖籠町民の皆さん方が緊急的な情報として知り得る情報はこの防災無線と、それからいわゆるNHK等のマスコミからの情報です。NHKとか民報は、非常に国の情報を的確に国民に情報伝達しております。また、メールも出ております。そんなこと等が町民にとって情報を得て対応する、今の段階では一番の設備なのかなというふうに理解しております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) じゃ、3番に移ります。内閣官房のポータルサイトでは、Jアラートのメッセージが流れたら、屋外にいる場合と、建物がない場合と、それから屋内にいる場合というふうな感じでの対処の仕方を、きのうもお答えになっていましたけれども、一応、その3種類で見れますけれども、そのほか例えばバイパスで車運転していたとか、そういう場合はどうしようもないわけですね。とめて自分が身を守るというようなわけにもいきませんし、その流れに任せて、交通渋滞を起こすわけにもいきませんし、本当に着弾しないのを祈るばかりで運転していなければいけないわけですけれども。このような例えば町民に対しての、少なくともポータルサイトにあるような、そういうふうな知らせといいますか、そういうものをやはり町からもある程度、こういうふうにするんだよと、こういうふうにしたほうがいいよというようなお知らせはやはりするべきじゃないかと思いますが、その辺はどういうふうにお考えでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
きのうも青木議員の質問にお答えしましたように、Jアラートでの政府からのメッセージの対応としては、屋外にいる場合とか、建物がない場合とか、屋内にいる場合とか、屋外にいる場合でも、近くにミサイルが落下したという前提であれば口と鼻をハンカチで覆い現場から直ちに離れて、密閉性の高い室内または風上に避難するとか、屋内にいる場合は換気扇をとめ、窓を閉め、目張りをして室内を密閉するとかという情報が今出されております。当然のことながら町も、これまで政府そのものがこういう情報をきちんと県、市町村を通じて出ていないのが現状であります。このたびこういう情報が近時において出されてきて対応しているというのが状況でありますので、町としては先ほど申し上げた聖籠町の国民保護計画と相まった中で、北朝鮮のミサイル対応というふうなことでの国からのこういう情報等を踏まえながら、どのような形で対応すべきなのか。町独自のそういう内容分析をしながら、緊急的な町民の皆さん方の安全管理といいますか、そういうものをやはり今後、精査していく必要性はあるのかなというふうには理解しております。それにしても、聖籠町だけではなくて、北朝鮮からの核ミサイルの発射、または着弾等があるのであれば、ただ聖籠町だけの問題でなくて日本全国どこでもあり得ることでございますので、特に新潟県の場合は柏崎に原発もあるわけでありますので、もう聖籠町どころではないわけであります。そんなことも想定しながら、きのうも青木議員に答弁しましたけども、全国の町村会を通じながら政府にその辺の国民にわかりやすい、またどういう地域におっても、きちんとやはり緊急的な避難誘導とか対応ができるような、そういう情報をきちんと整理して示すべきじゃないかということを要請したというのも、そういう考え方からであります。ですから、私が発したわけでありますので、そのことについては私自身も聖籠町の住民の安全・安心を守る立場からも考えていかなければならない使命があると、責任があるというふうに理解はしております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) 自然災害についても非常に激化しておりまして、特に新潟県は雷は全国で3番目に発生するんだそうです、多く。それで、雷による火災とか、そういうものに、いわゆる雷が落ちたというような場合は、やはり引き込み線を通じて屋内配線のほうに全部、高圧電流が流れて、そこで火が出るというようなケースが結構多いんだそうです。ですから、その辺で例えば雷が、高圧電流が流れるとき遮断するようなブレーカーみたいな、そういう専門の器具とか、そういうものがもしあれば、その辺の例えば器具を購入する際の補助とか、何かそのような。あと地震に対しては圧死が87%ぐらいあるんだそうです。ですから、ほとんど家具とか、そういう大型家具が体に倒れて死んでしまうというようなケースも多いようでございますので、その辺の倒れ防止の器具を補助するとか、そのような細かいいろいろな考え方もやはり防災訓練とともに大事になってくるんではないかと、町民の安全に十分資するんではないかと思いますし、その辺もできれば検討していただきたいというふうに考えています。
それでは、2番の海難事故について。このたび起きてしまったわけでありますけれども、私としましては非常に……時系列で2回ほど担当課のほうから説明をいただきましたけれども、何か全体的に緩みが感じられるんじゃないかというような感じがしてならないわけです。といいますのは、いろんな工事、小さな工事でもやはり事前の段取りとか、そういうものが非常に大事になってくるわけでありますし、特に安全管理については非常に厳しいものがあるもんだと思います。それで、役場としてもいろんな工事を発注しているわけでありますし、そのときに必ずやっぱり安全管理は非常にこれでもかというぐらいな写真とか、それからいわゆるミーティングとか、そういうものを全部ある程度、非常に厚い冊子になるぐらい求めているというその町そのものが独自でやった工事について、そのような非常に安易な感じの工事だというふうに感じて、そういう基本をおろそかにしてしまったというふうなことは、非常に問題があると思うんです。それで、ライフジャケット、法的には着用の義務はないんだと。海難事故は、船の上の場合については必ず着用しんばねえし、船の事故、工事でもないしというような、工事の利便性とか、そういうふうなことから、いつもやっていたことだからというような感じで起きた事故だと思いますけれども、やはりそういう気の緩みがあるんじゃないかという感じはありますし、その辺はやはり責任者として町民に、我々は説明を時系列に逐一いただいておりますけれども、調査中のことではありましょうけれども、その途中経過みたいなものも含めて、やはり町民に発信していく必要があるんじゃないでしょうか。町長はどのようにお考えでしょう。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
このたびの海難事故に対しては、町職員、非常勤とはいえども、町職員が作業中に起こした事故であります。誰しも事故を起こして亡くなる、またはけがを、負傷するとか、そういうことを想定してやっているわけじゃありません。ですから、不慮の事態によってそのような事故が発生したわけであります。それが結果的には、結果責任というようなことで安全管理の面、指導管理の面とか、さまざまな面でやはり作業を指示したり、または管理・監督にある立場です。責任を持って今後の対処を考えていかなければならないというのが実態であります。交通事故しかり、さまざまな災害があるわけでありますが、それらを含めて町民の皆さん方に一つ一つの内容について説明をするというのはどうなのかなと思います。そのために町民の代表である議会の皆さんとか、それから議会での行政報告とか、そういうものを通じて、広報でそういう状況が伝達されているわけですし、当然、新聞等でも報道されているわけでありますから、少なからず住民の皆さん方もその情報は認識しているものと理解しておりますので、特定したものとして対応することについてはいかがなものかなと理解しております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) 非常に考え方は違うなというような感じはいたしました。私は、やはり人命が失われたわけでありますし、少なくとも発注した工事ではないわけで、町の住民の方々が主体となってやった工事であるからこそ、やはりその辺に対する責任といいますか、そういうものについてはきっちりとらなければいけないと思いますし、またその辺の事情を、こういうことがあったんだというようなことは間接的に町民に知らせるだけじゃなくて、やはりお知らせしたほうがいいんじゃないかとは思いますけど。それで、一応、責任ということで給料の1割、1カ月分というような補正も上がってきておりますけれども、私はもう非常に少ないんじゃないかと思うんです。責任をとるんであれば、3カ月ぐらい全額、要するに減額しますと、減給しますというぐらいな覚悟でやはり町民に示していただきたいというような気持ちはありますけど、町長はお変わりありませんでしょうか。考え方にお変わりありませんでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 渡邉議員の質問にお答えします。
事故で亡くなられたわけでありますから、責任のとり方はさまざまであります。まるっきり大きな都市の市長であれば、または町であれば責任とらない首長さん方も結構おると思います。しかしながら、聖籠町の場合は過去の経緯から、議会との信頼関係とか住民に対するさまざまな面でのご理解いただくために、町の最高責任者である町長、副町長とかその事例によって違いますけれども、それを責任ある立場でみずから律するという、また今後こういう事故を起こさないという立場で表明し、議会の皆さん方に理解を求めて町民に表明するという手段をとっているわけであります。ですから、そのことが10%にするとか3カ月にするとか、そういう程度の問題ではないと思うんです。ですから、それはその起きた、亡くなった、そういう事実に対していかに責任者の者が自分みずから戒めて、反省しながら今後に対応していくという責任を痛感しているかどうかという道義的なものと私は理解しております。そういう立場から提案しておりますので、条例のご審議についてはご理解いただければありがたいなと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 渡邉豊さん。
○4番(渡邉 豊君) 大きな市町村だからとらない市町村もあるというようなことは、自発的なやはりご自分の感じ方だというふうに私は思いますし、そのような他の市町村がどうだからというようなことは考えておられないと、今お聞きしましたけれども、本心ではないというふうに私は理解しております。そして、今でも事故の検証中でありましょうけれども、やはりそのプロセスをどういうふうに検証しているんだと、そして今後どういうふうにしていくんだということの説明には非常にちょっと迫力といいますか、誠意といいますか、そういうものが余り感じられないで、このまま時間がたてばうやむやになってしまって、いつか記憶から忘れ去られてしまうというような感じを想定したようなお話ではないかというような感じもいたします。そうじゃなくて、今回、本当に反省してあれしているんだと、このように検証しているんだというようなやはり姿勢は、議員だけじゃなくて、町民に対してこそ町長は発信されるべきであろうと思いますし、その辺の努力を切に望んで、終わります。
○議長(田村冨美男君) 4番、渡邉豊さんの一般質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 次に、6番、田中智之さんの一般質問を許可します。
6番、田中智之さん。
〔6番 田中智之君登壇〕
○6番(田中智之君) それでは、通告に基づいて一般質問を行います。質問は2点です。
1点目、本町の観光果樹園の周辺道路に名称をつけ、観光PRをしたらどうかということで町長に質問します。本町の代表的な果樹としてサクランボ、梨、ブドウがあります。その中でもサクランボとブドウは、それぞれ観光園という形をとっており、毎年、県内外から多くのお客様でにぎわっています。先週末も天候に恵まれたこともあって、観光ぶどう園の道路は車のすれ違いもままならないほど多くの来園者がありました。そのような本町の観光果樹園ですが、園側、そしてお客様側の双方で不便なことがあります。それは、電話等で園の場所を尋ねられた場合、その場所を言葉では説明しにくいということです。観光ぶどう園は、おおよそ二本松・蓮野地区一帯に集中していますが、観光さくらんぼ園は新新バイパスを挟んで広範囲、広集落に位置しており、それらは幹線道路から外れた地域であったり、道路が入り組んであったりしているところもあります。町観光協会のホームページやそれぞれの園で出している案内図は目印にはなります。しかし、よりわかりやすく特徴的な目安があれば、来園するお客様にとって親切ではないかと常々感じていますし、一部の農園経営者からも聞こえてきます。
そこで提案ですが、さくらんぼ園、ぶどう園、それぞれの地域の道路に愛称をつけてはどうでしょうか。例えば県内の海岸線を南北に縦貫する日本海夕日ラインというネーミングがありますが、そこまで大げさなものでなくても、ぶどう園周辺には聖籠グレープライン1号、さくらんぼ園近辺には聖籠さくらんぼストリートなどと命名すれば、訪れるお客様にもイメージがしやすく親しみやすいですし、受け入れる園側も大変説明しやすいと思います。そして、町としても果樹のまち聖籠を印象づける観光PRになると思います。
また、その際、道路のネーミングを町内の小・中学生から募集すれば、これはまた地元への関心を高め、理解が深まり、また郷土愛が育まれるという効果も期待できます。観光と銘打っている限り、提供する商品の充実とサービスの充実は両輪であり、必須条件です。その中には事業主の事業努力でできること、また公助でないとできないことがあります。ぜひ町には道に名前をつける試みの検討をお願いしたいと思いますが、町長の考えをお聞きします。
2点目、全国学力テストの結果はどうだったか。そして、その結果をどう捉えているかを教育長に質問します。8月28日、文科省が2017年度全国学力・学習状況調査、全国学力テスト結果を公表しました。新聞等で大きく報じられていましたが、今回の全国学力テストの傾向、特徴としては、1つ目、地域間の成績の差の縮小が進み、今まで下位層に位置していた地域、学校の底上げが続いている。2つ目、現在、全国に20市ある政令指定都市の多くが全国平均を上回ったとの分析がありました。その中でも本町のすぐ隣の市である新潟市の平均正答率は、2教科、4項目のうち、小学校6年生の国語A、国語B、そして算数Aの3つが全国20政令市のうちでトップというすばらしい成績でした。この理由については、新聞にも解説されていましたが、何といっても新潟市教育委員会の工夫と努力のたまものであるようです。
そこで本町ですが、ここ数年、全国学力テストの結果は、2年前の中学校の結果を除き、ほぼ毎年全国平均を下回っておりました。しかし、先ほど申し上げた今年度の全国学力テストでは地域間の成績の差が縮まっているという傾向、また小学校に限っては本県の平均正答率が全ての科目で全国平均を上回ったという結果から、本町の今年度の結果には大きな期待を持っておりました。しかし、きのうの町長の行政報告では、3小学校の平均も中学校の平均も全ての科目で全国平均に達しなかったという残念な報告がありました。それらを踏まえ、教育長に3点質問します。
1、平均正答率について文科省は、過度な競争をあおらないようにと今回から小数点第1位を四捨五入し整数値で公表しました。本町3小学校と中学校の全国学力テストの各問題の平均正答率は何%か。
2、調査結果を分析し今後の指導に生かすと思うが、本町における最大の課題は何か。
3、本町では、3小学校で相互の調査結果は共有されていないと聞きます。それはなぜなのか。
以上で総括質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 田中議員の質問にお答えします。
まず初めに、さくらんぼ園、ぶどう園、それぞれの地域の道路に愛称をつけてはどうかという質問であります。田中議員のおっしゃるとおり、観光ぶどう園につきましてはおおむね二本松・蓮野の1地区に集中し、団地化されております。さくらんぼ園については、点在している状況にあります。山倉地区から蓮野地区と、広い範囲となっております。道路に愛称をつけるということは、非常にネームバリューがありまして、訪れた方々に対しての印象もよいかと思うんですが、ただそれを周知するために看板等を設置する必要があることとか、またはさくらんぼ園、ぶどう園は、大変失礼ながら季節限定のものであります。通年を通したPRとならないものですから、これに対して例えばチェリーロードとかフラワーロードとかさまざまな愛称があると思うんですが、そんな愛称をつけてやったとしてもどうなのかなというふうな気がします。そういうことを踏まえながら、観光ぶどう園協議会もありますし、また地域の集落の住民の皆さん方の意向もあろうかと思いますので、そういう意見を拝聴しながら、今後、検討を加えたいなと思っております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 田中議員の全国学力・学習状況調査についてのご質問にお答えをいたします。
最初に、本町の3小学校と中学校の全国学力・学習状況調査の各問題の平均正答率はどうであったかというご質問についてでございますが、町長が行政報告で申し上げたとおりでございまして、小学校3校の6年生の平均正答率は国語A問題、B問題、算数A問題、B問題ともに全国平均正答率を下回っております。また、中学校3年生の国語A問題、B問題、数学A問題、B問題ともに小学校同様、全国平均正答率を下回っております。従来から教育委員会としては数値を公表するということはしないというスタンスでおりましたので、以上の答弁でございます。
次に、本町の最大の課題は何かというご質問についてですけれども、課題を絞り込むということは大変難しいとは思っておりますが、以前にもお答えしたことがあるかと思いますが、子供たちの潜在的な能力は低いというのではなくて、まだ十分に発揮できていない部分があるというふうに受けとめております。調査結果そのものから考えられますことは、読み取りの力が十分身についていないのではないかとか、基礎的、基本的な知識・技能が定着していないのではないかというようなことが考えられます。また、これまでの分析から推測、今年度の実施状況を見て考えられることは、子供たちが、小学生も中学生もですけれども、平日1時間以上読書する児童・生徒の割合が低いとか、平日全く読書しない小6と中3の児童・生徒の割合が高いと、あるいはテレビ等を視聴するのに3時間以上しているという児童・生徒の割合、あるいはゲーム等を3時間以上しているという児童・生徒の割合が高いなどが影響していることも考えられます。このようなことは、教師の指導の改善による指導の工夫と子供の学習意欲がマッチしていないといいますか、かみ合っていないといいますか、子供たちが本気になって五感を働かせて学習に取り組んでいるのかなど、いろんな要素が考えられると思っております。町が今「たくましく未来を切り拓く子ども」を育てるということを考えて12年カリキュラムの取り組みをしておりますが、その趣旨は、その学年で身につけることをしっかりと身につけさせて次の学年に進級させるという、そういうことがしっかり行われるようにということで重点単元、あるいは重点指導事項等を設定して、その指導方法の改善とその検証に取り組んできております。もちろん、そのためには保護者や地域の皆さんの理解と協力を得ながらでなければできないということも受けとめております。いずれにしましても、現在、各学校で全国学力・学習状況調査の結果を分析しておりますので、今後その分析結果を踏まえて改善策を立てて取り組んでいただくということにしております。
次に、小学校間での結果の共有についての質問でございますが、今ほど申し上げましたように調査結果の分析、正答、誤答、あるいは無答も含めて、どういうふうな状況であるかについて学校が現状分析をして、そして指導の改善の成果を検証し、さらにそこから改善策を打ち立てて取り組むというふうにしたいと考えております。そこで、校園長会ではそのような取り組みについては教育委員会から3校の正答率、3小学校の正答率、中学校も含めてですけども、正答率の情報を提供しておりますし、各学校ではそれぞれの学校の結果を分析して、研究主任会等に分析した資料を持ち寄り、今後ですけれども、各校の分析結果を共有するなど、それぞれの学校の指導の改善とさらなる確実な学力の定着に向けた取り組みを行ってきております。これまでも県の下越教育事務所の指導主事による中学校区訪問というのがございますので、その際にも学力の向上という観点から、それぞれの学校が分析して取り組んだ結果、あるいは今後どう取り組むかということを資料を持ち寄って指導を受けたりしているのが現状でございます。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 田中智之さん。
○6番(田中智之君) ありがとうございました。
それでは、町長に道路に関して再質問したいと思います。道路に名前をつけるというのは、私は、もちろん実際来たお客さんが困らないようにという意味もあるんですけど、非常に夢があると思うんです。例えば毎年のことなんですけど、サクランボの季節になると友人、知人から電話が来まして、どこかお勧めのさくらんぼ園ないかという電話来ます。非常に説明しやすいところもあるんですが、しにくいところもありますし、ことしは、ことしの春、電話が来まして、「今ざぶーん館に来ているんだけど、サクランボ狩りして帰りたいんでどこかいいところを教えてくれないか」と電話来ました。ところが、もう時期がちょっと遅くて、いつも紹介している地区だったら説明しやすかったんですが、そうでない地区に一部まだ残っていたんです。そこを説明しようと思ったら非常に電話では説明しづらかったんです。そんなとき、さくらんぼ通りだよというふうに伝えられれば、またそれを観光案内やネットに地図を載せて道の名前を明記していれば、スムーズな紹介ができると。町の観光案内見ましたが、サクランボに関してはこの辺一帯ですよという表記しかされておりません。その一帯に何軒もあります。もう十何軒もあります。非常に道も入り組んでおります。説明しにくいんです。そういうお客様に不便をかけないというのもありますし、そういう観光客に例えばさくらんぼ通りだよと言うだけで印象が変わると思うんです。道ってあちこち名前ありますが、それが年月とともに、例えば新発田市ですと石川小路と言うだけで大体その辺イメージできますし、また新道なんていえば皆さんご存じだと思うんですが、その周辺や景色が目に浮かぶんです。そんなふうな趣といいますか、趣と実益を兼ねた地域にしたいなと私は思います。確かに看板をつくるとなるとお金もかかりますが、季節限定というのは間違いありませんが、その地域限定かもしれませんが、そういう名前をつけることによって、また地域の特色も出るかと思います。ぜひ、町長は地域の意向を踏まえながら検討するということでしたので、そのようにお願いしたいと思います。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 田中議員の質問にお答えします。
先ほど答弁しましたように聖籠町の場合は観光ぶどう園、さくらんぼ園といっても、特異な地域事情がございます。そんなことから、一地域のみの道路を特定してそういう愛称をつけるとなれば、非常にほかの地域とのバランスとか、いろいろとやっぱり難しい点も出てくるんじゃなかろうかなと思います。やるとなれば、それなりのやはり細かい配慮をした中での愛称を、各地域でバランスよく命名するということになるんじゃなかろうかなと思います。いずれにしても、現状においては、例えばサクランボであれば山倉地域から蓮野地域、二本松、非常に広範囲にわたっておりますし、ブドウの場合も観光ぶどう園は23農家の方々が団地化されています。あそこはあそこでそれなりの特色ある地区として認知されております。また、訪れた方々がぶどう園どこなんだと、さくらんぼ園どこなんだというふうなご照会もあるかわからないんですけども、最近は非常にサクランボもブドウもネームバリューがありまして、私の聞いているお話では相当リピーターの皆さん方もふえてきているというふうなことで、飛び込みや何かの場合は違うんでしょうけども、非常にネームバリューもあって、聖籠町の果樹のまちというのが浸透しつつあると。また、ざぶーん館と提携した中で、さまざまな誘客を伴うための手段もいろいろと連携しながらやっているものもあるわけでありますので、そういう機会を通じながら、さらに利用客の拡大といいますか、普及を図るということになろうかと思います。基本的には、先ほど答弁したようにやはり農家の皆さん、それから地域の集落の方々の意向というのはあるわけです。今現在においても県道、町道というふうなことでそれぞれあるわけでありますので、何々線というのがあるわけですから、それらとの整合もあるわけでありますので、その辺も踏まえながら総合的に判断していく必要があるのかなと考えていますので、よろしくお願いします。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 田中智之さん。
○6番(田中智之君) 町長、今言われました県道何々線って確かにあります。私は、それはもともとの名前ですのでそうだと思うんですが、もうちょっと夢のある名前をつけたほうがいいんじゃないかなというふうな意見です。
また、特定の地域だけそういう名前をつけると他の集落、他の地域とのバランスもあるということなんですが、これは私はほかの集落から、他の地域から異論は出ないんでないかなと思います。その点、町長と私の考えは違いますが、地域の意向を踏まえて検討していただきたいと思います。以上です。
続いて、教育長に再質問したいと思います。まず、1点目なんですが、全国学力テストの平均正答率、やはり数字は出ないなというのが印象です。ただ、新潟市がこういうふうに数字を出しているのに何で相変わらず聖籠町は数字を出していないのか、出さないのか、私は数字を出してもらって、どれだけ平均から離れているのか、どれくらい平均を下回っているのか、それを知りたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 田中議員のご質問にお答えいたしますが、いわゆる学力の正答率の数値の公表については、それは各市町村に任せられておりまして、公表することはできるというふうに国は受けとめておりまして、それぞれの判断でございます。教育委員会では、生の数字を出すよりも、どういうふうな指導をした結果どのようになったか、つまり指導がうまくいったかどうか、効果があったかどうか、それをきっちり確かめながら進めていくというふうにするのがいいだろうという考えでございます。ですから、教育委員会としては公表はしておりませんが、数値は、それぞれの学校が責任を持って現状がこのようになっていますというふうに保護者の方、あるいは学校運営協議会等もありますので、地域の方々にもそのようにお知らせはしております。問題は、その次にあるのかなと思っておりますが、数値を公表をしないのは今ほどお答えしたとおりでございます。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 田中智之さん。
○6番(田中智之君) これは、教育長とは何回も同じような議論をしまして、そのたびに本町の教育委員会としては数値は公表しないと、できるけどしないというふうな答えをいただいています。今ほど教育長言われたように各学校で、このまんまの数字ではありません、全国を100としたらどれくらいの数値かという公表している学校もありますので、それを今後見たいと思いますが、やはりこうやって新潟市が全国平均これくらい、新潟県これくらい、新潟市これくらいって出ているわけですので、その辺はもう潔く情報公開すべきだと思います。2年前、聖籠中学校では全国平均をみんな超えたんです。やっと教育長の言う12年カリキュラムが実を結んできたのかなと思ったら、あの年だけでした。それから毎年落ちております。ことしも落ちました。その辺を踏まえて、もう一度公表したほうがいいのか、しないほうがいいのか、いつまでそれを指導に生かす、そんなことを言っているのか、考えていただきたいと思います。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 田中議員のご質問にお答えいたしますが、全国学力テストを実施して以来、昨年度と一昨年度、これは全てではございませんけども、中学校は全国平均を超えていたという実績もあります。あとは小学校については、やっぱり3校という取り組みの格差といいますか、それぞれの事情があったりして必ずしもそうはなっていないという現状はありますけども、全国平均から著しく落ち込んでいるという、離れているということではないので、中学校へ送り出すのにどのような指導をして、きちんとした力を身につけさせるかということに毎日苦労しているというふうに私受けとめておりますので、そのような子供たちを中学校がしっかり受けとめて、中学校でも個別指導、あるいは学級集団、あるいは学習集団の工夫をしながら取り組んでいるというふうに受けとめております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 田中智之さん。
○6番(田中智之君) それでは、2番目の質問ですが、本町の課題、先ほど教育長は十分に力が発揮できていないと言われましたが、それを発揮できるようにしていただきたいと思うんですけど、先ほど教育長が言われた読書の時間が少ない。テレビ、スマホ、ゲームの時間が非常に多いと、やはりそこだと思うんです。簡単に言うと学校以外での勉強時間が非常に足りない。これは中学校の学校運営協議会からもそのような報告を受けております。教育長は、十分ご存じだと思うんですが、小学校では家庭学習、学年掛ける10分最低、中学校では各学年最低1時間を目安に自宅、学校以外で勉強しておりますが、非常に個人差があります。中学校でいえば、ことしの前期の学校評価アンケート等を見ても、メディアコントロールが全くできていない。非常にスマホ、ゲーム、テレビの時間がほかから比べて多いんです、聖籠町の子供たちは。そうすると、当然、勉強時間が少なくなると。そうすると、予習も復習もしない状況で学校の授業を受ける。授業は理解できない。この悪循環なんです。教育長もその辺は十分今ご承知だと思うんですが、今後どのような手を打ったらいいか、お聞かせ願えますか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 田中議員のご質問にお答えをいたしますが、能力が低いということではないということは再三、申し上げております。ですから、その能力を発揮できるような、そういう教育環境づくりが大事ではないかというふうに考えております。今ほど田中議員のご質問にありました家庭生活での過ごし方、家庭での過ごし方、これも一つの教育環境でございます。町として、町教育委員会として「たくましく未来を切り拓く子ども」を育てるという中には、これからの未来社会が非常に予測困難であるという時代、そのような時代、どのような時代になっても子供たちがみずから問題を見つけたり、課題分けして、それを課題に対して取り組んで考え、判断し行動するというふうな、そういう力をぜひ身につけさせたいというのが、この12年カリキュラムの目的でもございます。それを学校だけではできにくいというところがありますので、学校ができるところは、先ほど申し上げたような指導の改善・充実を図るという第1点。それから、もう一つは、学校から保護者の皆さん、あるいは地域のほうに情報を発信していくと。町の総合計画にもありますように学校、家庭、地域の連携による教育力の向上という大きな目標があります。それが結局まちづくりにつながる、人づくりにもつながると、こういうことでございます。家庭においては、そのあたりが学校とのこれからの議論になりますけれども、子供たちをどのように育てたいと考えているのか。それは町の目指している子供像と合うのかどうか。そこからが、そもそものスタートになるのではないか。そうすると、どのような子供をどのように育てるかという、今度はどのようにが入ってきます。それは、家庭での過ごし方にもあるでしょう。それから、地域での過ごし方もあるでしょう。いわゆる限られた時間をいかに使うのがよりよいかということを親御さんがやっぱり受けとめて、子供を育てるという責任を果たすといいますか、あるいはその後押しをするというか、そういうことをぜひ考えていただきたいなということは考えております。実際に子供の様子を学校がつかんでいるのかということも私ちょっと不確かなところありますので、1度、家庭での過ごし方、平日でも構いませんので、1週間ぐらい継続的に何をしたのかという簡単な調査をするなりして、子供の生活実態をまず捉えると。そうすると、じゃどのように支援をするのか、学校がどう支援するのか、あるいは家庭がどう支援するのか、地域がどう支援するのか、そのあたりが何となく見えてくるのではないかと思いますし、子供たちの生活の中では、あれもしたい、これもしたいって当然あります。これもしなさい、あれもしなさいというのもあります。それらをどういうふうに、いわゆる設計をしていくのか、計画を立てていくのかというようなことなどもかかわってきますので、そこのあたりをしっかり議論をしながら、お互いに考えていくことがこれからはさらに求められるのではないかというふうに考えております。そういった面から、これからいろいろ取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 田中智之さん。
○6番(田中智之君) 教育長、今言われた家庭、子供をどのように育てたいのかと、それを家庭に投げかける、その部分は非常に今まで弱かったかと思います。今度、力を入れていただきたいと思うんですが、同時に町がどのように子供を育てたいのか、それがはっきり見えないと、家庭と協議の場には立てないと思うんです。それをいま一度、町のほうで検討していただいて、これだと、こういう子供を育てたいんだ、具体的にお話しできるようなそういう形をつくっていただきたいと思います。
次に、3番目の小学校間の情報の共有なんですが、これは私、校長でなくて、先生方からちらっと聞いて、「ほかの小学校の情報入らないんだよ」、「えっ」て聞いていたんで、今質問したんですが、校園長会で公表しているということでしたら、それそのまま続けていただきたいと思います。
1つ、ここで教育長にお聞きしたいんですが、これ何回か聞いたかもしれませんが、なぜ学力って伸ばさなければならないのかというのを簡潔に教えていただきたいんですけど。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) ずっと義務教育においては国民として必要とされるいろんな力を育てなさいというふうに言われていますし、それから義務教育においては機会均等、それから教育水準の維持ということで、そういうスペック展開がされておるということは私も承知しております。なぜ学習をするのか、勉強するのかということは、やっぱりそういう面からいろんなことを学んで自分の人間性を高めていく。その高めることによって、いろんな場面に対応できる力がついていくと。いろんな状況がこれから、今もそうですけれども、出てくる。そのときにその状況にきちんと対応できる力、そのもとになるのは当然、国が掲げている確かな学力と言われる部分があると思います。いわゆるこれからは生きて働くような知識・技能を身につけさせる。何ができて、何を理解するか、これをまず基礎的なものとして身につけさせた上で、身につけたものを使って物事を問題解決する。未知の状況にも対応できるような、そういう力が発揮できる思考力、判断力、表現力、これを身につけようと。さらにはその知識・技能と活用する思考力、判断力、表現力を使うことによって、これからどのようにして社会や世界とかかわって、よりよい人生を築いていくのかと、こういうふうなサイクルを考えておりますので、そういう意味で学ぶという、あるいは勉強するということは、その中の極めてというのも語弊ありますけども、大変重要な部分であろうというふうに思われます。あと……そこだけにしておきます。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 田中智之さん。
○6番(田中智之君) 簡潔にとお願いしたんですが、非常に長いご説明ありがとうございました。
教育長が言われたのはもっともなんです。私も今までそう聞かれたら、教養を深めるためとか、子供の選択肢を広げるためとか、そういう答えをしたと思うんです。ところが、今回の全国学力テストを見て思ったことなんですが、角度が違うといろんな答えが出るんだなと。なぜ学力を伸ばさなければならないかということなんですが、教育長、CCRCってご存じですか。お願いします。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 聞いたことはあります。
○議長(田村冨美男君) 田中智之さん。
○6番(田中智之君) 教育長、もうちょっとほかの課にも目を向けて、聖籠町全体を見ていただきたいと思います。
CCRC、現在、聖籠町でも生涯活躍のまち構想ということで一生懸命進めております。検討会も何回かありました。そこで、CCRC、もともとは東京から、日本版CCRCですが、東京から高齢者を地方に移住させて、そこで介護福祉充実した地方で生涯を生き生きと送っていただくという、そういう定義だったかと思うんですが、聖籠町の聖籠版CCRCは、今生涯活躍のまち構想となっております。その検討会での目的が、自分らしく年を重ねることができるまちということになっていますが、私検討会出た限りは、果たして人口維持、人口増加が目的なのか、それとも包括ケアシステムの構築が目的なのか、その辺が私余りよく理解できなかったんですが、いずれにしろこれだけ人口が減っている、減る危機がどこの自治体にもある世の中において、6月議会で私CCRCについて町長に質問したところ、町長は現役世代の移住というのも目的にしていると、念頭に置いてあるという答弁をいただいたんですが、この現役世代の移住の条件として、これは新聞に書いてあったんですが、子供の学習環境というのは最大の関心事なんです。人並みに学べる環境の整備というのは、まちづくりには欠かせない大きな要素だと思います。今まで聖籠町は、保育料無料という政策、非常にこれは大きな成功した政策だと思うんですが、これによって各地からいろんな方が移住してくださり、そして聖籠町に居を構えてくださっております。しかし、教育長もご存じだと思うんですが、今国のほうで幼稚園の無料化というのが検討されております。もしそうなった場合、聖籠町のメリット、強みというのはなくなるわけです。そうなると、今後はどうなるか。人口は東京に一極集中は変わりません。そして、この学力の結果を見て、今後は新潟市とそれぞれの地域の、それ以外の地域との学力格差というのが、私は自治体の人口格差にもつながるんではないかと、そういう懸念を持っております。そうなった場合、聖籠町と新潟市ってもう本当隣り合わせです。藤寄越えれば新潟市ですので、聖籠町は素通りするということにもなりかねません。町制施行40周年PR動画で、「子供は小学校に上がればみんなお引っ越し」なんていうフレーズがありましたが、そんなことも言えなくなるような状態、子供がいなくなる、そういう状況も決して非現実的ではないと思うんです。そういう危機を招かないためにも、やはり学力の向上というのは対外的にPRするためにも必要なんではないかと思います。新潟市の成功例を参考にして、教育長の人脈ありますので、新潟市に視察行く、研修に行く、そういうことでもいいと思いますが、学習環境の整備に力を入れて現役世代の移住を促していっていただきたい、そんなふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 田中議員のご質問にお答えします。
最初に、私、CCRCをCRTというふうに受けとめて、知っていますと、そのCRTを使ったことはないもんですから、そういうふうにお答えをいたしまして、大変失礼をいたしました。
CCRC構想は、私も機会があれば学習をしたりして進めておりますし、町で今一体となって検討会を開いている、委員会を開いて立ち上げているということでございます。教育委員会からもメンバー1人入っておりますので、そのCCRC構想の中で教育はどのような役割を果たすのかということを、当然これから議論されることだろうと思います。今から私がとやかく言うことではないかと思いますので、お許しをいただければと思います。
また、学力を上げるということは確かに魅力あるまちづくりの一つにもなると思いますし、この町のよさは何ですかといったときに、幾つか挙げられる一つになればとも思っております。ですから、教育環境の整備ということが学力の向上、それから人づくりにつながるということは私も受けとめておりますので、決して学力向上をおろそかにするということではありません。そのあたりどういうふうな方法で学力向上に迫るかということについては、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 6番、田中智之さんの一般質問を終わります。
11時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午前11時18分)
再 開 (午前11時30分)
○議長(田村冨美男君) 休憩を解きまして議会を再開します。
○議長(田村冨美男君) 次に、11番、小川益一郎さんの一般質問を許可します。
11番、小川益一郎さん。
〔11番 小川益一郎君登壇〕
○11番(小川益一郎君) それでは、通告に従いまして質問をいたします。
最初の質問につきましては、網代浜海岸における水難の問題について質問しますが、改めまして死亡した須貝さんに対してはお悔やみを申し上げますとともに、ご遺族の方に対してもお悔やみを申し上げたいと思っております。
それでは、質問をいたします。この質問に入る前に、7月13日の朝日新聞による記事をちょっと読ませてもらいます。こういう背景があって、この事故が起きたということでございます。「海開きの準備中に男性が死亡」と。「海開きの準備が行われた聖籠町の網代浜海岸海水浴場で12日午前9時10分ごろ、新発田市藤塚浜の漁業、須貝銀作さん、64歳が海に流されたと一緒にいた男性から119番通報があった。新潟海上保安部によると、県の防災ヘリが午前9時50分ごろに海岸から約200メートルのところで発見したが、約2時間後に死亡が確認された。死因は水死。聖籠町によると、須貝さんは海開きの準備や海水浴客の監視などをする非常勤職員。当時は、町職員を含む8人が作業をしていたという。須貝さんは、遊泳禁止を浮きとロープで区切る作業中に流されたと見られるという。須貝さんは、半袖シャツに短パン姿で、海に入った全員が救命胴衣をつけずに作業していた」という朝日新聞の翌日に記事が載っております。
そして、先般、8月7日の議会の全員協議会の中で町長から、12日に発生した海水浴場の開設準備に係る海難事故の時系列の報告がありました。これを見ますと、平成29年7月12日8時36分、網代浜海水浴場において波が高いことから、作業の可否を係長に電話で相談。荒天であればあすでも構わない旨、係長が指示をしたということで、高橋係長から信田主事に連絡を入れたと。ところが、8時40分、信田主事が中止してはどうかと呼びかけたが、連絡員から作業可能との声があり、新潟側浮きつきロープ設置作業を開始して、8時55分終了して、その後、村上側のほうに移ったと。9時10分、村上側浮きつきロープ設置作業中の渡辺正行氏が海流により流され、助けを求める。須貝銀作氏は少し沖のほうにおり、この時点で何も異常を訴えないと複数の連絡員が確認。9時12分、海流により流れた渡辺正行氏を救助に神田礼輔氏が海に向かうと。9時13分、海流により人が流された旨を新発田広域消防聖籠分署及び新潟海上保安部へ連絡すると。これは、渡邊幸明網代浜区長が連絡をしていると。9時14分、その場で待機。水深が胸くらいの高さのところにいた須貝銀作さんに渡邊幸明氏が、危ないので早く陸に戻るように呼びかけると。9時15分、陸からの呼びかけを理解したようで、須貝銀作氏は陸に向かって泳ぎ出す。この様子は確認されていると。9時17分、海流により流された渡辺正行氏が神田礼輔氏、信田主事に付き添われ陸に戻ると。9時17分、須貝銀作氏が確認できないため、再び神田礼輔氏が沖合25メートル、アンカー付近まで向かうも発見できず、陸に戻るというような状態で行方不明になったと、こういう時系列の報告があるわけであります。このことにつきましては、きのうから同僚議員が質問しておりますし、町長からもこのことについての釈明がありました。しかし、いずれにいたしましても町の観光施設である海水浴場の開設というのは、聖籠町の海岸をPRするという意味から、町内外の多くの方たちに大変喜ばれて、毎年相当数の方が来られておるということであったわけでありますが、こういう状況の中でこの事故が起きたということについては、まさに人災であるのかなという感じをしております。この問題につきまして、私はどうしてこういうふうになったのかなということをずっと考えておるわけでありますが、基本的な甘さがやっぱりあったと言わざるを得ないわけでありまして、これらについていろいろとマニュアルをつくったということでありますが、重複する点もあると思いますが、町長に確認をさせてもらいたいということであります。
町のいわゆる人命を扱う箇所については、今後、安全管理はどういうふうに行っていこうとしているのか、特にお聞きしたいと思っております。先般、町幹部職員が交通死亡事故を起こしたばかりであります。そして、またさらに平成20年には亀代小学校の給食口の運搬作業員である田中さんが、この給食のコンテナを運ぶ途中で安全確認を怠った車から転落して死亡事故を起こしている。そして、あのときも安全確認がどうなっているのかということを強く求めて、二度とこのようなことのないようにということを、町長もこの場で誓ったはずであります。そういう人命軽視の安全確認が依然として事故を起こしているというふうに受けとめざるを得ない。
確かに海の上ではライフジャケットは着用しなくてもいいというようなお話がありますが、しかし、労働契約法によると安全配慮義務というのが法定化されております。労働契約法が平成20年3月1日から施行されておるわけでありますが、この第5条には使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう必要な配慮をするものとするというふうに定めておるわけでありまして、一般的な意義の安全配慮義務が法制化されたことによって、使用者の義務が強化されたということになっておるわけであります。くしくも聖籠町においては、地域創生というような名のもとにおいて、国のほうから夏井地方創生戦略監を招いて、この聖籠町のまちづくりをお願いしているわけでありますが、夏井戦略監は厚生労働省の労働安全局から、安全衛生保安課からおいでになった方であります。ぜひこれらのことも踏まえて、聖籠町の安全対策、こういうことについてご指導を願いたい。
二度とあってはならない、こういう事故を引き起こしてはならないというふうなことを肝に銘じてもらいたい。そのことで、さらにこの作業手順、あるいは遊泳禁止・可能区域の決定とか、どういうふうにこれらがなされたのか検証することによって、これは、まさに自然を甘く見た人災でないかというふうに思われます。そして、これらの場所の選定、あるいは事前調査、水深の深さ、あるいは離岸流の有無。昔の網代浜海岸は遠浅で、地引き網のできるような平らな非常にいい海辺であったわけでありますが、東港の開発に伴いまして、あの突堤ができたり、砂だまりができたり、いろんな構築物が人工的に配置されました。そのために海の波の動きというのは、我々が予知できるような状態でない、そういうことがあるわけでありますので、そういうことも十分調査してやったのかどうか。
これらのこととあわせて、この作業する前の作業計画、この作業計画はどういう計画をつくっておったのか。
そして、誰が指示をして、誰がこの手順を説明をして、現場の皆さんにこのようにしてくれということを言ったのか、これらのことも含めて作業員が十分安全に作業することになっておったのか、これらのことについてもあわせてお尋ねしたいと思います。
またさらに、結果的にはこういうとうとい人命が失われたわけでありますので、ご遺族の皆さんには大変申しわけないという思いとあわせて、これらのことについての補償を十分対応できるようにお願いしたいと思うんですが、その辺の対応はどうなっているのかもお聞きしたいと思っております。
また、先ほども同僚議員からお話がありましたが、今回の条例を上げて、議案第38号ですか。町長がこの責任をとって1カ月10%、金額にして約8万1,000円、副町長は1カ月10%、金額にして約6万5,000円、これを減額するということでありますが、これらは先ほどの話だと、よそではやっていないとこもあるけどもと、社会通念上応えるんだというようなお話をしておりますが、これらは私が今申し上げたような一連の交通事故の問題、過去における給食口の死亡事故、これらを踏まえながら、安全管理に対する町長の考え方が非常に甘いと言わざるを得ません。ぜひもう少しみずからの責任を痛感して、町民におわびをしなければならんということを私は切に望むわけであります。
それで、このことによって町にどのような損害を与えたのかお聞きしたいと思っております。補正予算を見ると、若干の予算が今回計上されておりますが、これらの金額は当然、町の予算から出ているわけであります。もし事故がなければこの予算は執行されないわけでありますから、大きな損害を町に与え、この事故によって町に与えているわけであります。これらを踏まえて、町が今回の事故によって支出しなければならん予算額は総額幾らなのか、お聞きしたいと思っております。
また、この海水浴場の設置のあり方、このことを再考してはどうかというふうに考えるんですが、どのように今後考えるかお聞きしたいと思っております。
次に……
○議長(田村冨美男君) 小川議員、少し、済みません。申しわけございません。
次へ入る前に、間もなくお昼になりますが、小川議員の総括質問が終わるまでご協力をお願いいたします。どうも失礼しました。
小川議員、どうぞ。
○11番(小川益一郎君) じゃ、時間がないようでありますので、私の総括質問だけ早く終わるようにしたいと思います。
次に、Jアラートの対応でございますが、このJアラートの対応については、再三、町長からも話がありました。8月29日の午前5時58分、平壌の近郊の順安空港から弾道ミサイルが発射されたということで、この北朝鮮の無謀な対応によって日本国が混乱をしておるわけであります。これはまさに国防の問題、国の問題であります。したがって、打つ手はないという話でありますが、ただしかし、事前の策というのは何を考えられるのか。いや、もうお手上げなんですと、どうしようもないんですと、よくわかります。北朝鮮からロケットを撃って、どこに落ちるかわからん。そんなのは十分承知していますが、しかし、現実にそういう現実があるわけでありますから、しかも日本の、あるいは聖籠町のここにミサイルが来ることもあり得る。しからばその地域を守る町長は、国がだめだからだめなんですと、それでいいのかということであります。最善の策をやっぱり講じなきゃならん。あっという間に来るわけであります。逃げてくれとか、堅固な建物とかや地下室へ入れなんて、間に合うわけもありませんし、そんなものはありません。だから、聖籠町民は丸裸のままこの北朝鮮のそういう無謀な被害者になり得るわけであります。それを町長としてどういうふうにするのか。「いや、だめなんです、だめなんです」なんて言ったら、じゃ死んだ人は誰が補償するのか、被害を誰が持つのか。「もう死に損です」と、「事故遭った人は運が悪かったんです」と、これでいいのか。地方自治の長に求められている最低限の努力はしなきゃならんと思うんですが、いかがですか。
今よそを見ると、子供たちに、昔私、小学校のころ、防護用の頭巾を配って小学校へ行ったもんです。昭和20年に私は山倉小学校に入ったんですが、そのころ艦載機というアメリカの飛行機が山倉小学校の上空を飛んでくる。サイレンが鳴る。そうすると、その頭巾をかぶって竹やぶに逃げた。そういうことを当時もやっていました。しゃがんで頭を抱えてガラスから離れる、あるいは危ないものから離れるというようなことを言っておりますが、そんな暇なんかないわけでありますから、せめて子供たちにそういう防護用のものが何か配れるものがあるならば、ぜひ対応していただきたい。そして、少しでも町民の安全確保に努力しているという気構え、姿を見せていただきたいと思うんですが、いかがですか。
これらのいろいろなマニュアルなんていうのは、とてもでないが一自治体で対応できるようなものではないということは十分承知しております。しかし、聖籠町の町民を守る大きな責任がある町長でありますから、そういう町民に一刻も早くこの無謀な北朝鮮の行為に、行動に対して対処しなきゃならない。現実が現実でありますから。そのことについて、もう一度、町長の考え方を確認したいと思います。
まちなか防災訓練もまたことしもあるようでありますが、まちなか防災訓練は自然災害に対して、地震が来たらどうだと、津波が来たらどうだとか、こういうことを指導して、今までは指導してきたわけでありますが、この無謀な北朝鮮のミサイル対応について町民にどう対応させて、お願いしたらいいのか、これをお聞きしたいと思っております。
それから、最後なんですが、防犯灯のことについてお聞きしたいと思っております。私は、以前からこの聖籠町の防犯灯のあり方について再三質問もしてきましたし、いろいろと現地も回ってみたりしてきたわけでありますが、町の防犯灯、こういうものについては非常に行き届いて、そして集落内以外は町が負担するということで大変、地域の方々からも喜ばれてきているわけでありますが、最近、この役場の郵便局の前からざぶーん館のところまで、この防犯灯が撤去されておったわけであります。今復元しています。復元していますが、どのくらいの期間なくなったのかわかりませんが、盆前からずっと、私が議会運営委員会の日だったと思うんですが、つくような話を聞きましたので、1カ月ぐらいだったんでしょうか。役場からざぶーん館までの間の道路は真っ暗闇でありました。特にこれからは日が短くなる。そういうことから、子供たち、あるいは地域の住民の皆さんから安全ということについて非常に懸念があったわけであります。
しかもこの防犯灯については、防犯灯というよりも街路灯と言ったほうがいいんでしょうか。ざぶーん館から役場のところまで1基100万円もするような高価な防犯灯をつけたわけであります。その当時、大変話題になったわけでありますが、今それが全部撤去されて、そしてLEDになったのか何かわかりませんが、そういうものになっております。これは、老朽化してそうなったのか、あるいは電力が高額になったためにあれを直したのかよくわかりませんが、この残骸が業者のところに山積みにされております。この防犯灯を、どういうあり方を聖籠町としてやるのか。メーンストリートだけはいい防犯灯をつけたり、あるいは格好いい防犯灯をつけるのか。町民からいえば、普通の集落にあるような外灯と言われるようなもので十分なんです。しかし、町の景観とかそういうことを考えながら、この防犯灯、100万円もするようなものが必要なのかどうか。今の最近更新したようでありますが、どんな経緯でこういうふうになっていったのか、ちょっとご説明をしていただきたいなと思っております。
時間も来たようでありますので、あとの個別の問題については一問一答でお話をしたいと思います。
以上、終わります。
○議長(田村冨美男君) ただいま小川益一郎さんの総括質問を終わらせていただきまして、午後1時10分まで休憩いたします。
休 憩 (午前11時53分)
再 開 (午後 1時10分)
○議長(田村冨美男君) 休憩を解きまして議会を再開いたします。
先ほど小川益一郎議員の総括質問を終わった後でございますんで、町長の答弁からお願いしとうございます。
町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
初めに、海水浴場の水難死亡事故に対する質問ということでありますが、これまでも何人かの議員からの質問で同じような内容のことが多々ありますので、繰り返しになりますが、ご理解いただければと思います。
まず初めに、今回の水難死亡事故はなぜ起きたのかと質問でありますが、こういうことを言うと不謹慎かもしれませんけども、誰しも死亡事故を起こしたくてやっているものでありません。また、作業に当たっている職員も事故に遭うために作業しているわけでありません。万全の体制を組んで、また自分自身もこれまでの経験を踏まえながらやってきたと思うんです。いわゆるそのことによって事故が発生するということは、やっぱり不慮の事故というふうになるわけであります。しかし、そこにはやはり、こういう事故が発生したということは何らかのやっぱり因果関係があるわけでありますので、それを確認しながら検証し、そして今後このようなことがないように対応しなければならないというふうに考えるわけであります。そういう見地から考えますと、これまでも答弁しましたようにやはり連絡員の皆さん、新しい方もおりますが、割合これまでベテランの方が多くて、海水浴場の遊泳区域を示すブイの設置・撤去作業にもなれていたと。また、年々そのことによって何事もなく無事に設置・撤去作業が行われてきたと。そのために、長年の経験に対する過信や安全意識が薄れていたことなどが想定されると思います。いわゆる海の荒れた状態が、結果的には事故を起こす要因の一つになっているわけでありますので、その辺の意識判断といいますか、安全性の確保の上での意識判断を誤ったんじゃなかろうかな。あわせて、仮にそういう事故に遭遇するような過程があったとしても、救命道具のライフジャケット等の着用があれば、死亡事故にまで至らなかったんでなかろうかなという反省があるわけであります。あえてなぜ起きたかといえば、そのようなことから想像しながら、事故につながってきたんでなかろうかなということで、残念でならないわけであります。
次に、海水浴場設置作業の法令手順と確認はということでございますが、遊泳区域を示すブイの設置作業、撤去作業についての法令手順は特に設けておりません。これまで長年のそれぞれの連絡員の方々がやってきた作業でありますので、その経験をもとにしながら、安全ブイを設置してきたという経過に基づいているところであります。
次に、遊泳禁止・可能区域の決定は誰がどのように決定するのかということでございますが、海水浴場については聖籠海岸水難防止連絡協議会が水深調査等を行い、それに基づいて安全区域を設定して決定しております。遊泳可能区域については、連絡員が海水浴場の水深調査の結果や海流などを考慮して、指定された遊泳区域に基づいて安全ブイを設置するということになっております。なお、遊泳区域に指定された以外は水深調査の実績もなく、連絡員の目が届かないため、全て遊泳禁止区域となっております。
次に、遊泳禁止場所の選定、事前調査はどのようにしたのかということでございますが、先ほども答弁しましたように、基本的に遊泳可能区域を選定します。したがって、それ以外は遊泳禁止区域となりますので、選定や事前調査は行っておりません。ただ、先ほど申し上げたように、水深調査に基づく安全性を確保した区域だけを遊泳可能区域として選定しております。
次に、作業についての事前の作業計画はあったのかということでございますが、作業自体は例年連絡員に任せており、連絡員も同じ人であったことから、書類による作業計画は特に設けておりません。
次に、作業現場の責任者、作業指示は誰がとの質問でございますが、連絡員の中には明確に責任者というものを設けておりませんでした。しかし、各海水浴場の設置・撤去作業に当たっては職員が1人つき、連絡員と調整を図ってきております。
次に、作業員の安全対策は十分であったのか、なぜ救命胴衣をつけていなかったかとの質問でございますが、事故が発生しておりますので、十分ではなかったという認識をしております。また、網代浜海水浴場は遠浅の海ということで、比較的水深の浅いところの作業であり、海中での作業等にも支障があること、また例年、何事もなく無事に設置・撤去作業が行われてきたことから、ライフジャケットを着用せずに作業を行ってきた経過でございます。
次に、補償問題は万全か。遺族の皆さんとトラブルにならないよう、真摯な対応をとの質問でございますが、このたびの事故につきましては担当者が遺族に対して手続などの話をさせていただき、8月15日付けで新潟県市町村総合事務組合から公務災害の認定を受けております。現在、補償額の算定のため、遺族からの資料の提供を受けながら、新潟県市町村総合事務組合と調整を図っているところであります。なお、調整状況につきましては随時、ご遺族に情報提供させていただいており、今後も真摯な対応を心がけていきたいと思っております。現状においては、公務災害の認定を受けておりますので、遺族に対する一時期的な補償、それから遺族年金等の対応が考えられるんでなかろうかなというふうに思っております。そんなところで、遺族の皆さんに真摯な対応をしていきたいと心がけております。
次に、今回の報酬の減額についてということでありますが、これは先ほど渡邉議員の質問にもお答えしましたように、とうとい人命が失われておりますので、事実を深く自覚し、認識しながら、ご遺族並びに町民の皆さんにおわびしたいという道義的な責任においてみずからを律していきたいと、そして二度とこのような事故を起こしたくないというみずからの声明による意思表示でございます。そんなことで報酬の減額がいいのかどうかということについては、いろいろと議論のあるところだと思いますが、私どもそういう認識に基づいて条例を提案しておりますので、ご理解いただけたらと思います。
次に、海水浴場設置のあり方を再考したらどうかというような質問でありますが、今後、開催されます聖籠海岸水難防止連絡協議会の中で検討していきたいと考えております。また、これまでもほかの議員にも答弁しましたように、新たに海水浴場を開設・閉鎖作業に伴う安全管理対策というふうなことで、既に設置し、遅くなりましたけども、ことしの海水浴場の設置についてはそのマニュアル指示に従って安全対策を講じてきたところであります。
次に、質問にはありませんでしたけども、このたびの事故によって町に損害を与えたんでないかということでございますが、結果的としてはそのような結果が生ずるわけでありますが、今のところ町の公金的な支出においては遺族に対する見舞金、それから香典等で補正予算にも計上されておりますが、120万円程度払わせてもらっております。それから、関連づけて申し上げれば、マリンフェスタを開催予定でありましたけども、現下の状況、死亡事故の状況等を勘案して、これらを中止した経緯があります。そのことによって予算化されたものが、逆に言えば中止になりましたので、経費節減になっております。また、海水浴場の開設期間も10日ほどおくらせましたので、そのことによっての予算の減額措置も伴うようになっております。ですから、金銭的なものは今後遺族との話し合い、協議に基づいてどのような示談結果が出るかわかりませんが、それに伴ってまた対応が求められるものと認識しております。
次に、Jアラートの関係で、町は町民に対し今回のような北朝鮮の行動をどのように説明し理解を求めるのかとの質問でございますが、今回の北朝鮮による弾道ミサイル発射、これまでの一連の行動につきましては、町といたしましても強い憤りと今後このようなことがないように求めておりますが、実際の対応手段としては国防上の問題であり、町が独自に対向できる手段は今のところ持っておりません。ただ、先ほど渡邉議員にも答弁しましたように、町の武力攻撃事態等に対する対処というふうなことで、聖籠町の国民保護計画がございますので、その保護計画に沿った形の中で対応がありますので、町民の生命、財産を守るというのであれば、計画に沿った対応をせざるを得ないものだというふうに理解しております。町民に対しては、落ちついてJアラートの放送や情報収集と、身の安全を確保する行動をとっていただきたいと考えております。これらは、Jアラートの報道によってマニュアル化されているものがありますので、現状においては先ほど来答弁しているように国からの情報等について、果たしてそれぞれの地域においてマッチした対応が可能なのかどうかというふうな、いささか疑問の残るところでございます。
次に、町民の安心・安全の確保や避難方法はどうするのかとの質問でありますが、今のところJアラートによる情報伝達手段しかないことから、先ほど答弁したとおりであります。
次に、町はJアラートに対するマニュアルは作成しているのかとのご質問でありますが、Jアラートは国からの情報を衛星回線等を介して受信し、防災行政無線が自動起動され、国で録音された音声が自動放送される仕組みになっておりますので、国で作成したマニュアルにより運用されているところであります。
次に、発電所、LNG、石油基地のミサイル落下に対する防護や安全対策は確立しているのかとの質問でありますが、先ほど渡邉議員にも答弁したとおり、特殊飛来物については国防上の問題であり、その防御態勢等につきましては国の施策として対応するものと考えております。ただし、先ほど答弁しましたように、石油コンビナート等特別防災区域における武力攻撃事態等への対処というふうなことで、町の国民保護計画にそれぞれの特定事業所についての対応が示されておりますので、それらについて国、県、それから事業所と町が、連携を密にしながら遺漏のないような対応せざるを得ないというふうに理解しております。
次に、堅固な避難施設の確保は可能かとの質問でありますが、弾道ミサイルの発射から着弾までの時間を考慮すると、現実的には全ての条件において、確保するのは難しいものと理解せざるを得ません。
次に、今までの防災訓練は自然災害が主で、Jアラートは人的災害である。早急に町民の安心・安全に努めよとの質問でありますが、先ほど答弁しましたように弾道ミサイルといった武力攻撃を想定した訓練メニューも今後、提案していきたいと考えております。
次に、役場、郵便局前からざぶーん館の街路灯が撤去され、なぜ長期間放置しているのか、老朽化して入れかえするなら早急に対応せよとのご質問でありますが、撤去した区間につきましては今年度、老朽化対策で入れかえする街路灯修繕工事区間であります。工事発注直後、契約は7月25日でありますが、8月9日台風5号の本町最接近情報により、街路灯本体が倒壊するおそれがあることから、第三者被害を未然に防ぐため、取りかえを予定していた灯具を緊急に撤去したものであります。受注者との打ち合わせや事務期間を含め、製品の納入時間がかかってしまい、防犯上不安を与えたことにつきましてはおわび申し上げる次第であります。台風による被害を防ぐためであったということで、ご理解いただければ大変ありがたいと思います。現状においては、随時修繕された結果が見てのとおりとなっておりますので、ご理解いただきたいと思います。
次に、撤去された残骸が業者の敷地に山積みされているが、どのような処分をされているのかという質問でありますが、受注者が依頼した処分業者の敷地に仮置きしたもので、今後、処分業者が処分場へ搬出するものと理解しております。
次に、住民は困惑している。日暮れが早い。子供たちの通行に支障がないように対応せよとの質問でありますが、先ほど答弁しましたように、設置までに時間がかかってしまい、大変ご迷惑をかけておりますが、9月5日時点で灯具の設置を最優先して点灯いたしておりますので、ご理解いただきたいと思います。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) じゃ、一問一答お願いします。
町長は、この網代浜海岸の事故は人災だと思いますか、天災だと思いますか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
人災とか天災というものでは、私はないと思います。人為的なミスに基づいて、結果としてこういう事故が発生したと、不慮の事故と理解しております。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) いや、事故はいずれかによって起きるわけでありますから、これは今の町長の話を聞くと、私、人災だと思っているんです。そういう認識でいいですか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
小川議員がどのように捉えるかは、私は関与する必要はありません。ただ、人災とか天災というのは自然災害とか、それからいわゆる企業等における管理上の危険物施設が爆発したり、さまざまな要因によって発生した事故等において人為的、または管理等の不全のミスによって発生した場合、人為的なミスと、あわせて人的なミスというふうに総称して言われることもあります。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 天災というのは、今日本全国で台風とか山崩れとか短時間集中の豪雨とか、こういうことによって人間が予期していないような場合に起きるのが天災です。しかし、今のようなお話をずっと町長が私の質問に対してるる答えているのを聞くと、まさに十分安全管理、それから指示、命令、そういうことをやっておれば防げたという事故なんですね。今町長の答弁がそういう答弁しているわけです。したがって、これは防げたはずの命が、言うなれば作業員の今までの慣習といいますか、過信といいますか、こういうことに基づいて行動したがために自然に勝てなかったという、結果的には災害につながったわけですから、私は十分人災だというふうに理解をするわけです。もう一遍どうですか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
先ほど答弁しましたように、小川議員がどのような形で捉えようが、私は関与する必要ありません。私の認識では、どのような完全な指導管理、また安全管理をしたとしても、起きるのが事故であります。ですから、このたびの場合は、ただそれらの安全対策が徹底されていないおかげで、また作業員そのものの事故的な作業行為に及んだ際に、結果として波にさらわれたという結果でございますので、それらはやはり不慮の事故であると。強いて言えば総称的には人為的なものもあるかわかりませんけども、そのような認識で捉えざるを得ません。これについては、小川議員と議論する立場にありません。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) さっき私は、総括のとこで申し上げましたが、労働契約法による安全配慮義務というのが法定化されているわけでありますので、当然、労働の配慮義務というのが生じているわけであります。そういうところに、それを守らなかったということについて、やっぱり人為的な問題があったのだというふうに考えます。
それで、1つ町長にお聞きしますが、この問題を2つに分けますと、1つは人間側の問題、もう一つは物に対する問題、この2つ私はあると思っているんです。町長は、どういう認識持っていますか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
このたびの事故の検証については、私も素人です。小川議員もどこまで承知しているかわかりませんけども、そのような形でのこういう場での討論、裁判の検証みたいな形での討論は、私はいかがものかと理解しておりますので、答弁は控えます。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 町長は、答弁を控えるということで、後ろ向きな話になるわけでありますが、とうとい命が失われているわけです。したがって、こういうことは二度と起こさないようにということで再三、再三、町長もここで誓っているわけです。しかし、こういう事故が続く。また、これから起きないとも限らない。いわゆる人命に対する安全管理、町の命を守るという立場が、私は欠如しているんでないかと、こういう意味でやっぱりそれはこれからいろんな場で検証はやるでしょうが、ここは議会なんですから、町長の思いをやっぱり議会に話すということは町民に話すことになるわけですから、逃げないできちっとこれから私の責任でこういうふうにやりますと、町のほうとしてもこういう手落ちがありましたと、これは完全にこれからは直しますと、こういうことやっぱり町民に表明しなければならんのでないですか。私は、そういう意味でこの人の問題、物の問題、こういうことを捉えているわけです。もう一遍どうぞ。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員にお答えします。
先ほど来答弁していますように、このたびの不慮の事故については十分、私ども自覚しておりますし、反省もしております。そのことによって今後どうすべきかということも、ほかの議員の皆さん方の質問に対しても、今後は安全管理をこのようにしますよというふうな形で、きちんと検証しながら対応を検討しているということを申し上げているわけです。また、おそばせながら海水浴場もその後、安全対策を講じながらやってきた結果、その後は無事にまず終えることができているわけであります。ですから、小川議員が申し上げるようなそういう不認識な立場で答弁しているわけでございませんので、ご理解いただければと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 私は、今人の問題と物の問題というふうに2つ分けて、その内容についても話をしようと思いましたが、これはまた譲ります、じゃ。譲りますが、いずれにいたしましても町の安全管理についてはもう少し命を大事にする、町民を守るということをぜひお願いをしたいということをお願いします。
ここのとこ、町民の命が幾つか失われているわけでありますので、そういう点でお願いをしたいと。不可抗力という問題を超えた問題になっているわけです。安全管理をきちっとやっておれば、この命は救えた。その安全管理をやらなかった。しかも係長が連絡をして、きょうは荒天だからあすでもいいじゃないかという話だけども、そこにいた連絡員が元役場のOB、しかも課長連中ばっかりいると。そうすれば、ことし入った新米の、幾ら担当の職員だって、はるかに大先輩の意見を尊重します。もう流されてしまう。「やれ、やれ」と言われれば、それをとめる力もない。それが現実なんです。したがって、去年やっていたからやれると、大丈夫だろうという過信。しかし、自然はそんなもんでないわけですので、十分やっぱり安全に配慮をしてやめるということをやらなければならんことがこの災害につながったということから考えると、私はまさにこの事故は天災であるということではありません。人がきちっとやっておれば救えた命、人災に当たるんだと。だから、町の責任は大きいと、そういう意味で、私は町長の責任が1カ月10%の減俸というのは余りにも軽過ぎるんでなかろうかということを申し上げるわけであります。
そして、町長はこの中で給与の減俸の条例を出しておりますが、社会通念における道義的責任を痛感しておりますということなんですが、この道義的責任というのはどういうことですか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
小川議員、大変失礼な言い方ですけども、人を試したり、人を小ばかにするような質問はいかがなものかなと思いますが。道義的というのはまさしく道義的です、一般通念上の。道理の問題です。それは十分、小川議員も承知しているはずです。それをあえて町長にただすというのはどういうことですか。
議長、そのようなことでちょっと反論させてもらいます。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 私は、議案に提案されているからお聞きしているんです。第38号の議案にそういうことが町長のほうから提案されているんで聞いているわけです。あなたは、この議案第38号に行政の最高責任者として社会通念における道義的責任を痛感しておりますと、したがって減俸するんですと、こういう提案文章を出している、町長が。だから、私は聞いている。だから、別に町長を試しているわけでもないし、別にばかにしているわけでもないし、何でもない。町がそういう文章を書いているから、そのじゃ道義的責任というのはどういう責任なんですかと、それにしては余りにも私が考える道義的責任から比べると軽易な責任のとり方ではないかなと、こう思うので聞いているわけです。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
先ほど答弁しましたように、まさしく社会通念上、社会の一般常識の中におかれている通念上の見地から、そして人間社会においてとるべき責任の持ち方、または道理的な心の持ち方、それらを基準として考えている、それが道義的な立場。ですから、みずからを戒める、律するという立場で書かせてもらっているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) この問題については、また議案が提案された段階で質問したいと思いますので、町長の認識と私の認識は大夫乖離があるなということを申し上げておきます。
それでは、次の質問でありますが……あわせて、これは職員に対しては非常に酷なことなんですが、このことによって職員に対する懲戒処分というか、この職員の処分というのはどんなふうに考えていますか。水難事故に対して。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
職員の処分については、当然のことながら、今海上保安庁のほうでこれまでの作業工程、それから指揮監督命令等の結果に対する検証を行って事情聴取されております。その結果、海上保安庁のほうでどのような、保安庁としての職員に対する行政上の処分が下るのかわかりません。その辺の経緯を見ながら処分を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 私は、職員に処分を求めることを望んでいるわけでありませんが、やっぱり常日ごろの法令遵守、そういうことを踏まえて、自分の、特に課長はその立場立場によってつかさどる使命というのがあるわけでありますから、こういうものがきちっととれていかないと、緩みがあって今回の事故につながるようなことにならざるを得ないわけでありますから、職員については厳しいようでありますが、きちっとそういう法令遵守を徹底していただきたいということを要望しておきます。
次に、Jアラートの問題でありますが、これはさっき私が申し上げましたように、もう何ともできない問題なんです。これはお手上げですわ。お手上げなんだけども、被害を受けるのは我々なんです。被害を受けるのは。まさか、もしかということがあるわけであります。だから、その被害を受けるかもしれないという前提で物を考えていかんばないですが、これは国防の問題だ、外交の問題だ、国の問題だと言って、それでいいのかというと、そうはいかないということを私は申し上げているわけです。だから、事前の策というのを最低限、町民に示して、さっき申し上げたような終戦前に我々がこうかぶらされた防護頭巾みたいなものが、今既にもうやっているところもあるわけです。そういう努力というか、形というか、何にもやらないよりはやっぱりいいわけですから。あの朝のJアラートの変なサイレンを私も聞きましたが、町民にそのことを事前に、こういう場合はこうなりますよというようなことは広報にも何も載っていなかったと思います。だから、またきのう国連で北朝鮮に対する制裁を全会一致決議しました。次は、どのような仕返しが来るかわからんわけでありますから、一刻も早く聖籠町民の命を守る、生命、財産を守るような措置を講じていただきたいんですが、具体的にこうしたいと、まずこれからやりたいというのがありますか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
小川議員の質問を聞いていますと、何かこれまで答弁してきたことがわかっていないような気がしてなりません。なぜかといいますと、このたびの弾道ミサイル、核ミサイルの北朝鮮からの飛来に対して、例えば新潟県の聖籠町に着弾するという想定があるのであれば、これは幾ら聖籠町長が何やかんやを言っても防ぎようにもない国防の問題であるという理解なんです。あとは、それ以外のことについて外国とかの武力攻撃事態等に対応する場合、さまざまな対応によって攻撃される場合があるわけです。そういう場合は、石油コンビナート等の特別防災区域も含めながら、聖籠町の場合は、渡邉議員にも答弁してきましたように、聖籠町の国民保護計画に基づいた対処的な計画が示されているわけです。それに基づいて町は対応しなければならない。対応するために計画定めているわけです。ただ、それをこのたびの北朝鮮の対応について、じゃ同じような形で情報提供しているのかというと、それはしていないだけでありまして、これらはそのことも想定されると、またいつ何どき、どういう緊急的な形が、ほかの攻撃自体も考えられるわけでありますので、そういうことを勘案しながら、渡邉議員に答弁しましたように、この保護計画に基づく内容を精査しながら住民に対する事前の周知といいますか、また国からの弾道ミサイルに対するJアラート等もこれらも検証しながら、より効果的な形でどう対応すべきか、これを総合的に勘案しながら町民の皆さんに情報提供できるようにしていきたいと答弁しているわけでありますので、その辺ご理解いただければありがたいなと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川益一郎さん。
○11番(小川益一郎君) 町長の話ししているのと私の話ししているのがかみ合わないようですが、私は十分理解しているんです。北朝鮮のこの弾道ミサイルが来るか来ないかわからんけれども、来るかもしれないわけです。それは、国民保護法に基づいて、こうする、ああするというのは、それはよくわかる。いろんなことをよく私理解した上で聞いているんです。だけども、現実に今、あす、聖籠町に着弾するかもしれない。それは誰も保証していないわけでしょう。だから、それをどうするかということを聞いているんです。そんなのありっこねえんだという話になれば、そんな計画も要らないし、全然そんなのは放っておいたほうがいいんです。だけども、あの不法な北朝鮮からいつ何どき、どんなものが日本に来るかわからんからみんなが右往左往しているわけでしょう。だから、そのために最善の策を町長、具体的にどうとるんですかということを聞いているわけ。ところが、いや、国がやるとか、国のほうの指示に従ってお手上げなんですなんて話ししていたから、こんな話なんて論外の話で、やる必要も何もない。我々は、ここでJアラートの話なんていうのは終わりなんです。する必要ない。なるようになればいいんだもん。なるようになっては困るから責任者に聞いているんです。そんなの町長の言うの、俺十分わかる。だけども、あえてやるだろうこと、やらなければならんことが事前の策があるだろうと。だから、その具体的なことをあなたは何を考えているのかということを聞いているんです。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
大変失礼ながら、先ほど来答弁しているように、小川議員の質問があっち行ったりこっち行ったりするもんですから、答弁が絞り切れません。ということは、北朝鮮を対象とした弾道ミサイル、いわゆる核ミサイルが発射されて新潟県の聖籠町に着弾するということを想定して私に問うているのか、対応をどうするんだというふうに言っているのか、それとも外国からのさまざまな攻撃に対する対処を言っているのか。その辺が的が絞られていません。何か聞いていると、弾道ミサイルのほうに言ってみたり、そして国民の、町民の命をどのように安全を確保するんですか、町長の所見はなんて言われても。仮に、先ほど来答弁しているように北朝鮮が弾道ミサイルを発射して、国内に、もしくは聖籠町に着弾するという目的を持って発射されたんであれば、これは弾道ミサイルは核ミサイルですから、これは一義的に国の責任において防衛上の見地で対応すべきものだというふうになっております。そして、国から県に、県から我々市町村のほうにの対応が、いち早くやっぱり国民の生命、財産を守らんばだめですから、緊急情報連絡網としてのJアラートが情報として発信されている。それが今の対応として最低限とられている対応なわけです。ですから、そういう北朝鮮からの脅威に対するものであれば、聖籠町が幾ら何やかんや言っても対応のしようがないということなんです。そのことをやはり理解してもらわんきゃならない。だがしかし、国民保護法制に基づく対応として都道府県や我々市町村が、全部それぞれの市町村なりの国民保護計画を定めながら外国からのさまざまな攻撃に対する対処法案、または計画を定めながら対応しているわけですから、それらを含めて私は答弁しているわけです。ですから、その辺のことをご理解いただければ。また、国民保護法制の中では、一義的に国防において国が安全保障の問題として対応すべきものと示されておりますし、またそれぞれの県、市町村に何か人的なものも、それから財産的なものも被害が及んだ場合は、国の責任において賠償するというふうなことも示されております。その辺ひとつ法律も理解していただければありがたいなと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 11番、小川益一郎さんの一般質問を終わります。
○議長(田村冨美男君) 2番、小川勝也さんの一般質問を許可します。
2番、小川勝也さん。
〔2番 小川勝也君登壇〕
○2番(小川勝也君) では、通告に基づきまして3点、町長なり教育長のほうに質問させていただきます。
1点目は、地方創生事業は順調かということで、2点ほど質問させていただきます。蓮潟こども園の預かりの増築工事を初め、CCRC構想の検討委員会の立ち上げ等、地方創生関連の事業が本年めじろ押しです。最初に、CCRCについてお伺いします。CCRCについては、地濃会長を初め22名の有識者と住民が参加して、第1回の構想委員会ですか、構想検討会が8月2日、第2回が先日、9月7日に開催されていました。情報公開ということで、我々議員何名かと傍聴させていただきました。一応、資料をいただきました中には、本年度4回、10月6日、それから11月8日に開催して、具体的な進展があるのかなと。今後、検討会のまとまったものを11月8日につくって、その後、町として民間との事業性を確認しながら実現に向かって一歩一歩進むのかなというふうにお聞きしていました。来年以降のスケジュールは、まだまだちょっと未確定なとこもあると思うんですけど、今町長なり町当局として考えている方向性なりをもう一回、教えていただければと思います。これが1点目です。
2点目は、蓮潟こども園、地方創生拠点施設ということで、具体的な金額はあれですけど、6,000万円ぐらいかけて、今もう外壁が大体いいとこいっていました。それで、10月くらいから預かりを中心にして使うということで、大いに期待できる、町の人もみんな期待している内容かなと思います。地方創生拠点施設なんで、預かりだけじゃなくて、今回議案にも載っていますけど、地域交流施設的な使い方をするということなんですけど、その辺の具体的なものが、方向性もちろん出ていると思うんで、それについても町長なりにお聞きしたいと思います。
2点目は、これは教育長のほうにお聞きしたいんですけど、子育て環境が十分かということで、ちょっと大きな問題なんですけど、今これについて4点ほどお聞きしたいと思います。
1点目として、町内外で今いじめや自殺、虐待等の事例が、事例といいますか、事件が表になっているのがいっぱい出ています。聖籠町でも児童・生徒、保護者の悩みを相談できる体制が整ってきているのかなというふうに思いますけど、今現在どういう体制になっているのか、どういう相談を行っているのか。町長の行政報告、きのうの行政報告にも件数等は出ていましたけど、その辺について教育長のほうからもう一回、教えていただければと思います。
2点目は、これ当然、付随するんですけど、教育委員会の3階のとこにありますけど、子ども家庭相談センターがあります。それと、あと今よく聞くSSW、スクールソーシャルワーカーの方3人あそこにいらっしゃいますので、その辺のいろんな専門相談員とか、そういったものの連携が、全体をどういうふうに把握しているのか。子ども家庭相談センターのセンター長が把握しているのかなとは思うんですけど、その辺について、より具体的なところをわかりやすく教えていただければありがたいなと思います。
それで3点目は、子ども家庭相談センターのホールのとこに椅子があって、そこで多分打ち合わせしているのかなというときもたまに見受けますけど、そういった形で相談時間が昼休みとか放課後とか、児童・生徒が人の目を気にしないで行けるようになっているのか。仕事をしている保護者も相談できるのか。パンフレットで児童・生徒のほうに9月に配っていただいた資料も同僚議員から見せていただきましたけど、その辺もう一回、整理する意味で教えてください。
4点目は、同じような内容になりますけど、本町における児童・生徒、保護者、いろいろ相談できるシステムがあるということはお聞きしています。その辺をどういうふうに周知したのか、これからもするのか。ネット等でやっているのかなと、ホームページ等でやっているのも見受けますけど、その辺もう一回、整理する意味で教えていただければと思います。これが2点目になります。
3点目は、これ最後になりますけど、来年8月で任期を迎える町長のほうにお聞きしたいと思うんですけど、ちまたでは町長もう一回頑張るということは薄々聞いておるんですけど、40周年記念も、先日8月5日に記念式典もやり、8月27日、「なんでも鑑定団in聖籠」も盛況のうちに終わっています。それから、三尺の花火も上げました。それから、ここにも書きましたけど、そこにあります聖籠中学校も、私も一生懸命かかわらせていただきました、聖籠中学校じゃなくて聖籠、新しい図書館のほうです。できて、順調に滑り出して、今順調に新発田市のイクネスというか、あそこよりはちょっと集客は少ないですけど、すごくいい状態で使っていただいていると。すごく実績を6期の間に、来年含めて6期、24年でなし遂げたかなというふうに私は思います。そんな中で、胎内市とか関川村の村長なり市長はもう引退されるということも、引退されましたし、引退するということも新聞紙上をにぎわせていますけど、町長はやっぱりもう一回やるのか。そうじゃなくて、もう副町長初め、うちの前議長もやめたことだし、私らから見るともうそろそろ次の後継者にバトンタッチする時期も迎えるのかなというふうに思うんですけど、その辺について町長のお考え、もしもっとやるんだということであれば、どこのタイミングでお話しするのかわかりませんけど、まだまだ、きのうからきょうにかけて答弁聞いていると、まだまだもう1期は確実にできるかなというような感じもしますけど、その辺について私が言うことではないですけど、ちょっとお聞きしたいと思います。
以上3点、総括質問とします。よろしくお願いします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川勝也議員の質問にお答えします。
初めに、生涯活躍のまち構想に係る今後のスケジュールと構想実施時期はとの質問でありますが、生涯活躍のまち構想につきましては聖籠町生涯活躍のまち構想検討会を立ち上げ、行政報告で申し上げましたように8月2日に第1回、9月7日に第2回の検討会を開催しております。検討会では、生涯活躍のまち構想に係る基本方向に加え、構想に関して町が総合的かつ計画的に講ずべき施策等について議論いただいております。検討会は、全4回を予定しておりますが、現段階では検討会の途中ということでもございますので、今後のスケジュールなど具体的な実施時期については、検討会の議論を踏まえながら総合的に判断してまいりたいというふうに考えております。
次に、来年の町長選挙についてのお尋ねでありますが、大変ご心配いただけることはありがたいことなんですが、まだ1年もありますので、現状においては白紙の状況にあります。また、後継者についてもご心配いただいているようでありますが、これらについては何ら今のところ考えておりませんし、これからは優秀な人材も心ある人があれば出てくるでしょうし、それは町内の優秀な人材がおるのであれば、それはそれで皆さん権利あるわけですので、私がとやかく言う立場じゃありません。そういうことでご容赦いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 小川議員のご質問にお答えいたします。
地方創生事業になっている蓮潟こども園の預かり施設は、教育委員会が所管しておりますので、私のほうでお答えをいたします。現在、建設中の地方創生拠点整備交付金を利用した施設については、提案条例にもございますように聖籠町地域交流施設「聖籠町そだちの家」として、こども園の預かり保育事業が中心になると考えておりますが、それ以外の時間を活用して、一般の方にも開放して利用していただくということを考えております。この施設の利用につきましては、例えば地域の子育てサークルや老人クラブ、文化団体等の利用、町が地域で行う事業等の実施を考えております。また、基本的にはこども園の預かり保育事業を優先するということにしておりますけれども、一般の方の利用については、その利用できる時間がおよそ午前9時ごろから午後2時ごろまでというふうに想定しておりますので、利用できる方が限られてくるとは思われますが、園児との交流、あるいは給食の試食などのイベントを実施するなど、有効に活用していきたいと考えております。
次に、子育て環境について、児童・生徒や保護者の悩みの相談体制はどのようになっているかというご質問についてでございますが、子ども家庭相談センターは、このセンターを中心に、園、こども園、小・中学校、それから町の保健師、町の社会福祉協議会、町の民生委員、それから新発田市の児童相談所等の関係機関とのネットワークにより、その相談体制を構築しております。それで、相談があった場合のほかに、定期的に情報共有の場を設け、共通認識を持って情報共有をしながら、その相談者に寄り添いながら的確な対応に努めるとともに、速やかに問題解決を図ることができるよう、それぞれの関係機関等との連携のもとに事業を推進しているところでございます。
次に、子ども家庭相談センターにおいて専門相談員等の連携はあるのかと、またどこが全体を把握し、児童・生徒や保護者と相談員をコーディネートしているのかというご質問でございますが、今ほどお答えしましたように子ども家庭相談センターを中心に、関係機関、あるいは関係者との相談体制をつくって連携を図っております。また、相談内容に係る全体把握とコーディネートについても子ども家庭相談センターが全体の内容について把握をし、相談者、児童・生徒、あるいは保護者との相談に対しては、相談員がそのコーディネートを図っております。
次に、相談する際、人の目を気にしないで行けるようになっているのか、あるいは仕事をしている保護者も利用できるのか、また学校を通さなくても相談できるのかというご質問についてでございますが、本年度より子ども家庭相談センターでは、スクールソーシャルワーカーという呼び方を子どもソーシャルワーカーというふうに改めましたけれども、3人配置しております。その3人がそれぞれ学区の担当制を敷いておりまして、こども園や学校に曜日と時間を決めて定期的に訪問をしておりますので、いつでも相談できる環境は整っておりまして、相談があった際にはご心配されるプライバシーについてはきちんと保たれるような環境で行えるように配慮しております。また、子どもソーシャルワーカーにつながるホットラインを通した、あるいは電話も含めてですが、そういう相談窓口も開設しておりまして、相談しやすい環境整備を図ったり、相談者に迅速かつ親切丁寧に対応できるように関係機関との連携で随時、相談者との連絡を図りながら情報収集に努めております。さらに、相談内容につきましては、個人のプライバシーそのものでありますので、相談者が相談しやすい機関をみずから選んで、選択して、相談を受けるというのが原則でございますので、学校に確認をするとか、連絡をするというふうな手続はないということにして進めております。
次に、相談できるシステムを町はどのように周知を図っているかというご質問でございますが、町の広報紙、それからホームページに掲載しましたし、また園や学校医を通じて案内文書を配布して、この事業の周知を図っております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) ありがとうございます。一問一答のほうをやらせていただきます。
CCRCについては、検討会のほう、地濃会長が一生懸命、22名も委員がいらっしゃるんで、皆さんの意見を集約してなかなか、2回ほど傍聴させていただきました。町長は、最初の任命式のとき来ていただきました。あとは夏井戦略監と総務課の優秀な女性の方が一生懸命、我々、傍聴者にもわかるように議事のほうを進めていただきまして、2回の、3時間ぐらいもうびっしり地濃会長のほうで意見を集約していただいて、その都度1回、2回とも、2回はまだもらっていないですけど、インターネットのほうですか、一応、町民に公表していただいているんで、すごくわかりやすく今進んでいるかなというふうに思います。2回目終わった時点で、これちょっと質問とは違うんですけど、ちょっと概略、大きくというか、私が考えているのがちょっと違っているかもしれませんけど、何となく全体像が見えてきたなという状況です。
ちょっと私、今回質問したのは、11月8日にある程度まとめるということはできるかなと。今の……地濃先生一生懸命やっているんで、そこまでは多分、総務課の優秀なスタッフもいらっしゃるし、夏井戦略監もいらっしゃるんで、そこまでもう1年である程度、到達点行くのかなと思います。来年以降どうするのかな。来年、民間との今度折衝になったり、民間に対してどういうふうなメリットを出すのか、町民に対してメリットを出すのか、その辺がちょっとどういうふうに進めていくのか。多分心づもりはあると思うんですけど、今の答弁ではまだちょっとわかんないというお話なんですけど、もう少し突っ込んだところわかったら、来年どういうふうにするんだぐらいのことはもしお考えが詰まっているんであれば、検討委員会の結果を待たずにちょっと難しいということなのかもしれませんけど、町長のほう聞いている範囲でわかったら教えていただければと思います。お願いします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
生涯活躍のまち構想については、今ほど答弁したとおりの検討委員会での議を受けております。4回目でまとめて構想立てていきたいということになっております。そこには当然のことながら、方向性と具体的な考え方を示していくわけでありますから、構想でありますので。それをどういう手法でどういうふうにしていくかというのは、今度、委員会の答申を受けて町がどのような事業手法をもって対応していくかを検証しながら、次のステップに対応していくということになろうかと思います。今の考え方によっては構想次第にもよりますけども、町が事業主体になってやるという考え方ではありません。あくまでも民間主導によって、例えばPFIとかPPPとか、さまざまな事業主体の形態があるわけでありますが、いわゆる民間活力を活用した中での構想の具体的な位置づけをできれば、非常に町としてもありがたいなという考え方は根底には持っております。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 町長の考え方わかりました。ただ、私ちょっとこの前のときも何か同じようなこと言いましたけど、図書館のときもそうだったんですけど、何とか委員会、何とか委員会、次々から次へと委員会が出て10年かかったんですけど、そういうことはないようにお願いしたいと思います。民間とのかかわり合いの中でやるんで、どうしても事業性が物を言うんで、ただほかの町村から見れば聖籠町はすごく恵まれている。新潟聖籠病院もありますし、診療所にもちゃんと先生がいらっしゃるし、東港の絡みでまだちょっと土地の関係も多少有利かなというふうに私は思うんですけど、心配はしていないですけど、来年この答申が出た後でどういう形をとれるか期待して見ていきたいと。我々も心配しながら、期待のほうが大きいんですけど、ぜひ造成地だけで終わるんじゃなくて、集会施設とか、そういった施設も何か中間に設けるとか、あとマンション形式にするとかという話は第2回までの話ですけど、そういう話もちょっと出ています。実際、今までこれぐらい構想を進めてきているんで、私としては実のあるものにしていっていただきたいと思うんですけど、ちょっとこれについては最後になりますんで、町長ひとつお願いします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
当然のことながら、町が主体的に関係の皆さん方の議論を経て調査・研究し、そして今構想をつくるための検討会を立ち上げて議論をしていただいているわけでありますので、やはり最終的な目的がなければその議論の過程はあり得ないわけでありますから、町も当然のことながら少子高齢化社会における人口減少問題、それからいわゆる介護保険事業を含めた地域の包括ケアシステムとか、さまざまな形での新たな福祉のあり方というのを考えていかなければならない時代であります。それらを鑑みながらこのような事業を構想づけて、そして町の活性化のために寄与していきたいというのが基本的な考え方でありますので、そのように関係者のご理解をいただきながら事業推進ができれば大変ありがたいということで、小川議員からも期待という言葉ありましたが、町もそのようなことも含めながら、期待しながら進めているところでございますので、ご理解いただければと思います。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 蓮潟こども園について、じゃ教育長のほうに一問一答のほうを、蓮潟こども園の増築部分について一問一答のほうでお願いします。
今回、議案を出していただいて、我々今度、審議する内容なんですけど、預かりが中心で、そのあいた時間を9時から2時ぐらいまで使っていただけるように民間にも開放するということを、地域に開放するということでお考えだということなんですけど、ちょっと具体的なのは条例のほうでもう一回、お聞きしたいと思うんですけど、使い方は今何か給食の試食とか、ちょっと出ましたけど、それ以外で何か考えているの、具体的なのあれば教えてください。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 小川議員のご質問にお答えいたしますが、まず条例をご審議いただいて、それを承認いただければ、細かい利用規程といいますか、そういうものについては先ほどお答えしたようなものを含めて決めていくという予定でございますので、いろんな利用の形態が考えられる中で、より有効な利用ができるようなことを考えていきたいというふうには考えております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 続きで悪いんですけど、一応、3年間にわたって各小学校の児童クラブができて、今度、蓮潟こども園の預かりの施設が交流施設を兼用したものになっていくということで、予算規模を見るとほとんど一緒で、プラン的にもほとんど一緒で、蓮潟こども園の預かりのほうは大人も利用するんで、おトイレのほうとか結構考えられてプランをつくって今施工していらっしゃるんですけど、1点だけちょっと関係ない質問みたいで申しわけないんですけど、あの外壁の色は誰決めたんですか。蓮潟のほう。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 誰が決めたかというようなご質問でございますが、最終的には教育委員会でこのような色が望ましいと、建設の設計をした担当者とか、課長とか、子育て支援係の担当の者とか、私も含めて、どんなのがよさそうかということで決めたというふうにしておりますので、ご理解いただければと思います。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 今の説明でわかりました。いい色かなと思いますんで、よろしく。よかったなと思います。ただ、中を今度また見させていただきますんで、手すりとか結構いっぱいついているみたいなんで、なかなか使い勝手がいいのか悪いのかちょっと心配なんですけど、その辺についてもまた。もうああいう施設はつくらないと思うんで、立派なのをつくっていただければというふうに思います。
それで、次にこれも教育長に質問するような形なんですけど、きのうの町長の行政報告の中に子供の相談件数で、ゼロ歳から3歳までが51件で、4歳から6歳までが61件で、小学生が82件で、中学生が、中学校が54件、それから16歳から18歳までが2件あったということで、実件数で124件ということなんですけど、これは子ども家庭相談センターが受け付けた数字なんでしょうか。ちょっとその辺、教えていただければと思うんですけど。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 小川議員のご質問にお答えいたしますが、直接、子ども家庭相談センターが扱った事案だということでご理解いただければと思います。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 子ども家庭相談センターが4月から8月24日までなんでしょうか、それとも何年かで、去年あたりからの数字なんですか、ちょっと教えてください。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 小川議員のご質問にお答えいたしますが、行政報告にもございましたように、今年度から8月24日までの件数でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) ゼロ歳から3歳まではお母さん方でいろんな、ちょっと私も詳しくないですけど、そういったちょっとぐあい悪いというか、そういう何か病気の関係とか、そういうのもあったと思うんです。それで、小学生が82件、中学生が54件というのは、これは多分、相談実数が124件とお話しいただいたんで、これ多分、一緒の子が2回、3回ということも入っているわけなんでしょうか。それちょっと確認と思ったんですけど。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 小川議員のご質問にお答えいたしますが、実件数でございまして、おっしゃるように同じ事例で何回かした者も1回というふうに数えて出した数字です。相談される方は、当然、生徒でも子供でもありますけども、主に多いのが親御さんのほうだというふうに受けとめております。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) ちょっと細かい話じゃないんですけど、一応5月の広報のところに職員一覧が載っていました。その中で、5月だと思うんですけど、今回子どもソーシャルワーカーということで3名の方が配置されて、9月に保護者のほうに配っていただいた中には3名の方になっているんですけど、これ5月に載った時点では2名だったんでしょうか。それちょっと細かい話で申しわけないんですけど。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 小川議員のご質問にお答えしますが、4月当初から3名の配置ということでございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) ちょっと飛んじゃいますけど、今月配布された中で、臨床心理士の心の相談室というのもあるということで、先生のほうのお名前とか書いてあるんですけど、こちらに相談した件数というのは何名ぐらいなんでしょうか。こちらまで問い合わせされた件数というか。ダブっているのかもしれませんけど。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) その心の相談室というのは、子ども家庭相談センターとはまた別な相談機関といいますか、でございまして、その数字は昨年ですと、これは昨年の件数になりますけれども、延べで85人という形、数字は出ております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 質問になるかどうかあれですけど、この先生はちょっと調べられなかったんですけど、具体的には調べられなかったんですけど、常勤じゃないんで、85件というのは結構多いなと、今私はちょっと思いました。
それと、子どもソーシャルワーカーの3人の方も延べなり実数なりでも小学生で82件とか、これも4カ月ぐらいしかたっていないわけなんで、すごくハードワークになってきているのかなというふうに思うんですけど、今現在は大丈夫でしょうか。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) 小川議員のご質問にお答えしますが、相談業務でございますので、ご質問にあるとおり、時間外にもかかることもあります。相談の内容によりましては、お宅、家庭にお邪魔をしたり、あるいは関係者でまた情報共有をしたりということもあります。直接、電話相談に応じるとか、そういうこともありますので、業務そのものは決して軽くはない。重いといいますか、そのときにも、ケースにもよりますけれども、なかなか大変な業務であろうかなと私は見ております。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 町も予算が減ってきて、いろんなところを減らしている状態で、すごく力を入れている施策というか、町長のほうの子供に優しいまちづくりというのの一番大事なとこだと思うんで、大いに頑張っていただければと思うんです。ただ、ちょっとほかの市町村調べると、そこまでやっているとこってほとんどないみたいなんで、なおさら成果を上げていただければなというふうに思うんですけど、今現在はすごくうまくいっているんでしょうか。その辺だけ、もう一回教えてください。
○議長(田村冨美男君) 教育長。
○教育長(伊藤順治君) ほかの市町村になかなか例がないという、ある意味では聖籠町の町長の目玉の施策にもなっておりますし、それに応えるべく相談員も、3人の子どもソーシャルワーカーも、あるいは関連する保健師、社会福祉協議会の人とか、多岐にわたる内容もありますので、情報共有しながら、あるいは学校との連携をとりながら、あるいは子ども教育課の指導主事も含めながら、場合によってはかかわりながら連携をとってきちんと進めているところでございますので、成果が上がるかどうかは別としても、とにかく親御さんに、あるいは子供に寄り添って丁寧に悩みを聞いて対応できるような体制をつくっているというのが現状でございますので、ご理解をいただければと思います。
以上でございます。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) この件についてはこれで終わりますけど、私も同僚議員とそれこそ夏休みにいじめのPTAのほうの、PTAというんですか、PTAの連合会みたいなとこのいじめの講演会行ったんです。そしたら、やっぱり現場の、その講演の内容というのが現場の先生がいかに一生懸命やっているか、現場の先生が、要するにやっぱり現場の人が一番頑張っているなというふうに私も感じました。外から見ているとどうしても、ちょっと内容は違うんですけど、あのホールのとこで、あんなとこでちょこちょこっと打ち合わせして大丈夫かなと、ちょっとブースきれいにしてあげればいいのかなと思ったりもしますけど、現状ですごく頑張っていらっしゃるし、頑張っていただきたいということでエールを送りますんで、その件についてはこれで終わりたいと思います。頑張っていただければと思います。
最後に、町長への一問一答もう一つ残っていましたけど、一問一答になるかどうかわかりませんけど。町長は、じゃ前回というか、6期目出たときは8月の前の3月議会か何かでお答えになって、出ますということだったと思うんですけど、来年3月ぐらいまではちょっとはっきりしませんか。その辺についてお聞きします。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
先ほど答弁しましたように、現時点ではまだ1年近くあるわけでございますので、何も考えておりません。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 今の話が来るなというふうに私思っていました。現実来たんで、どう言っていいか、ちょっとこれ以上お話しするのも何ですけど。1つだけ気になるんですけど、町長、これ答えていただけるかどうかわからないんですけど、腰は治りましたか。その辺ちょっと、何か元気そうなんで大丈夫だと思うんですけど。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
私自身の身体的なことを心配していただくことについては感謝申し上げます。年も年ですから、もう65歳も過ぎておりますので、小川議員と同じように高齢者ですから、あちこち不自由が出るのは常かと思っております。見た目で評価してください。
以上であります。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん。
○2番(小川勝也君) 今聞いたのは、ちょっと余りいい言い方じゃないかもしれませんけど、前の長谷川町長は自分で車運転してきたんですけど、町長は何か公用車でやっぱり通勤されているみたいなんですけど、これやっぱり腰が悪いからかなと思ったんですけど、そうじゃないんですね、じゃ。
以上、ちょっとお聞きできるかどうかわかんないですけど、返答できるかどうか。
○議長(田村冨美男君) 町長。
○町長(渡邊廣吉君) 小川議員の質問にお答えします。
私の身体的なことを心配してくれるのはありがたいんですが、私自身があそこ悪い、ここが悪いというのは、議会の場でありますので、答弁は控えさせていただきます。個人的な話の中で腰が悪いとか膝が悪いというのはあるかもわかりませんけども、その程度でひとつご容赦いただきたいと思います。
以上です。
○議長(田村冨美男君) 小川勝也さん、私的なことは中傷になりますんで、ご遠慮ください。質問は。
○2番(小川勝也君) はい、わかりました。
すごく安定した町政を進めていただいているんで、このまま誰も来年度は立候補しなければ町長がもう無競争かなと思いますけど、私は思うんですけど、まだ優秀な職員、40代、50代の職員もいっぱいいるみたいなんで、うちらの議員の中からも優秀な方いるんで、ぜひ選挙にしたいなというふうに私は思います。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(田村冨美男君) 2番、小川勝也さんの一般質問を終わります。
○散会の宣告
○議長(田村冨美男君) 以上で本日の日程は全部終了しました。
これをもちまして本日は散会します。
散 会 (午後 2時30分)